ダンボールなどの梱包作業には欠かせないクラフトテープ。誰もが一度は使ったことがあるのではないでしょうか。安価で手でちぎりやすいといった使い勝手の良さから日常生活の中でも広く使われています。分別時に紙ごみとして処理できるのも嬉しいポイントですよね。そんなクラフトテープにもいろんなタイプがあることをご存じでしょうか?利用シーンに応じて適した商品を選択できるよう、各テープの特徴をご紹介いたします。
クラフトテープとは?
クラフト紙からできている粘着テープで、事務作業やダンボール箱の梱包に使われています。一般的なクラフトテープは表面に合成樹脂のラミネートフィルムが貼り付けられており、耐久性や水濡れにも優れています。クラフトテープといえばクラフト紙特有の茶色をしていますが、梱包物の色分けに便利なカラータイプや、文字の書き込みに便利なホワイトタイプなど種類はさまざまです。
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幅から選ぶ
小さなものを梱包するときに、わざわざテープを縦に裂いて使用する…なんて経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。もっと細いタイプのものや太いタイプのものはないのだろうかと思った方も多いはず。実はクラフトテープにはさまざまな幅があります。よく見かけるものは50mmのタイプですが、梱包する物のサイズや丈夫さなどによって使い分けができるよう、幅にも数種類あるのです。用途に応じて使い分けができるよう、幅のサイズについてご紹介いたします。
25mm |
一般的なサイズより細めな25mm。小物の梱包や工作などにに最適で、メール便や小さい箱の梱包におすすめ。すっきりとした見た目で梱包することができます。大きな段ボールや荷物がたくさん詰まっているダンボールの梱包には不向きです。 |
50mm |
一般的にクラフトテープといったら50mm。コンビニやスーパーでも販売されており手に入りやすい。ご家庭でのダンボール梱包から事務作業にも使用されています。 |
75mm |
一般的なクラフトテープよりも太幅で粘着面が広い。あまり見かけませんが、工場での使用や商品梱包に使われることが多く、超大型箱の梱包や重量物の梱包としても使われています。 |
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入数から選ぶ
クラフトテープは私たちの身近なお店で売られており、手に入れるのは非常に簡単です。コンビニやホームセンターなどさまざまな場所で手軽に手に入れることができますが、販売店によっては扱っているテープの入数も変わってきます。ちょっとした用事に使いたいとき、ストック用としていくつか持っておきたいときなど、用途や頻度に合わせて最適な入数のクラフトテープを購入し、無駄のないようにしましょう。
1巻タイプ
コンビニやスーパーで購入できるタイプ。クラフトテープが急に必要になったときなど、必要以上にストックを持ちたくない場合は便利です。
5巻タイプ
ホームセンターで販売されていることの多いタイプ。ご家庭でのストックや、引っ越し作業、事務用品には5巻タイプが便利です。
10巻タイプ
このタイプはあまり見かけることはありませんが、業務用として販売されていることが多く、使用頻度が高い場合やストックとして保管したい場合は便利です。
業務用
1箱50巻入り、100巻入りなどクラフトテープを多く使用する会社におすすめなタイプ。最小ロット数300巻き以上からオリジナルの印字をしてくれる企業もあり、会社のアピールにも繋がります。
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ブランドから選ぶ
実はクラフトテープはさまざまな企業が製造・販売していることをご存じでしょうか?きっと多くの人はブランドを気にせず使用していることがほとんどだと思いますが、クラフトテープにはブランドによってさまざまな特徴があり、使用感も異なります。中にはゴミとして捨てられ燃やされたときに、CO2が削減されるように作られているものもあるのです。実は奥が深いクラフトテープ。その特徴を知り、自分に合う使い勝手の良い物を見つけるために、その特徴をご紹介します。
積水化学工業 |
・再生紙を40%以上使用したエコロジーテープで、重ねて貼れて文字が書ける機能性テープ。 |
ニチバン |
・ダンボールからはがさずに再生できる古紙配合率40%以上の、リサイクル可能なタイプ。発泡スチロールの蓋閉めにも対応しています。 |
王子タック |
・背面に特殊加工を施してあり、防水、防湿性に優れている代表的なテープ。ノンスリップテープで、重ねて貼れて文字が書ける機能性テープ。 |
寺岡製作所 |
・耐水性・耐寒性にすぐれた強粘着タイプがあります。他にも寒冷地での使用したり冷蔵品の梱包に適したテープや、白い箱の梱包に適切なホワイトタイプのテープも。 |
オカモト |
ポリエチレンのラミネート処理をしていない「ラミレス」。焼却時に発生するCO2を削減でき、環境にやさしい商品です。 |
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まとめ
普段意識はしなくとも、実は生活する中で大活躍しているクラフトテープ。何気なく使用していますが、実はさまざまな種類・特徴があるのです。ブランドによって、防水・防湿性に優れているテープ、寒さに強いテープ、再生紙を使用したテープ、ダンボールに貼ったまま再生できる環境に優しいテープなどの特徴があります。用途や使いやすいと感じる使用感など、自分に合ったクラフトテープを選択し上手に利用していきましょう。
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