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#シモジマハンドメイド部 作家さんのラッピングアイディア_アクセサリー作家 ヒトトセ モリミホさん
シモジマハンドメイド部
2021/01/29 00:00
満点の夜空や、朝露に濡れた花びら。アクセサリーブランド「ヒトトセ」を展開する作家モリミホさんの作品には、そんな自然の中で目にする煌めきが詰まっているようです。 天然石やビーズを用いて作られた作品はいずれもハンドメイドの一点もの。使いやすさを追求したデイリーユースのアクセサリーから、特別な日のおしゃれにも似合う逸品も制作されています。 今回ヒトトセさんが、「HEIKO プチ丸箱 レッド」を使って考案してくださったラッピングアイディアがこちらです。 デザインリボンとボタンで、とってもキュートな仕上がりに!蓋を開けて中の作品を覗くと、まるで子どもがおもちゃ箱を開くときのようなワクワクした気持ちを楽しめる素敵なラッピング。 ヒトトセ モリミホさんに、こちらのラッピングについて、そしてハンドメイド作家としてのご活動についてお伺いしました。 ―――今回のラッピングでギフトボックス以外に使った資材、アイテムを教えてください。

ウッドパッキン、10mm幅リボン、直径11mm日本製白蝶貝ボタン、マスキングテープ、刺繍糸、です。

―――ラッピングを考案するにあたって、意識されたことはありますか?

今回ラッピングした3作品は、いずれもコーヒーをテーマにした企画展用の作品達です。 委託販売でしたので、飾られている状態でも可愛いように。そして、ご購入くださった方に直接感謝をお伝え出来ない代わりに、「ありがとう」が少しでも伝わるラッピングになるように意識いたしました。 深い赤色の貼り箱は、あたたかみのある色合いで、ぴったりでした!

―――実際にラッピング作品を手に取るお客さんのことを考えて作られたのですね。 このラッピングを再現したいとき、ポイントやアドバイスがあれば教えてください。

主に手を加えたのは貼り箱の上蓋なので、その部分のポイントを説明させてください。 まず、リボンは、薄めのものの方が上蓋も綺麗にはまります。今回使用したのは厚み1mm程のリボンです。 リボンの中央、上蓋の紙を貫くように、ボタンを縫い留めています。 紙に厚みがあるので、予め、縫い留め位置に、針で穴を開けおくと、より上手くいくかと思います。

―――ありがとうございます。リボン選びのポイントは薄さ。お好みのデザインリボンで、今回お使い頂いたプチ丸箱はもちろん、ほかのギフトボックスで応用しても素敵になりそうです! ふだん作品のラッピングや梱包をする上で、気をつけている点やこだわりのポイントなどはありますか?

ラッピングは、特に、通販でヒトトセの作品をご購入くださった場合に行うことが多いです。 直接お礼を申し上げられない代わりに、出来るだけの心を込めて包むよう意識しております。 引き続き研究して、一番外側の梱包を開けたときに「わぁ!」と喜んで頂けるようになりたいです。

―――対面でのやり取りではないからこその丹念な心遣いですね。 ところで、作品が素敵なのはもちろんのこと、“ヒトトセ”さんという屋号にも、不思議と惹きつけられるものを感じます。冴え冴えとした響きを持ちながら、どこか親しみやすさもあるような。 宜しければ屋号の由来を教えて頂けますか?

ヒトトセは漢字で、「春夏秋冬」もしくは、「一年」と書きます。 「一年、春夏秋冬を通して、身につけたくなるような、傍に置きたくなるような、作品でありますように」と、いう願いを込めています。 また、読めるのに少し不思議な文字の並びに見えるカタカナ表記も、気に入っております。 長く使っていきたい屋号です。

―――確かに、カタカナで“ヒトトセ”と書くと、ちょっと外国の文字のような、もしくはそのままロゴデザインのようにも見えて遊び心が感じられます。 さて、ヒトトセさんの作品は、輝きのあるビーズをふんだんに使った華やかなデザイン、そしてキョロっとした目のキャラクターモチーフが特徴的だと思います。 こうしたご自身のスタイルは、最初から確立されていたのでしょうか?

有難うございます! 実は、ビーズ刺繍に本格的に戻ってきたのはここ1年程度です。

元々は、ワイヤワーク、特にタペストリーワークという、ミリアムハスケル(※)が多用したコスチュームジュエリーを得意としています。 ざっくり簡単に言うと、接着剤を使わず、人体の構造や、アイキャッチを計算しながら、作り上げるアクセサリーです。 身につけた人の魅力をより引き出すので、海外ではパーティシーンでも好まれていて。 それらはつまり、人と会う、対面する事を前提としています。 しかし2020年は、そして現在も、人とゆっくり会う事が困難になりました。 ヒトトセとしても、作風に大きな変化が必要だと考えました。 人とゆっくり会えない代わりに、ずっと傍に置いて、話しかけたくなるような、可愛いナニカ。 身につけて、一緒に、ちょっとした気分転換の散歩をしたくなるような、相棒。 そうして、生まれたのが、このキョロっとしたキャラクター達です。 私も作っていて、とても楽しいです。 そして実は、コスチュームジュエリーの技術も、ふんだんに使われています。

―――このキュートな瞳のキャラクターたち、シモジマハンドメイド部もすっかり虜なのですが、こんな誕生秘話があったとは!ヒトトセさんの込められた思いを知ると、より一層アクセサリーが愛おしく輝きを増すようです。 それでは最後に、ヒトトセさんのアクセサリーを手に取る方へメッセージがあればお願いします!

いつも有難うございます。もしくは、初めまして、ヒトトセです。 持ち主になってくださった方の素敵な装いや、楽しい日々に、少しでも貢献できるように、願いと技術を込めて丁寧に作っております。 SNSでは作品のメイキング等も発信しておりますので、宜しければチェックしてみてください。 今回の記事も、お読みくださり、本当に有難うございました!

ヒトトセ モリミホさん、素敵なお話をお聞かせいただきありがとうございました! ヒトトセさんの作品情報は、下記の各サイト、SNSにてご覧いただけます。 ▼HP_ヒトトセ(Original accessory Hitotose) https://hitotose.shopinfo.jp/ ▼Twitterアカウント twitter.com/hitotose_mori ▼minne販売ページ minne.com/@hitotose925 皆さんもぜひ、ラッピングに挑戦してみてくださいね! ※ミリアム・ハスケル…1900年代、アメリカでジュエリーブランドを展開した事業家。「アメリカンコスチュームジュエリーの女王」と呼ばれた。

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