作ってみよう!折り紙で作るバラの折り方
花の女王といえば、バラ。
このバラを、折り紙で作ってみましょう。
幾重にも重なった花びらを、折り紙で表現するのはやっぱり難しいです。
まずは、2枚の折り紙を使って、平面のバラを作ってみましょう。
少し慣れてきたら、次は立体のバラ。
立体のバラは工程が多いですが、たくさん折りすじをつけ、それに従って組み立てて、バラが出来上がった時は感動しますよ。
では、作っていきましょう。
1.簡単なバラの折り方
まずは、折り紙を2枚使って、比較的簡単な平面のバラを作ってみましょう。
1枚目は、外側のバラを作ります。
- 白い面を上にして、三角形に二度折り目をつける
- ひし形に置いて、左下の端を横に走る中心線に沿うようにして折る
- 左に90度回転させ、先ほどと同様に、左下の端を横に走る中心線に沿うようにして折る
- この作業をもうあと2回、繰り返すと正四角形ができる
- 最後につけた折りすじを戻すと、二等辺三角形のすじができている(折りすじが見にくい場合は、再度しっかりつけておく)
- 谷折りの折りすじを山折りにたたみなおして、左上、右下の順でたたまれている状態から、右下、左上の順になるようにする(この時他の部分が開かないように注意する)
- 四角い風車のような状態になっている
- 右に90度回転させ、左下のふくろを折りすじに沿って開く(左側のひらひらの端に沿って広げ、真ん中のひらひらの端に沿ってたためば、白い面が直角三角形になる)
- 右に90度回転させ、同様に開く作業を2回行う(白い部分にすき間を作らないようにするときれいに見える)
- 右に90度回転させると、左下の角は6で折った角になる
- まず9で作ったひらひらを右側にたおし、これまでと同様にふくろを開いてたたんで右側にたおしたひらひらを戻す
- 4つのひらひらを、それぞれのふくろに入れる
- 外側のバラのできあがり!
次に、内側のバラを作ります。
- 白い面を上にして、三角形に二度折り目をつける
- ひし形に置いて、中心に向かってすべての角を折り、正四角形を作る
- この状態から、外側のバラの工程(2~12)を行う
- 中心のひらひらを谷折りして、内側のバラのできあがり!
- では、外側のバラと内側のバラを組み合わせます。
- 内側のバラを入れ込みます(この時外側バラの内の線が正四角形に対して、内側バラはひし形になるように置くときれいです)
- バラのできあがり!
2.折り方のバリエーション
次は、いよいよ立体のバラを作ります。 立体のバラにはいくつかのバリエーションがありますが、世界的に有名な「川崎ローズ」という折りバラを、折りやすいようにアレンジした「福山ローズ」と呼ばれている折り方をご紹介します。 工程は多いですが、がんばって折っていきましょう。
- 白い面を上にして四角に半分に折り、開いたらその折りすじに向かって上下折り目をつける
- 90度回転させ、1と同様に上下折り目をつけると、折りすじで16分割された状態になる
- 裏返して、下の端を一番上の折りすじに向かって折り目をつける
- 右に90度回転させ、3と同様に一番上の折りすじにむかって折り目をつける
- この作業をもうあと2回、繰り返す
- 今度は、下の端を一番下の折りすじに向かって折り目をつけ、右に90度回転させて同様の作業を3回繰り返すと、折りすじで8×8の64分割できる
- ひし形に置いて、三角に半分に折り目をつけ、右に90度回転させて同様に半分に折り目をつける
- 四角形になるように置いて、一番上の折りすじに向かって折るが、その時先ほどつけた三角の折りすじの間だけをしっかり折る(バラの中心になる部分なのでしっかり折り目をつける)
- この作業も、右に90度回転させて3回繰り返すと、真ん中に小さい正方形ができる
- 裏返してひし形に置き、下から2番目の折りすじ(下から2マス目)に向かって折る(折ったままの状態にするのは、組み立てるまでこの4つの角だけ)
- この作業も、右に90度回転させて3回繰り返す
- 下の端を中心線に向かって折るが、その時左から2マス分だけしっかりと折り目をつける(バラの底になるので、しっかり折り目をつける)
- この作業も、右に90度回転させて3回繰り返す
- 谷折りにたたんである上の角に合うように下の端を折るが、その時左半分だけ折り目をつける
- この作業も、右に90度回転させて3回繰り返す
- 裏返して、下の端を中心線に向かって折るが、その時左から2マス分だけしっかりと折り目をつける(こちらは、バラの花びらになるます)
- この作業も、右に90度回転させて3回繰り返す
- 裏返して、谷折りにたたんである下の角に合うように上の端を軽くたたみ、工程12で2マスだけつけた右側の折りすじに沿ってふくろを開いて三角につぶす
- 今折ったところの左の角を、1マス先に向かって折り目をつけ、この折りすじでなかわりおりする
- 今折ったところの上1まいのひらひらを開いて、3つの辺にしっかり折り目をつける
- 19~20の作業を、右に90度回転させて3回繰り返す
- ひし形に置いて、9で作った正方形を山のてっぺんにして4辺を山折りにして折り紙を浮き立たせる
- 中央の正方形の、縦の対角線を谷折りして、半分に折る
- 中央の縦で折り重なった部分を、手前は右に倒し、奥は左に倒す
- 裏側から手を入れて折り紙を開き、今度は横で折り重なった部分を右は上、左は下に倒す
- この折り目を、へらや爪の先でしっかり折り目をつける
- 下の図のように、折りやすいようにしるしをつける
- 折りたたんである左右を引っ張って、再度折り紙を浮き立たせる
- 28でつけたしるしの部分を山折りする
- 裏返して表を向けて、横の対角線の両端を両手で持つ
- 中央に向かって押すと、花びらが持ち上がってくる(裏から見ると、先ほどしるしをつけて山折りした角の部分を起点に回転しているのが分かるので、しるしの部分に再度しっかり折り目をつける)
- ここまで来れば、花びらはほぼ完成、底のはみ出している部分をきれいにするため、もうひと頑張り!
- 4枚のひらひらした部分を左を2マス、右を3マス折りすじに沿って開くと、左角が19~20の作業でなかわりおりしてから開いた部分になっている
- 一番左のひし形のマス目の縦の対角線をつまんで持ち上げると、折りすじに沿って21で作った形になる
- 今度は、左側の三角形の斜辺をつまんで倒していくと、白い面の三角ができあがる
- 白い面の三角と色のついた面の三角を、隣のひらひらした部分を広げた3マス分の中にかくす
- 折り紙を持っている手首を内側に回転させ、35~37の作業を残りの3ヶ所で行う
- 最後に細長くできた4つの端の処理をする
- 端の部分を色がついた面の三角形を上、白い面の三角形が下に来るように持ち、このひし形を左にたたんで折り目をつける
- 今度は左斜め上のひし形を上方向に向かって引き上げて、先ほどの折りすじに沿ってたたむ
- 折り紙を持っている手首を内側に回転させ、40~41の作業を残りの3ヶ所で行う
- 底の方に向けて、下の端から時計回りに倒していき、最後の4枚目は1枚目の下にくぐらせて平らな底を完成させる
- 花びら側を向けるとこのような状態
- あともう一息!内側から外側へ丸みをつけていき、一番外側の花びらは、外に向かってカールをつける
- できあがり!
いかがですか?一枚の紙でこんな素敵なバラができるなんて、感動的ですよね!
3.ほかの折り方も探してみよう!
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