ハンドメイド作品を販売しているハンドメイド作家さんにとって、常に課題になるのが
「作品を美しく見せる」こと。
せっかくの作品を見栄え良くするためや、ほこりや汚れから守るために透明な袋に入れているという方が多いのではないでしょうか。
今回は資材のシモジマから、この透明な袋の効果的な使い方や、
使う必要があるシーン、
使わなくていいシーンをそれぞれご紹介します。
ハンドメイド作家さんは各サイズそろえておきたい透明な袋
ハンドメイド作家さんはその作品を販売するにあたって、思い思いの梱包をしておられると思います。
通販の場合には、梱包はお客様の作品への印象そのものを左右しかねない大切な要素。
ぜひ、お客様のニーズに沿った梱包を心がけるようにしましょう。
それにあたって、透明な袋はハンドメイド作家さんにとって必ず手元に置いておくべき相棒。
サイズ違いで取り揃えておくことをお勧めします。
透明な袋を活用したいのはこんな商品
ハンドメイド作品は作家さんの手仕事や想いが伝わる、温もりのある商品です。
購入する人はハンドメイド作品であることに価値を見出している方や、作家さん自身のファン、もしくは作品にほれ込んでの購入という方もいるでしょう。
ほとんどの場合で、お客様は購入する商品が、ハンドメイド作家さんが作った唯一無二の作品であることを認識しています。
そのうえで、
「肌に直接触れるもの」は衛生的にしっかり守られていてほしいというのは顧客心理。
例えば、赤ちゃん用のお洋服や、食器、お箸、アクセサリー類のように、地肌に触れるものがずさんな梱包で届いてしまうと、せっかくの作品へのワクワク感が半減してしまいます。
ですので、そのような分野の作品については、透明な袋を使って個包装をすることで、お客様の満足度を上げていきましょう。
透明な袋は不要!こんな時には透明な袋を使わなくてもOKです
透明な袋を使った方がお客様が安心してくれるケースがあるように、逆に透明な袋を使わなくてもいい、もしくは使わないほうがいいというケースも存在します。
それは、透明な袋の無機質さが、
作品のテイストに合わない場合。
画像引用元:Instagram candleatelier_andさん
例えば、ぬいぐるみのような柔らかくてかわいい作品、羊毛フェルトのブローチ、ドライフラワーのリースなどのナチュラルテイストなものは、透明な袋よりも薄い紙をクシュクシュとさせたものや、布で包んだ方が作品の雰囲気を引き立ててくれる場合があります。
そんなときには無理に透明な袋に入れようとせず、作品を受け取ったお客様の気持ちになって検討してみてください。
清潔さや見栄えが保たれていて、そのうえで透明な袋を使わないほうが印象がいいならば、無理に使わなくてはならないという物ではありません。
透明な袋の効果的な使い方をご紹介
このように、透明な袋は必ず使わなくてはならないというものではありません。
そのうえで、こんな時には透明な袋が大活躍するというシーンをご紹介します。
実店舗に委託販売する場合
まずは、通販ではなく、
実店舗に委託販売をしてもらう場合。
作品の納品には自分自身で出向いたとしても、日々の店舗をくまなくチェックすることができない委託販売は、商品の状態が気になるところ。
お客様が思い思い手に取って購入を検討してくださるのはうれしいことではありますが、商品の汚れや痛みを防ぐことが難しく、破損などの心配もあります。
そんな場合には、あらかじめ透明な袋に入れて陳列するほうが安心。
もちろん委託先のお店の意向もありますから勝手に決めることはできませんが、納品前に確認してみるようにしましょう。
屋外での販売をする場合
フェスやマルシェに出店するような場合で、
お店を屋外に設置するなら透明な袋を効果的に活用したいところです。
屋外はどうしても屋内に比較すると汚れのリスクが増してしまいます。
すべての商品でなくとも、汚れに弱いような作品は透明な袋に入れて陳列するようにすると、お客様も安心。
ギフト対応した商品の場合
画像引用元:Instagram fnyam.nyamさん
ハンドメイド作品を購入したお客様が、さらにその作品を誰かに贈るという場合、
ラッピングした状態で納品するというケースもあるでしょう。
普段の梱包では作品を緩衝材で包んで箱に収め、その箱に伝票を貼るなどして発送している方が多いでしょうか?
やらしい話ですが、どのようにラッピングするかによって資材の量と発送費用が全く変わってくるんですよね。
そんなときにはこうです。
作品を緩衝材ごと透明な袋に入れます。透明な袋にリボンか紐をかけ、ラッピングをします。
その、ラッピングした透明な袋を箱に収めて発送するんです。
お客様は、箱から透明な袋を出し、それをそのままプレゼントとして渡すことができます。
「透明な袋って、ラッピングに使えるの?」
これ、実はよく聞かれるんです。
透明な袋、ラッピングに使えますよ。
画像引用元:Instagram anela__official73さん
しかも、透明なので作品の色などに左右されず、いつでも使える小技なのでとってもおすすめです。
「プレゼントはワクワクしてほしいから、開けるまで中が見えないほうがいい!」
その場合には、緩衝材を工夫します。
透明な袋の内側を、薄葉紙という薄紙をクシュクシュさせて作品を包んで、それを透明な袋に入れたり、平袋という紙の袋に入れてから透明の袋に入れても立体感が出て素敵。
素敵な上に普段の箱をそのままのサイズで使うこともできるので、発送費用を上乗せせずにラッピングを実現することができるんです。
あったら便利な透明袋。便利に使いこなしましょう
このように、透明な袋は過剰に使う必要はありませんが、あると便利なシーンがたくさんあることが分かりました。
お客様は過剰包装は好みませんから、「いらないかな?」というときには思い切って資材削減をするのは大事な選択。
ですが、常備しておくと大助かりなことも多いので、透明な袋はサイズごとにストックしておくのがベスト!
良かったら参考にしてみてくださいね。