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店内を魅力的な空間に!コーニス照明の役割と効果的な活用方法
シモジマオンラインスタッフ
公開日:2025/06/06 00:00
更新日:2025/10/08 13:43

店内を魅力的な空間に!コーニス照明の役割と効果的な活用方法

店内を魅力的な空間に!コーニス照明の役割と効果的な活用方法 お客様に選ばれる店舗づくりには、空間の“印象設計”が欠かせません。中でも照明は、雰囲気や滞在時間、購買意欲にまで影響を与える重要な要素です。特に注目されているのが、天井近くに光源を設けて壁面を照らすコーニス照明。やわらかい光が空間に広がりと奥行きを生み、高級感や落ち着きのある雰囲気を演出します。本記事では、コーニス照明の基本的な役割や設置時のポイント、効果的な活用方法までを詳しく紹介。視覚演出としての照明の可能性を引き出し、店舗の魅力を格段に高めるヒントをご提案します。

この記事は、包装用品・店舗用品の通販 「シモジマオンラインショップ 」が監修しています。

間接照明で変わる店内の雰囲気

間接照明で変わる店内の雰囲気 店舗の雰囲気づくりにおいて、照明の役割はとても大きなものです。特に間接照明は、光を天井や壁に反射させることで空間全体をやさしく包み込み、自然で落ち着きのある印象を与えてくれます。直接照明のように眩しさがなく、視界に入る物や人の見え方までやわらげてくれるため、居心地のよさを感じてもらいやすくなります。また、光のグラデーションによって奥行きが生まれ、空間に広がりを感じさせる効果もあります。照明を間接的に使うだけで、同じ空間がぐっと洗練され、印象が大きく変わるのです。 照明カテゴリはこちら

コーニス照明の基礎知識

コーニス照明の基礎知識 コーニス照明は、天井に沿って設置した光源から、壁面にやわらかく光を落とす間接照明の一種です。その効果は、まるでカーテンのように空間を包み込み、店舗全体に落ち着きと上質な雰囲気をもたらします。この章では、コーニス照明の特徴や光の広がり方、似ている照明手法であるコーブ照明との違い、そしてどのような店舗に向いているのかまで、基礎知識として押さえておきたいポイントをご紹介します。

コーニス照明とは?カーテンのような光のひみつ

コーニス照明とは、天井と壁の境界付近に光源を設置し、壁面に向けてやわらかく光を当てる間接照明のひとつです。その光の広がり方は、まるでカーテンがふんわりと垂れ下がるように、壁を包み込むような印象を与えます。壁全体をグラデーション状に照らすことで、空間に奥行きと開放感が生まれ、落ち着きや高級感のある雰囲気を演出することができます。 さらに、壁の素材や色によって光の印象が変化するため、組み合わせ次第で個性的な空間づくりも可能です。アクセントウォールと併用すれば、壁そのものを視線を集める“主役”にする演出も叶います。

壁か天井か:コーブ照明との違い

壁か天井か:コーブ照明との違い
コーニス照明とよく比較されるのがコーブ照明です。一見よく似た印象を与えるコーニス照明とコーブ照明ですが、その光の向きと効果にははっきりとした違いがあります。コーニス照明は、天井付近に取り付けた光源から下方向へ壁面を照らす方法で、光が壁に沿って美しく広がり、空間に落ち着きや奥行きを与えます。一方コーブ照明は、光を上方向へ天井に向けて照らすスタイル。天井面をふんわりと照らすことで、空間を明るく開放的に見せる効果があります。つまり、壁を主役にしたいならコーニス照明、天井に広がりを持たせたいならコーブ照明と、それぞれの特性に応じて使い分けるのがポイントです。

コーニス照明が適している店舗の種類

コーニス照明は、壁面を優しく照らすことで空間に奥行きと品のある雰囲気を与えるため、落ち着きや高級感を重視する店舗に特に向いています。たとえば、静かに過ごす時間が求められるレストランやバーでは、照明のグラデーションが居心地の良さを演出し、リピーターを生むきっかけにもなります。さらに、目的に応じて次のような業種で効果を発揮します。
業種 コーニス照明の効果
飲食店(レストラン・バー) 落ち着いた雰囲気、空間の奥行き、滞在時間の向上
アパレルショップ 壁面を活かしたディスプレイ、ブランドイメージの強化
美容室・サロン 上質感の演出、顧客体験の向上
ホテルのラウンジ・ロビー 洗練された非日常感、空間全体の印象アップ
また、光が直接目に入らず空間全体をやわらかく包み込むこの照明は、滞在時間や気分に影響を与えたい業種でこそ活かされる手法です。 照明カテゴリはこちら

魅力的な店内を作るコーニス照明のデザイン要素

魅力的な店内を作るコーニス照明のデザイン要素 コーニス照明を取り入れる際、ただ壁を照らすだけでは本来の魅力を引き出すことはできません。光の向きや光源の明るさ、色温度といった要素をどうデザインするかによって、店内の印象は大きく変わります。ここでは、空間の雰囲気を左右する光のコントロール方法と、店舗の目的に合わせた色温度の選び方について解説します。

光の方向と光源の明るさの選び方

コーニス照明の印象は、光の向きと明るさでも大きく変わります。一般的には天井から壁を照らしますが、下から上へ光を当てる「アッパーコーニス照明」もあり、空間に高さや装飾性を加えるのに効果的です。
光の方向 特徴 適した空間例
上から下へ 壁をやわらかく照らし、落ち着きと奥行きを演出 レストラン、サロン、書店、ホテルの客室など
下から上へ 天井方向に広がる光で開放感や高さを感じさせる 窓周り、縦長の壁、ディスプレイ周辺など
また、光源の明るさも重要です。明るすぎると落ち着きが失われ、暗すぎると壁の表情が乏しくなります。空間の用途に応じて、以下のような明るさlm(ルーメン)を目安に選びましょう。
空間の用途 明るさの目安(lm) 効果
手元、足元 200~400 落ち着きを重視。飲食店やサロンに最適
展示・販売空間 1000~2000 壁面の素材やディスプレイを際立たせたい時
開放的空間 1500~3000 天井を高く見せたい、動線を強調したい時
空間の広さや天井の高さ、壁の色などによって光の見え方は変わるため、調光機能付きの光源を使うのもおすすめです。

店内に最適な色温度とは?

色温度とは光の色味を示す指標で、数値が低いほど赤みがかった暖かい光、高いほど青白くシャープな光になります。店舗空間ではこの色温度の選び方が、雰囲気や商品演出に大きく影響します。たとえば、カフェやレストランの客席では2700K前後の暖色系が最適で、落ち着きと温かみのある空間をつくり、料理も美味しそうに見せてくれます。一方、レジまわりや厨房などの作業エリアでは4000K以上の白色系が向いており、視認性や清潔感を高めます。
業種 推奨色温度(K) 特徴・効果
カフェ・飲食 2700~3500 暖かみ・リラックス感・料理が美味しく見える
バー 2500~3000 落ち着いたムードを演出
レジ・厨房 4000~5000 作業効率・清潔感・明るさ重視
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店舗運営者が知っておくべきコーニス照明器具設置のポイント

店舗運営者が知っておくべきコーニス照明器具設置のポイント コーニス照明の効果を最大限に引き出すには設置場所と反射の設計がカギを握ります。どこに、どのような角度や高さで光源を配置するかによって、同じ器具でもまったく異なる雰囲気が生まれます。この章では、トイレのような小空間と店内全体のような広い空間での設置の違いと、それぞれで活かすための光の反射設計の基本を解説します。

トイレ?店内?設置場所による効果の違い

コーニス照明は、設置場所によって空間の印象を大きく変える間接照明の手法です。小空間での使用と広い店内での使用では、その効果や演出方法が異なります。
設置場所 特徴・効果 おすすめの設置方法
トイレや洗面所などの小空間 柔らかく包み込むような光で、落ち着いた雰囲気を演出。空間を広く感じさせる効果も。 壁面上部に光源を設置し、天井や壁に向けて光を当てる。光源が直接見えないように工夫する。
店内全体や広い空間 壁面を均一に照らすことで、空間に奥行きと広がりを持たせる。商品の魅力を引き立てる効果も。 天井付近の壁面に沿って光源を配置し、壁全体を照らす。光のグラデーションを意識して設計する。
設置場所に応じたコーニス照明の活用により、空間の雰囲気や機能性を高めることができます。特に店舗では、商品の魅力を引き立てる照明計画が重要です。

高い効果を得るためのライトの反射設計テクニック

コーニス照明の効果を最大限に引き出すためには、光の反射設計が重要です。以下に、効果的な反射設計のポイントをまとめました。
設計ポイント 内容 効果
光源の配置距離 光源を壁面から適切な距離(約100~150mm)に設置することで、光が均一に広がります。 壁面全体を柔らかく照らし、空間に奥行きを与える。
反射面の仕上げ 壁や天井の仕上げ材をマットな質感にすることで、光の反射が均一になります。 光のムラを防ぎ、落ち着いた雰囲気を演出。
光源の遮光設計 光源が直接視界に入らないように、遮光板や器具の配置を工夫します。 眩しさを防ぎ、快適な空間を保つ。
光源の連結方法 光源を連結する際に、器具同士を重ね合わせることで、光の途切れを防ぎます。 壁面に均一な光のラインを作り出す。
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コーニス照明に関するよくある質問

コーニス照明に関するよくある質問 コーニス照明は、店舗の雰囲気を一変させる力を持つ重要な要素です。多くの店舗運営者が、照明の選び方や配置に悩んでいることでしょう。この見出しは、実際にコーニス照明を効果的に活用した成功事例を通じて、その具体的な活用法を学ぶことができます。顧客の心を掴むためのヒントを得ることができるでしょう。

Q.コーブ照明とコーニス照明の違いは何ですか?

A.どちらも光源を隠して空間にやわらかく光を広げる「間接照明」の一種ですが、照らす方向が異なります。コーブ照明は天井や壁の上部に設置して、上向きに天井面を照らす手法です。一方、コーニス照明は天井際に沿って設けた光源から、下向きに壁面を照らすスタイルです。コーブは開放感や高さ感を演出したいときに、コーニスは落ち着きや奥行きを強調したい空間に向いています。

Q.コーニス照明の特徴は?

A.天井付近から壁に向かって光を落とすことで、壁を包み込むような柔らかい光のグラデーションが生まれます。光源が直接視界に入らないため、眩しさを抑えながら空間全体に奥行きと高級感を与えることができます。照らす面積も広く、インテリアの質感を引き立てる照明として人気です。

Q.コーニス照明でなぜ壁を照らすのですか?

A.壁は空間の中で最も視界に入りやすく、雰囲気を左右する面だからです。面全体を明るく照らすことで、空間に奥行きや広がりが生まれ、印象に残る雰囲気を演出できます。さらに、照らされた壁は装飾や商品を引き立てる背景にもなり、視線を誘導する効果も期待できます。 照明カテゴリはこちら

店内を魅力的に演出するコーニス照明のまとめ

店内を魅力的に演出するコーニス照明のまとめ コーニス照明は、光源を見せずに空間全体を包み込むような光の演出ができる照明手法です。壁を照らすことで奥行きや高級感を演出し、空間の印象を格段に引き上げることができます。光の方向や明るさ、色温度、設置位置を工夫することで、店舗の個性や目的に合った空間づくりが可能になります。落ち着きのある飲食空間にも、洗練された販売空間にも応用できるコーニス照明は、照明演出にこだわる店舗運営者にとって強い味方となるでしょう。 照明カテゴリはこちら

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