ドライフラワーの種類と用途~保管方法やお取り扱いの注意点まで~
お花をより長く楽しむ方法として親しまれるドライフラワー。乾燥させることによって花の形状や色調が変化して独特の風合いを持つため、インテリアやデコレーションにも人気があります。本稿ではそんなドライフラワーについて、種類と用途の観点からご紹介いたします。
ドライフラワーとは?
ドライフラワーとは、生花や植物を乾燥させて作られる花材のことです。新鮮な花や植物を乾燥させることで水分が取り除かれ、生花の状態のときより長期間保存することができます。また、時間とともに色が変化していくことも魅力の一つです。季節や乾燥具合により、ひとつとして同じものはない自然の風合いをお楽しみいただくことができます。水やりの心配がなく、手入れの楽なドライフラワーならではの風合いと色合いをお楽しみください。
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ドライフラワーの種類
まずはドライフラワーの種類についてご紹介します。ドライフラワーは、材料にした植物によって種類を分けることができます。「ドライフラワーといえばお花」というイメージが強いように思いますが、お花をつけない植物のドライフラワーもございます。
ドライフラワー花材
定番の花弁をつける植物のドライフラワーです。一般的に「水分が少ない」・「花弁の数が多い」・「花弁に厚みがある」という条件を満たす花がドライフラワーに向いているとされているため、ドライフラワーにはそういったお花が多い傾向にあります。
ドライフラワー葉物
葉っぱやコケのドライフラワーです。枝についているタイプやリーフ単体のタイプなど様々です。
ドライフラワー実物
フルーツや木の実、松のドライフラワーです。パーツとしての利用にぴったり。
ドライフラワー穂物
生活にもなじみ深い、ムギやイネなどのドライフラワーです。風に揺れて穂が散る様子には風情があります。
ドライフラワー枝物
小枝や柳のドライフラワーです。コットンフラワーもこちら。
ソラフラワー
ソラフラワーは、ソラの木の茎部分を加工してお花の形に見立てたものです。アロマディフューザーとしての活用が話題となっているアイテム。
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ドライフラワーの用途
続いては、ドライフラワーの用途をご紹介します。生花と同様の用途が多いですが、ドライフラワーならではの雰囲気を楽しむことができます。
インテリア
花瓶に挿してインテリアに。生花とはまた違った淡い色合いが、儚さや趣深さを感じさせます。
ウェディングブーケ
お好みのドライフラワーでブーケのプレゼントに。ウェディングのシーンでもこれまでは生花が主流でしたが、近年ではドライフラワーが選ばれることも多いようです。
リース
クリスマスやハロウィンなどイベントに。花弁以外のパーツも活躍します。
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ドライフラワーの保管方法
乾燥した花は、段ボールなどに入れておき、日の当たらない、乾燥した場所に保管すれば、そのままの状態で保存できます。出来れば、乾燥剤、防虫剤なども入れておくとなおいいでしょう。ドライフラワーが苦手なのが、直射日光と湿気です。
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ドライフラワーのお取扱い上の注意点
・乾燥しているため、散りやすいものやこわれやすい場合がございます。
・水にぬれないようにご注意ください。
・飾る場所や季節等により、ご購入後の色の変化や乾燥具合は異なります。個々の魅力として自然をお楽しみ下さい。
ほこりがたまり、気になる場合は、なるべく毛の柔らかいチークブラシ等ではらったり、ドライヤーのごく弱い風を遠くから軽く当てるなどして、取り除いてください。
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ドライフラワーのまとめ
本稿ではドライフラワーについて、種類と用途の観点からご紹介いたしました。植物をあえて乾燥させ、より長く楽しむドライフラワー。使い方は生花とよく似ていますが、特有の風合いがまた違った印象を与えてくれます。ご自身で生花をドライフラワーにしてみても良いかもしれません。ドライフラワーを上手に活用して、日々の生活に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
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