短冊の種類と用途
お中元などの贈り物には短冊のしが使われることがあります。贈答品の右上に短冊を張り付けて、のし紙をつけるのが難しい小さな品物によく使用されますね。今回は、短冊の種類と用途についてご紹介します。
短冊とは?
短冊とは細長い紙のことを言います。贈答品やご祝儀袋につける短冊のしや命名札、札紙、弔事の席札などです。短冊のしは、通常ののし紙と同様の役割で使用できますが、略式でも構わない場面で使用するのが無難です。短冊のしは、品物の高さに対して2/3程度の長さのものを使用するのが目安とされています。
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短冊の種類
ここでは短冊の種類をご紹介します。正しく選び、それぞれのシーンに合った短冊を使用しましょう。
慶事用
「内祝」、「御年賀」、「御祝」など、お祝い事の際に使用される慶事用です。特におめでたい慶事をお祝いするときには、ご祝儀袋の寿と書かれている短冊の下に、無地の短冊を重ねる場合があります。これは二重の喜びを示します。
弔事用
「御霊前」、「御仏前(御佛前)」などの表記が一般的です。弔事用に使用できる席札などもあります。
御霊前と御仏前の違い
故人が亡くなってから四十九日までは、故人は霊になっていると信じられています。そのため、香典などには「御霊前」を使用します。四十九日以降は「御仏前」を使用しましょう。四十九日の法要では「御仏前」を使用するのが決まりです。
その他贈り物に
「御歳暮」、「御中元」など日頃お世話になっている方に送るときにも、短冊は使用できます。お中元もお歳暮も慶事ではないので、喪中の際にも送る分には問題ありませんが、その場合には今回ご紹介した短冊のしを使用するのがおすすめです。
無地の短冊もある
無地の短冊には、ご自身で文字を記載するか、テンプレートを使用してプリンターで印刷できるOA対応のものも。文字は印刷されておらず、鶴などが描かれている柄付きのものもあります。
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短冊の用途
短冊は慶弔事だけでなく、様々なシーンで使用されています。ここでは、短冊の用途についてご紹介します。
お中元、お歳暮に
お中元は夏(7月~8月初旬)に、日頃お世話になっている上司、取引先、親戚などに贈ります。基本的には目下から目上の方に贈るのが一般的です。お歳暮は冬(12月1日~12月20日頃)1年の締めくくりと翌年の挨拶を込めて贈ります。お中元よりもお歳暮の方が重要視されている傾向にあります。
内祝いに
内祝いといっても、その種類は様々です。そもそも内祝いとは、身内の中で起きた喜ばしい出来事を周囲に報告することです。結婚内祝いや出産内祝い、新築内祝いなどがあります。
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短冊についてのまとめ
短冊の種類と用途についてご紹介してきました。最近では環境への配慮から、紙面積の小さい短冊が使用されるケースもあるようです。短冊には様々なマナーがありますので覚えておくと良いですね。シモジマでは慶弔事をはじめとし、様々なシーンに対応できる短冊が揃っていますので是非ご活用ください。
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