プリザーブドフラワーブーケの作り方
プリザーブドフラワーのブーケを手作り?
最近じわじわと知名度と人気が上昇中のプリザーブドフラワー!ブリザード(Blizard)フラワーじゃありませんよ!「プリザーブド(Preserved)」フラワーです。あまり耳に馴染みの無い言葉なので聞き間違えがちですが「Preserved Flower(保存されたお花)」が正解です。その名の通り、生花の様な瑞々しさや質感、美しさを長期間保つことが出来る様に加工したお花の事です。
さて、そんなプリザーブドフラワー。生花に匹敵する美しさに加え長期保存性を追加した、正に夢の様なお花なのですが、ネックになるのがそのお値段。生花を用い、手間と時間をかけて加工するのでどうしても生花に比べお高めになってしまいます。また、その製法上あまり大きなお花を加工する事が難しく、どうしても小振りなお花が多くなり、ボリュームアップにはある程度の数のお花が必要。そのため元々のお値段×それなりの量=いいお値段…となる事もあり、フローリストさんなど制作をお仕事にされている方以外では中々手作りに手を出しにくい物なのです。
さて、そんなプリザーブドフラワー。生花に匹敵する美しさに加え長期保存性を追加した、正に夢の様なお花なのですが、ネックになるのがそのお値段。生花を用い、手間と時間をかけて加工するのでどうしても生花に比べお高めになってしまいます。また、その製法上あまり大きなお花を加工する事が難しく、どうしても小振りなお花が多くなり、ボリュームアップにはある程度の数のお花が必要。そのため元々のお値段×それなりの量=いいお値段…となる事もあり、フローリストさんなど制作をお仕事にされている方以外では中々手作りに手を出しにくい物なのです。
しかし、少しずつではありますが、最近は個人の方でも自らの手でプリザーブドフラワーのブーケを作りたい!という方々が増えてきていらっしゃるのです。そう!それがプレ花嫁さん達なんです。素晴らしい記念にもなりますし、生花と違いその後も長く楽しめます。でもプリザーブドフラワーってお高いんでしょう?なんでわざわざ?実はそこにはとあるカラクリが・・・。
結婚式に限った話になりますが、式場などでブーケの手配をお願いした場合、式場提携のお花屋さんやフローリストさんに作成していただくことになります。この場合、完成したブーケにはお花屋さんでの「お花代+ブーケ制作技術料(手間賃)」に加え+「式場の中間マージン(仲介手数料など)」が上乗せされてしまいます。そのため、プリザーブドフラワーよりも一般的にはお安いはずの生花を使用しているのに、自身でプリザーブドフラワーのブーケを手作りした場合に比べお高くなってしまう。などの逆転現象が起こりかねないのです。また、業者さんにブーケを依頼した場合はブーケの仕上がりを知ることができるのはほとんどの場合が当日。もちろん大幅な変更が効かないため、納品されたブーケがイメージと異なっても泣く泣くそのまま使用する、といった悲劇もまま発生してしまう様です。一生の一度の晴れ舞台、事前に取り除ける不安は全て取り除いで、思いっきり楽しみたいですよね。ブーケをプリザーブドフラワーで自作すれば記念にもなりますし、自分の思い通りのブーケも作れて一石二鳥。お式が結んでからもお部屋に飾るなど、長く思い出に残せます。いいことづくめで、プレ花嫁さんの創作意欲がくすぐられるのも納得ですね。
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プリザーブドフラワーブーケの作り方
用意する物
・メインとなるバラなどの花材(一般的なサイズのブーケでは直径4cm~程の大ぶりな物を18輪前後)
・メイン同士の隙間を埋める小花など
・ブーケの裏側を彩るリボン
・ワイヤー(ブーケの場合は#22~#26辺りを使用します)
・フローラテープ(一般的にはグリーンやホワイトを使用)
・持ち手を飾るリボン
・ワイヤーカット用のはさみ等
ワイヤリング
花材としてのプリザーブドフラワーはその製法上、茎が無い状態で販売されている物がほとんどです。
そのためお花自体にワイヤーを施す(刺す・巻くなど)ことで茎にとして活用してブーケを作成していきますので、この工程が必要となります。
テーピング
ワイヤリングを行ったお花を、フローラテープを巻いていきます。ワイヤーがむき出しのままだと見た目にも影響を与えますし、ワイヤーが跳ねるなどして作業を行う上で扱いにくいため、それらを防止するために行います。束ねたワイヤーが太くなりすぎないよう薄めに、かつきっちり固定し、全体を覆い隠せるように巻いていく事が大切です。
使用するパーツの準備
上記ワイヤリングとテーピングを全てのお花に施し、ブーケの素材としてそのまま使える状態にしておきます。
単調で地道な作業ですが、この下準備の出来によってブーケの仕上がりの美しさにも影響してきますので、1つ1つ丁寧に作成していく事が重要です。
ブーケ全体の大まかなフレームの設定
全てのパーツの準備が整ったら、ついにブーケの組み立てになります。
よくあるラウンドブーケ(半球状にお花が向いているブーケ)の場合だと、真上から見た状態で手前に向く、中心となるお花をまずは1本セットします。そこから上下左右の方向に放射状になるように4本の花を設置します。最初にセットした1本と合わせて計5本の花を枠組みとしてブーケを作成します。ワイヤーを曲げる位置によりブーケの半径の長さが決まり、全体の大まかなサイズ感が決まりますので、用意したメインとなる花材の大きさや数量、ボリューム感を考えながらイメージに落とし込んでいく事が重要です。大まかなフレームがある程度決まったら、ワイヤーを曲げた箇所をフローラテープで一周ほど仮止めを行います。
メインとなる花材の配置
フレームが決まったらお花とお花の間にメインとなる花材を配置していきます。この時、ブーケ全体が丸い形になる様に意識しておくと綺麗な形になりやすいでしょう。大きいお花から順番に、お花とお花の間がそれぞれ等間隔になる様に配置していくのがオススメです。また、この時同じ色や同じ種類のお花が上下左右で同じになるなど、似たような色や形が連続してしまう事が無いように注意しましょう。
不慣れな方は2~3本配置してはフローラテープで仮止め、また2~3本配置しては仮止め。と、全体を考えながら少しずつ配置していくとやりやすいかもしれません。この仮止め状態でしたらまだお花の配置のやり直しが可能ですので、もし配置をやり直したくなったとしても、位置を変更したいお花を上から引きだすことができます。
細かい隙間を埋める
メインの花材の配置が完了したら、残りの細かい隙間を小花等で埋めていきます。隙間が見えなくなる様に、バランスよく隙間を埋めていきます。1か所だけたくさん小花を詰め込むと、その箇所だけ目立ち、アンバランスな印象を与えてしまいますので詰め込みすぎに注意しましょう。基本的にはお好みの花材で構わないのですが、この様な隙間埋めの花材としてはアジサイが使われる事が多いようです。
全体のバランスチェック
お花の配置が完了したら、ブーケとしては残りは仕上げの工程のみとなります。
この時点で全体のバランスをチェック。仮止め状態ならまだお花の再配置が可能ですので、気になる点など見つかりましたら、この時点で修正を行います。
ブーケ裏側(手持ち側)の装飾
お花の部分は完成しましたが、ブーケを裏側(手持ちの側)から覗き込むと、テープで覆われたワイター達が剥き出しで丸見えになってしまっています。仕上げにこの骨組みをリボンの装飾で覆います。
サテンリボンやレースリボンなどのリボンを16cm程でカットし折り返します。その状態のリボンにお花1輪1輪に行った様にワイヤリング・テーピングを行います。それを繰り返し、作成したリボンパーツ達をブーケの裏側を覆い隠す様に配置します。一気にやろうとして、上手くまとめ辛い場合は少しづつフローラテープで仮止めしながら行うとやりやすいでしょう。
持ち手の装飾
裏側を装飾するパーツが配置できましたら、持ち手となる箇所をフローラテープで上から下までしっかり固定し、持ちやすい長さでカットします。拳一個分より少し茎が飛び出る程度の長さが握りやすいでしょう。カットしたら持ち手のフローラテープを覆い隠す様にリボンを巻き付け、見た目を整えたら完成です。
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プリザーブドフラワーを活用しよう!
造花よりもより生花に近く、鮮やかな色合いを持ち、長持ちもするプリザーブドフラワー。最近ではこのプリザーブドフラワーを活用したプレゼントやギフトがどんどん増えてきています。スタンダードにアレンジメントやブーケ、髪飾りやピアスといったアクセサリー、写真立てや時計にもプリザーブドフラワーが使われます。綺麗で長持ちし、華やかな気分にさせてくれるプリザーブドフラワーをあしらったアイテムはプレゼントにもぴったりです。アレンジメントやブーケでは面倒な水やりなどの管理もいらないため、普段お花を飾られない方でもインテリアに活用しやすく、アクセサリーは、その生花の様な自然さ・優美さで周りと差をつけることが出来ちゃいます。普段から目に入る写真立てが生花の様に華やかなプリザーブドフラワーに彩られていると、飾られた写真自体もより一層華やぎますよね。良いこと尽くめのプリザーブドフラワー。プレゼントやギフトで喜ばれる事間違いなしです。
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