ハンドラベラーの使い方と用途の選び方
ハンドラベラーとは、商品の値段や製造年月日などお客様が商品を選ぶ際に必要となる情報をラベルに印字するアイテムです。軽くハンドルを握るだけでラベルに印字され、そのまま商品に貼り付けていくことができる便利な道具です。ハンドラベラーは、印字できる段数や桁数が多いもの、軽くて腕が疲れないものなど、使用シーンや用途に合わせて選ぶ必要があります。
ハンドラベラーとは?
1960年代小売現場で値段が書かれた紙を切り、のりで貼りつける一連の流れを効率化するために開発された機械を「ハンドラベラー」といいます。セルフ方式での商品流通が活発になりはじめ、瞬く間に作業の合理化・効率化の代表として世界へ広がりました。その後、プラスチック部品が採用され、より安価で軽く、高性能なものへと進化を遂げました。
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用途から選ぶ
ラベルシールの種類には、1度貼ったら剥がす必要のない強粘着ものとのりの強度が弱い弱粘着、ラベルをはがすことを前提に貼る再剥離タイプがあります。そのほかにも、冷凍食品などの低温の商品に適したもの、水気の多い厨房に対応可能なものまで多種多様です。1段から3段までと用途に幅のあるハンドラベラー。1段なら「価格」表示として利用でき、2段以上であれば、「本体価格/税込価格」として細分化して表示することが可能となるといった差があります。また、印字できる桁数もハンドラベラー本体ごとに決まっており、使用目的に合わせて最適なものを選びましょう。
【段数】
1~3段までありますが、目的に合った段数のものを使用しましょう。段数によって、使用するラベルシール(消耗品)の高さが決まります。1段でよいのに多段のモノを使用すると、余白部分に余計なコストが掛かることになります。
【桁数】
5桁まで印字できるものから10桁まで印字できるものがあります。安価な商品を取り扱っているのであれば、5桁程度で大丈夫でしょう。高価なものや期限を印字する場合は、ある程度の桁数が必要になります。
【印字の種類】
ハンドラベラーの種類の多くは数字のみならず「円」や「税込」、「g」といった文字を印字できます。「㎏」と表示したい場合に「k」がない、なんてことにならないように注意しましょう。
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印面から選ぶ
ハンドラベラーは印字したい文字数や段数に合わせた印字面選びが重要です。また、豊富な機種やバリエーションがあるため、使用目的に合わせたものを選ぶことで、1つの商品に複数枚のラベルシールを貼る必要がなくなり、作業が効率化できます。印字面選びで重要なことは、あらかじめ印字したい内容を確認しておくことです。文字数や段数だけでなく、文字や記号についてもしっかりと確認するようにしましょう。ラベルに印字する情報量によって印字面幅も変わってきます。適切な幅のラベルを選ぶことでお客様の知りたい情報が見やすくなります。
【1段印字タイプ】
ひとつの情報しか印字できません。ほとんどの場合「値段」「賞味(消費)期限」を表示するのに使われます。
【2段印字タイプ】
「消費期限」「製造年月日・日付」「品番・個数」「価格」などの情報を2段にまとめ、見やすく表示することが可能です。組み合わせは印字面の文字種などによって決まります。
【多段印字タイプ】
印字を1段目から最大3段まで表示できるため、幅広く活躍します。品質表示などを含むものを印字したい場合はこちらがおすすめ。ラベルシールを使う頻度が少ない場合も、3段印字があれば事足ります。
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まとめ
ハンドラベラーには段数が違うものから、その印字の種類、桁数の異なるものまで、さまざまなものがあります。本体が軽い、ハンドルを握った際のバネの強さが弱いなど、手が疲れにくい仕様のものから、使用目的に特化されたものなど作業効率化のため独自の進化を遂げてきました。また作業効率だけでなく、購入された方がしっかりと印字された内容を把握・確認できることが重要です。インクの補充や印面の清掃・摩耗した際の交換などメンテナンスをすることで印字品質もしっかりと維持できます。それぞれの特長を理解し、用途に適したハンドラベラーを選んでみてください。
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