オアシスとは?フラワーアレンジに欠かせない基礎知識と活用術
フラワーアレンジメントに欠かせない「オアシス」。フラワーアレンジメントの世界では非常に重要な存在ですが、実は詳しく知らないという方も少なくありません。オアシスとは、花を固定しながら水分を供給することで、アレンジメントを美しく保つためのスポンジ状の資材です。この記事では、オアシスの種類、使い方、選び方、注意点までを初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。花をもっときれいに、もっと長持ちさせたい方にとって役立つ内容となっています。
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オアシスとは?基本の役割と構造
「オアシスとは、花を支えるためのスポンジです」と説明されることがありますが、それだけでは少し物足りないかもしれません。オアシス(正式にはフローラルフォーム)は、スポンジ状の素材でできており、花の茎をしっかりと固定しつつ、十分な水分を供給できる機能を持ったフラワーアレンジメント用資材です。 吸水性の高い素材でできており、水をたっぷり含ませることで、花が長時間にわたって新鮮な状態を保てるようになります。オアシスを使えば、花瓶のような形状に依存せず自由な角度・位置に花を配置できるため、立体感のある表現が可能です。 なお、「オアシス」という名称は商品名(商標)ですが、現在では一般名称としても使われており、多くのフローリストがこの名前で呼んでいます。
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フラワーアレンジメントにおけるオアシスの重要性
オアシスの魅力は、なんといってもその「自由度の高さ」と「持ちの良さ」です。単に器に水を張るだけの方法では、花の配置や安定性にどうしても限界が生まれてしまいます。しかしオアシスを使用することで、そうした制限を大きく取り払うことができるのです。花がしっかりと固定されるため、アレンジが崩れにくく、安心して美しい形を保てます。さらに好きな角度や位置に自由自在に花を挿せるため、創造力豊かなデザインが可能になります。また、内部のスポンジが水分を持続的に供給することで、花が長く美しさを保つのも大きなメリットです。さらに、イベント装飾やギフトアレンジ、結婚式のブーケなど、長時間の展示が求められる様々なシーンで重宝され、多くのフローリストに愛用されています。オアシスの登場によって、フラワーアレンジメントの表現力は格段に広がり、その可能性は無限大と言っても過言ではありません。 フローラルフォームカテゴリはこちら形の種類とそれぞれの特徴
オアシスにはさまざまな「形」があり、どんなアレンジを作りたいかによって選び方が変わってきます。今回は、オアシスの代表的な形とその特徴、選び方のポイントを初心者にもわかりやすく解説します。ブリック型(ブロック型)

最も一般的な形状で、四角いレンガのような形をしています。必要なサイズにカットして使えるため、初めての方にも扱いやすいタイプです。花器に合わせて形を整えることができ、自由なアレンジが楽しめます。
【こんなときにおすすめ】花器に自由に合わせたい場合
ラウンド型(球形)

ラウンド型のオアシスとは、球体の形をしたフローラルフォームで、360度どこから見ても美しい立体的なアレンジを楽しめるのが特徴です。
この形状は特に、結婚式で使われる「ボールブーケ」の制作にもよく使われます。ラウンド型のオアシスにチキンネットを巻き、リボン・ワイヤーを使用して持ち手作ることで、ボールブーケを作成出来ます。また、ラウンド型のオアシスは専用のブーケホルダーの替え玉として使用でき、手に持てる美しい球状ブーケが簡単に作れます
【こんなときにおすすめ】結婚式のボールブーケ制作やラウンドブーケ制作(ブーケホルダーの替え玉)、トピアリーの芯ベース
リング型(輪形)

ドーナツ型のオアシスで、中心が空いている形状です。お祝いリースやクリスマスリースなど、円形の構成を活かしたアレンジに使われます。花やグリーンをぐるっと一周させることで、優雅で華やかな印象になります。
【こんなときにおすすめ】リース風アレンジ、テーブル周りのデコレーション
ハート型・星型・コーン型・その他デザイン型

記念日やイベント向けに、あらかじめハート型や星型・コーン型などに成形されたオアシスもあります。コーン型はクリスマスツリー型のアレンジ土台にピッタリです。特別な日の贈り物やディスプレイに使うと、気持ちがより一層伝わる華やかなアレンジに仕上がります。
【こんなときにおすすめ】誕生日や母の日のギフト、季節イベント(バレンタイン・クリスマスなど)
オアシスの正しい使い方
オアシスを上手に使うためには、吸水・カット・固定の3つのポイントをしっかり押さえることが大切です。ここでは、初心者でも失敗しにくい手順とコツをご紹介します。
吸水の方法
オアシスを使う場合、まずはしっかり水を吸わせることが基本です。バケツやシンクなどの容器に常温の水を用意し、オアシスをそっと水の表面に置きます。このとき、決して押し込んだりせず、自然に沈むのを待つのがポイントです。沈むまでには約1~2分かかり、その間に内部まで水が均等に浸透していきます。 もし強く押し込んでしまうと、オアシス内部に空気が閉じ込められてしまい、吸水ムラができやすくなります。吸水ムラがあると、そこから水分が不足して花が早くしおれてしまう原因になるため注意しましょう。カットの方法
吸水が完了したら、次は花器に合わせてオアシスの形を整えます。ナイフや専用のフローラルカッターを使うとスムーズに切ることができます。事前に花器の内寸を測り、余分な無駄を出さないようにサイズを決めてからカットすると効率的です。カットする際は、直線的に切るだけでなく、花器の形に合わせて角を斜めにカットしたり、細かい調整を行うと、よりしっかりフィットしやすくなります。特に丸い花器の場合は、角を少し丸めるように切ると隙間ができにくいです。器への固定方法
オアシスを花器にセットするときは、サイズがぴったり合っていることが重要です。ゆるいと動いてしまい、花を挿したときに不安定になりますが、防水のフローラルテープで器に固定すると安定して作業がしやすくなります。大きな花器や複雑な形状の場合は、一つのオアシスでは対応しきれないこともあります。その際は、複数のオアシスを組み合わせて並べて使う方法もあります。並べる際は隙間ができないようにしっかり押し付けて固定し、花を挿したときに動かないように注意してください。 以上のポイントをしっかり守ることで、オアシスを使ったフラワーアレンジメントはより美しく、長持ちする作品に仕上がります。慣れないうちはゆっくり丁寧に作業することを心がけるとよいでしょう。 生花用ブリック(生花用フォーム)カテゴリはこちら フローラルフォームカテゴリはこちらよくある失敗とその対策
オアシスの取り扱いでよくあるミスと、簡単な対処法をご紹介します。
| 失敗例 | 原因と対策 |
|---|---|
| 花がすぐしおれる | 原因 : 吸水不足 対策 : 自然に沈むまで吸水する |
| オアシスがぐらつく | 原因 : サイズ不一致 対策 : ピッタリカットしテープ固定 |
| 茎が抜けやすい | 原因 : 浅く挿す、斜めカットしていない 対策 : 茎を斜めにカットし深く挿す |
| オアシスが見える | 原因 : 花や葉の配置不足 対策 : グリーンでカバー |
オアシスを使ったフラワーアレンジを長持ちさせるテクニック
オアシスを使用して作ったフラワーアレンジを少しでも長く楽しむためには、使い方にもコツがあります。
まず、花を挿す前に茎の先端を斜めにカットしましょう。切り口の面積が広がることで吸水性が高まり、花が元気に保ちやすくなります。また、茎を挿す深さも重要です。浅すぎるとオアシスの中で水を吸えず、早くしおれてしまう原因になります。
完成後は毎日少量の水を補給するのがおすすめです。表面が乾いていなくても、内部は水分が減っていることがあります。スポイトやジョウロでやさしく注いであげましょう。
さらに、直射日光や風が当たる場所を避けるのもポイントです。花が乾燥しやすくなるため、日陰で涼しい場所に置くことで持ちが良くなります。
ほんの少しの工夫で、オアシスを使ったフラワーアレンジは驚くほど長く楽しめます。
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オアシスを活かしたアレンジメントのデザイン例
テーブルアレンジメント

テーブルアレンジメントは、食卓やパーティーの中心に置く装飾として人気です。低めの高さで花を配置することで視線を遮らず、360度どこから見ても美しい立体的なデザインが可能です。季節の花やテーマカラーを取り入れると、空間の雰囲気をより華やかに演出できます。
ウォールデコレーション

ウォールデコレーションは、薄型のオアシスをフレームに固定し、壁掛けとして楽しむ方法です。省スペースでインパクト大。玄関やリビング、ショップのディスプレイなど、さまざまな場所の空間演出に適しています。季節に合わせて花材を変えられるのも魅力です。
ハート型やリング型のオアシスを使ったギフトアレンジ

特別な日の贈り物に最適です。形があらかじめ整っているため、初心者でも簡単に美しい作品を作れます。誕生日や記念日、母の日のプレゼントとして喜ばれます。
このように、オアシスの形や使い方を工夫することで、さまざまなシーンに合わせた素敵なフラワーアレンジメントが実現します。ぜひアイデアを膨らませて、お気に入りのデザインに挑戦してみてください。
オアシスの処分方法
使用後は水分をよく絞ったり、乾燥させると軽くなるので処分がしやすくなります。また、水を絞る際は細かくカットしてからだと絞りやすくなります。 分別については、地域によってルールが異なる場合があるため、お住まいの自治体のゴミ分別ガイドを確認することをおすすめします。環境面を考えると、最近では生分解性のエコオアシスも販売されています。そうした製品を選ぶのも良い選択肢です。 フローラルフォームカテゴリはこちらドライフラワー用や造花用のオアシスとは?特徴をご紹介
オアシスは生花用だけでなく、ドライフラワーや造花にも対応した種類があります。ここでは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーに最適なドライ用オアシスと、造花やアートフラワーに使うフォームオアシスの特徴についてわかりやすくご紹介します。ドライフラワー・プリザーブドフラワー用オアシス

水を吸わないタイプのオアシスで、主にドライフラワーやプリザーブドフラワーを使うアレンジメントに用いられます。色は茶色やグレーが多く、吸水しないため乾燥した素材を傷めず、長期間美しい状態を保てます。硬めの素材でできているため、花や枝をしっかりと固定でき、崩れにくいのも特徴です。軽量で持ち運びにも便利なので、展示会やイベントの装飾にも適しています。
造花用オアシス

造花やアートフラワーに使うフォームオアシスは、水分を必要としないオアシスです。発泡スチロールのような質感で、硬めの素材が多く、カットや彫刻がしやすいため、自由な形に加工して使えます。カラーバリエーションや形も豊富で、装飾の幅を広げることができます。水を使わないので管理が簡単で、繰り返し使用できるのも魅力です。お部屋のインテリアや長期間飾る作品に向いています。
よくある質問(FAQ)
オアシスとは何かを理解しても、実際に使う際にはさまざまな疑問が湧いてくるものです。ここでは、初心者の方がよく抱く疑問を中心に、質問形式で分かりやすくまとめました。「これってどうすればいいの?」といった悩みも、ここでしっかり解決しましょう。
Q1. オアシスは何回使えますか?
→基本的には1回使い切りが前提です。再利用は可能ですが、吸水性や強度がが大幅に低下してしまいます。大切なアレンジメントでは新品のオアシスを使うのが安心です。Q2. オアシスの保存方法は?
→ 未使用のオアシスは直射日光や高温多湿を避けて、涼しく乾燥した場所場所で保管しましょう。湿気が多いと素材が劣化しやすく、使用時に崩れやすくなることがあります。Q3. フラワーアレンジで花を一度挿した後に抜いて差し直してもいいですか?
→なるべく避けたほうが良いです。一度挿した部分は穴がゆるくなり、固定力が落ちてしまいます。どうしても差し直したい場合は、違う場所に新しく挿すのが無難です。Q4. 小さい花器でもオアシスは使えますか?
→ はい、問題ありません。オアシスは柔らかい素材なので、ナイフなどで簡単にカットできます。花器のサイズに合わせて小さくすれば、どんな形の器にもフィットさせることができます。Q5.オアシスを使わない場合とどんな違いがありますか?
→ オアシスを使わない場合、花瓶のような容器に水を張って活ける方法が一般的ですが、花が動きやすく、角度や配置の自由度に限界があります。オアシスを使うと、立体的にデザインでき、花の固定もしやすいため、初心者にもおすすめです。Q6. オアシスに水を入れたまま放置しても大丈夫ですか?
→ 吸水性オアシスは水を長時間含んでおけますが、衛生面からも毎日水を継ぎ足したり交換するのが望ましいです。夏場は特に雑菌が繁殖しやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。Q7. オアシスはどこで買えますか?
→ 花材専門店やホームセンター、手芸店のほか、インターネット通販でも手軽に購入できます。 フローラルフォームカテゴリはこちらまとめ
オアシスとは何かを正確に理解することは、フラワーアレンジメントの楽しみを何倍にも広げるための重要な鍵です。オアシスは単なる花を固定するための道具ではなく、アレンジメントの美しさや持続性に大きな影響を与えます。オアシスの種類や特性を理解し、用途に合ったものを選択することは、作品の完成度を大きく左右します。たとえば、吸水性の高いオアシスを使用することで、花材が長時間新鮮さを保ち、見た目の美しさを持続させることができます。
また、オアシスを正しい手順で使うことも重要です。まず、オアシスを水に浮かべて自然に沈むのを待ち、水にしっかりと浸してから使用することで、花材に必要な水分を十分に供給できます。この基本的なステップを踏むことで、誰でも簡単に美しく、しかも長持ちするアレンジメントを作ることが可能です。本記事を参考に、ぜひ実際にオアシスを使った作品づくりに挑戦してみてください。オアシスの特性を活かし、独自のセンスを取り入れて、あなただけの素晴らしい作品を作り上げてください。
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