贈答・慶弔用包装紙の種類と包み方
贈答・慶弔用包装紙は、お中元やお歳暮・ビジネスシーンでのフォーマルなギフトや、結婚・出産などのお祝いごと(慶事)、葬儀・仏事などのおくやみごと(弔事)、法事など、様々なシーンで活躍します。サイズは使いやすい「半才」と大きいサイズの「全判」などと呼ばれる規格があります。
贈答・慶弔用包装紙とは?
贈答・慶弔用包装紙は、華やかな模様が特徴的な慶事用包装紙や、暗めのトーンでシックな弔事用の包装紙など、主にフォーマルな場面で使用される包装紙のことです。シンプルで、一般のシーンでも使用しやすいものから、それぞれの慶弔シーンにあったものまである、贈答・慶弔用包装紙をご紹介します。
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贈答・慶弔用包装紙の種類
贈答・慶弔用包装紙は、和洋菓子それぞれに使用できるような、落ち着いた花柄、和柄など、いくつか種類があります。簡単に特徴をご紹介します。
慶事用
金が基調になっているものや縁起の良いもの(龍など)が描かれているのが一般的です。一般的な包装紙よりも華やかでゴージャスな印象のものを選ぶとよいでしょう。同じ模様が均一に並んでいるパターン模様は、慶事用だけでなく、一般の包装紙としても使用できます。
弔事用
グレーなどの落ち着いたトーンでユリやワントーンの花柄などが描かれているのが一般的です。西洋的アンティーク調のデザインから、ブロック柄まで、デザインによって印象も大きく変わります。
お中元やお歳暮に
和菓子にあう和柄から、洋菓子や進物にも合うシンプルな柄まで。のし紙(掛け紙)に合わせてデザインを選んでもよいですね。
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贈答・慶弔用包装紙の包み方
贈答・慶弔用包装紙は慶事・弔事で包み方が異なります。ここでは、代表的な包み方である、「キャラメル包み」を例にとり、包み方をご紹介します。ラッピングの慶弔マナーを簡単に学びましょう。
キャラメル包み(合わせ包み)
包み初めの位置(紙の合わせ目が箱の裏に来る場合)
I) 箱の裏をこちら側に向けた状態で置きます。
II) 箱の「天」と「底」に同じくらいの長さ(a)になるようにとります。
III) 箱の辺と包装紙の辺が平行になるように、箱を揃えます。
① 包装紙の端を1~2cm内側へ折ります。
② 合わせ目の位置を決めます。包装紙の右端が、箱の中央に来るように合わせ、箱と包装紙の位置を調節します。
③ 包装紙と箱の位置が決まったら左側の包装紙から箱にかぶせ、改めて右端をかぶせ、左右のバランスを調節します。
④ たるみが出ないように左右の紙を合わせたら、テープで固定します。
(テープが見えないように、両面テープで裏からとめる場合は、工程①の時点で折り返した部分にテープをつけておきましょう)
POINT
慶事の場合は、「右」の紙が上、仏事の場合は「左」の紙が上になります。工程②、③が仏事の場合は左右逆になるということです。
⑤ 包装紙を箱の隅々まできちんと折り込みます。
⑥ 両横の包装紙を箱側に向かって、下に折り込みます。
⑦ 下側の包装紙(箱の表側)を上に折り上げます。
⑧ 折り上げた紙を少し内側に折って見た目をきれいに仕上げます。
⑨ テープでとめたら完成です。
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贈答・慶弔用包装紙についてのまとめ
贈答・慶弔用包装紙について種類や包み方をご紹介してきました。贈答・慶弔用包装紙は、シーンによって選ぶべきデザインや、包み方が変わるので注意が必要です。ぜひこの記事を参考に、贈答・慶弔用包装紙について興味を持っていただけたら嬉しいです。
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