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パームたわし(束子)は、主に植物性の繊維を固めた清掃道具で、亀のような形状で親しまれます。たわしは適度な硬さがあることからガラス、漆器、プラスチックなど傷つきやすい素材には不向きなため、金属製品や陶器などの汚れ落としや洗浄、温泉・入浴施設での岩風呂やタイルを清掃する際に用いられます。古くは縄や藁を丸めたものがたわしとして使われ、戦後日本ではシュロを束ねた亀の子たわしが主流となった後、より硬いヤシ繊維(パーム)を束ねたパームたわしが用いられるようになった歴史があります。小さな手のひらサイズから、柄のついた棒状たわしをはじめ、種類も豊富です。近年ではポリプロピレンなど化学繊維を束ねた繊維が抜けにくく、カラーゾーニングにもおすすめなカラーたわしもあります。