紙ナプキンの種類と選び方
世界の至る所で見られる紙ナプキン。意外に思われるかもしれませんが、現代で主流となっている紙製ナプキンは実は日本発祥のものです。欧米諸国にはまだ薄い紙を作り出す技術が乏しかったため、日本で作られた和紙製のナプキンを輸入して使っていたそうです。懐紙(かいし)のような手軽さと便利さから使い道が広まったということですね。
この記事は、包装用品・店舗用品の通販 「シモジマオンラインショップ 」が監修しています。
紙ナプキンとは?
飲食店などで多く利用される使い捨ての紙製ナプキンのことを指します。カフェや飲食店ではお馴染みの紙ナプキンは、カトラリーの下に敷いたりテーブルコーディネートに使われたりと用途は様々です。その昔カトラリーのない手掴みで食べていた時代から西洋の方では手や口を拭くのに布が使われていたとされます。そして、その頃は、ひとりが使うような形状ではなく、自分の膝に垂れているテーブルクロスの端で拭くのが当たり前だったそうです。フランス語でテーブルクロスのことを「nappe(ナップ)」といい、これが語源となりました。テーブルクロスを小さくしたような布のテーブルナプキンもありますが、ここではより安価で使いやすい紙ナプキンを紹介していきます。 紙ナプキンカテゴリはこちら形態で選ぶ
紙ナプキンには複数の形態があり、それぞれ少し違った特長があります。形態の選び方として、どういったシーンで使うのかが肝となります。数回折られた紙ナプキンが主流となっていて、そのパターンとして長方形である六つ折りタイプや正方形の四つ折りタイプなどが挙げられます。面が狭い六つ折りの紙ナプキンは、こぼした面をさっと拭き取りやすいです。大判の四つ折りの紙ナプキンは、大きく広げて応用できます。用途によって分けると選択しやすいでしょう。
六つ折ナプキン
六つ折ナプキンは、レストランやカフェなどの飲食店のテーブルでよく見かける定番アイテムです。あらかじめ六つに折られた状態で提供されるため、取り出しやすく、テーブル上でも美しく整った印象を与えます。ティッシュペーパーよりも厚みと強度があるため、飲食時に口元や手をしっかり拭けるのはもちろん、野外イベントやピクニックなどの外出時にも便利に活用できます。シンプルながら機能的で、衛生面でも安心な点が魅力です。
四つ折ナプキン
大判サイズの四つ折りナプキンは、膝の上に広げて使うことで、食事中の衣類への汚れを防ぐ用途にも最適です。特にフォーマルな場面やレストランなどでは、スマートな身だしなみを保つためのアイテムとして重宝されます。また、しっかりとした素材感があるため、お皿の代わりにナッツやスナック類を添えて提供する使い方も可能です。見た目にも清潔感があり、カジュアルなパーティーやイベントでも活躍する、実用性と演出性を兼ね備えたアイテムです。
2プライナプキン
「プライ」とは紙の層を指す言葉で、2プライナプキンは2枚の紙を重ねた構造になっているため、1枚ものよりも厚みと耐久性に優れています。しっかりとした拭き心地があり、使い捨てでありながらも布製ナプキンのような上質感を演出できます。高級感がありながらも取り扱いが簡単で、洗濯の手間も不要なため、飲食店のテーブルセッティングやケータリング、家庭でのパーティーシーンなど、幅広い場面で気軽に活用できるのが魅力です。色で選ぶ
紙ナプキンはプレートやグラスほど高価ではないにせよ、テーブルコーディネートを彩る重要な役割を持ちます。色は豊富で、クリスマスからお正月の時期であればグリーンやレッド、金銀の箔押しタイプを揃えておくとお祝いムードを高められてよいでしょう。一方で白無地は通年使えますし、手や口を拭く紙ナプキンとして一般的です。飾り用と実用用とで分けて用意してもよいかもしれません。
グリーン
グリーンのナプキンは、清潔感のある白いテーブルクロスとの相性が良く、落ち着きの中に華やかさを演出できる人気のカラーです。折り紙のように折って使えば、クリスマスツリーを模した装飾にもなり、季節感やパーティーの雰囲気を一層引き立てます。また、茶系のお料理、例えば煮物やローストビーフなどと組み合わせることで、色のコントラストが美しく、料理の魅力をより引き立ててくれます。和洋問わず、幅広いシーンで活躍する万能カラーです。
レッド
鮮やかで華やかな印象を与えるレッドのナプキンは、テーブル全体にリッチでエレガントな雰囲気を演出してくれます。ゴールドやシルバーの金属製カトラリーと組み合わせれば、まるで宝石のような輝きを際立たせ、高級感のあるセッティングに。また、素朴な木製カトラリーと合わせることで、ナチュラルな温かみを保ちつつ、華やかさをプラスする効果もあります。特別なディナーや記念日、クリスマスなど、印象に残るシーンにぴったりのカラーです。












ハンカチを持っていたとしても、油汚れが落ちにくいので、お食事の際に口や手の汚れを直接拭うのは気が引けるという方も多いのではないでしょうか。特にパーティーなど人が多く集まる場でも惜しみなく使える紙ナプキンは、おもてなしに欠かせません。単に汚れを拭くだけでなく、テーブルコーディネートのアクセントになったり、ちょっとしたお皿の代わりに使えたりと、大活躍です。

