おしぼりの種類と選び方
一般的にお弁当などのテイクアウト食品に添付されることが多く、主に手や口元を拭くための使い捨てのお手拭きです。適度な水分が含まれた状態で密閉されているので、開けてそのまま使用することができます。布と異なり、使用後は簡単に処分できるのも人気の秘密です。形状や素材の特長や、選び方を解説していきたいと思います。
おしぼりとは?
紙おしぼりは、今や飲食店やカフェでは今や必需品となりました。外食などで特に衛生面を気にする事も多くなった昨今ではより馴染みになってきました。一般的には食事前や食事中などに食卓に置いて手を拭くのに便利なように供したものです。
おしぼりの歴史は諸説ありますが、今から1300年前から既に使用されていたとされています。水を持ち運ぶよりも、濡らした布を持ち運ぶほうが手軽なことは想像に難くありません。今から一昔前のおしぼりと言えば、濡らしたタオルを専用の密封容器に入れて持ち歩くスタイルでした。現代では一般家庭でも使い捨てタイプが主流となっています。濡らす手間がいらず、持ち帰って洗う手間もかかりません。使い捨てタイプには水または薬液がしみこませてあり、それを密閉袋に封入することで、いつでも潤いのあるおしぼりを利用することができるようになりました。
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形態から選ぶ
基本的には大きく下記の2種類に分けられます。
それぞれ性能的には違いはありませんが、見た目の印象・コンパクト感・価格が多少変わってきます。ご自身の好みや用途に合わせてお選びください。
【丸おしぼり】おしぼりをロール状にして、密閉袋に封入したもの。
【平おしぼり】おしぼりを折りたたみ、平らな状態で密閉袋に封入したもの。
丸おしぼり
おしぼり自体が広げやすく使いやすいため、飲食店等で多く使用されます。平おしぼりと比べ高単価なため、高級店などでは良く使われています。
平おしぼり
コンパクトでかさばらず丸おしぼりに比べ安価です。ファミリーレストランやファストフード・コンビニといったシーンで多く使用されています。
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素材から選ぶ
近年テイクアウトやデリバリーなどにとても多く使用される為、使い捨てが出来るように自然に優しい素材が使用されています。現在の主流は、パルプやコットンの不織布やレーヨンとなっています。また通常の不織布よりもさらに自然に優しいバイオマスを含んだバイオマス不織布も流通しています。それぞれの特徴やメリットを知り、適したものを選びましょう。
パルプ(不織布)
パルプを布状にしたものです。ソフトな肌触りですが、破れやすいという特長もあります。比較的、安価です。
コットン(不織布)
コットンを布状にしたものです。厚手なので、保水性にも優れています。比較的破れにくいのも特長です。
レーヨン
化学繊維を編み込んで製造したものです。滑らかな肌触りと、比較的破れにくいという特徴があります。
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価格から選ぶ
一般的におしぼりの大きさや厚さ・素材等により価格は変わります。大きさに規格はありませんが、例として下記のような分類ができます。
【サイズ分類】
[Sサイズ] 200mm 程度
[Mサイズ] 201mmから260mm 程度
[Lサイズ] 261mmから 程度
【価格】
安め
中間
高め
安め
コストパフォーマンスで選ぶのであれば、間違いなく「Sサイズ」の「パルプ」タイプです。
中間
不織布タイプをオススメします。比較的破れにくく、わりに大判なため使用しやすい商品です。パルプに比べ優しい肌触りです。
高め
コットンもしくはレーヨンタイプをお勧めします。厚手で大判、さらに破れにくいので、とても使いやすい商品です。肌触りも滑らかです。
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まとめ
現在のおしぼりの特長について解説してきましたが、今後もおしぼりは使いやすく、肌触りが良く、さらには環境に配慮しているというように、時代に合わせて日々進化を続けています。最近ではコンビニやテイクアウト店・デリバリーでも多く見かけるおしぼりです。使い捨ては便利ですが、日々たくさん廃棄される商品でもあります。お店の雰囲気やコスト面を考えて自店にあった商品をお選びください。
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