セロテープの幅や長さの選び方
「セロハンテープ」の呼び名で広く親しまれている透明粘着テープ。オフィスで、家庭で、教室で。私たちの暮らしのあらゆるシーンで活躍する、最も身近な粘着テープと言えるでしょう。天然素材で作られているので環境に優しく、子供からお年寄りまで安心して使える点も魅力です。何にでも良く付き、貼ってあることが目立たず、手や作業台を汚すことも無い。誰でも何にでも使える万能さから、様々な種類のものが販売されています。用途に合ったものを選びましょう。
セロテープとは?
セロテープとは、木材パルプを原料としたセロハンのフィルムにゴム系粘着剤を塗布して作られる透明粘着テープです。石油系の透明粘着テープと比べCO2の排出が少なくエコな製品です。1930年にアメリカで生まれ、1948年に国内販売が始まりました。手で簡単に切ることができ、匂いが少なく食品関連作業にも使え、包装・事務・工作と幅広く利用されています。
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幅から選ぶ
テープ幅は一般的な15mmや18mm、ややスリムな12mm、幅広な24mmなどがあります。
テープの幅が広いほど接着面積が広くなり強度が増しますが、ちょっと貼りたいだけの時などは幅が細いものを選んだ方がコスト減になります。また細い方が携帯性にも優れ、切りやすく目立ちません。使用シーンに合わせて最適な幅のものを選びましょう。
12mm |
ややスリムな12㎜サイズ。手で簡単に切ることができ、携帯性に優れます。強度が欲しい時や広い面積を一度に貼りたい時などには不向きです。 |
15mm |
最も一般的で、太くも細くもなく使いやすい幅です。工作、事務作業、梱包などどんな用途にも使いやすく、入手しやすい点も魅力。 |
18mm |
15mmに比べると細かい作業には不向きですが、貼るとき多少曲がってしまっても幅が広いため貼り損じが少ないです。封緘やポスター貼り、小さい子どもの工作にも。 |
24mm |
幅広タイプ。接着面積が広いので強度・保持力ともに申し分なく、大きめの封筒や宅配袋でもしっかり貼ることができます。メール便や60サイズ程度の商品の梱包に便利です。 |
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長さから選ぶ
一般的な置き型のテープカッター台に適した35m巻きが主流ですが、交換の手間を抑えられコストパフォーマンスに優れた50m巻や70m巻もあります。長いほど重く大きくなり、使い切るまでに時間がかかります。セロテープの使用期限は一般に3~4年程度と言われており、そのくらいまでには使い切れるよう使用頻度や使用量に応じた適切な長さを選びましょう。
35m |
最も一般的な長さ。ストックしてもかさばらず、軽いので手持ちテープカッターにも適しています。迷ったらまずはこれを。 |
50m |
使用頻度が高い方に。すぐセロテープが無くなってしまう、交換が面倒、と感じ始めたらこちらにしてみると良いでしょう。 |
70m |
一般的な長さの2倍。重くて大きいので手持ちの使用には不向きです。コスパを重視したいヘビーユーザーの方や業務用に。 |
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径(大きさ)から選ぶ
セロテープの径には大きく分けて大巻と小巻があります。
大巻タイプはテープカッター台にセットすれば片手で使えますし、もちろん手持ちタイプとしても使えます。
小巻タイプは置き型のカッター台を使えません。また長さが10m前後なので大巻と比べてどうしてもコスト高になってしまいます。しかしテープカッター含めた全長が8cm程度とポケットに入るコンパクトさが最大の強みです。机の引き出しやお道具箱の中でもかさばらず、幼稚園や学校での使用にも適しています。
小巻 |
ポケットにも入るコンパクトなサイズでいつでもどこでも使え、あらゆる現場で重宝します。商品としての陳列スペースも小さくて済む為、コンビニ等で扱っているのはこのサイズが多く、出先で急に必要になった時などに役立ちます。 |
大巻 |
置き型テープカッター台にセットすれば片手で安定して使え、手持ちテープカッターで携帯もできる万能さが魅力です。長さが小巻の三倍以上あり、経済的です。 |
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まとめ
私たちの日常にすっかり浸透し多用されているセロテープ。そのあまりの手軽さと万能さゆえに、特にこだわらず「何となく」で選んでしまいがちです。しかし実は、幅・長さ・大きさ・色・粘着剤・フィルム素材など、選択肢がとても多いもの。それぞれの特徴を知り、
用途に適したものを選択することで、より一層セロテープの便利さや使いやすさを実感することができるでしょう。近年ではテープカッターの方にも様々な工夫が施され、機能だけではなくデザインや安全性も優れたものが多数販売されています。是非あなたのお気に入りの商品を見つけてみて下さい。
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