ポチ袋のマナーと手作りポチ袋の作り方
お年玉や借りたお金のお礼用袋などに使用されるポチ袋。最近では、袋にアニメのキャラクターが描かれているデザインや、ダジャレなどのユーモアのあるデザインのものも多くあります。形も四角いものだけでなく、その年の干支の動物や、キャラクターそのものの形をしているなど、バリエーションも年々増えてきています。今回はそんなポチ袋の使用する際のマナーと、手作りポチ袋の作り方についてご紹介します。
ポチ袋とは?
ポチ袋は、1万円以下など比較的少額なお金を包むシーン、例えば、お年玉、借りたお金を返す際に、結婚式などのお車代、旅館などで働く方への感謝(チップ)などを渡す際の袋として使用されます。ポチ袋は「これっぽっち」が由来とされており、「ほんの少しのお礼」という意味が込められています。お年玉袋と呼ばれる場合もあります。
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ポチ袋のマナー
ポチ袋にお金を入れる際には、いくつかのマナーがあります。どれも基本的なマナーですので、ぜひ覚えてください。
袋に名前を書く
渡し間違いを防ぐためにも、ポチ袋には名前を書いておくのがよいでしょう。渡す相手の名前は「袋の表面の左上」、自分の名前は「袋の裏面の左下」に書くのが一般的です。名前を書く欄が袋にある場合には、そちらに従いましょう。
お金の折り方と入れ方
紙幣は、表が内側になるようにして、左、右の順で三つ折り(折り線が2本)にしましょう。四つ折りは縁起が悪いので避けるようにしてください。紙幣を何枚か入れる場合には、紙幣を重ねてから折るように、硬貨を入れる際には、表向きになるように入れましょう。大きな袋でお札を折らずに入れることが出来る場合には、肖像がある方が表になるように袋に入れます。
目上の人には渡さない
ポチ袋は目上の人から目下の人に渡すものです。そのため、上司のお子さんなどに渡すことも避けた方がよいでしょう。
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手作りポチ袋の作り方
自分の好きな包装紙、折り紙などを使用して、ポチ袋を作ることが出来ます。ハサミ、のり、定規などがあれば誰でも簡単に作れますので、ぜひ作ってみてください。借りたお金を返すときや、ちょっと細々したものを入れるのにも良いですね。
手作りポチ袋の作り方
①15×15cmの紙を用意します。
②左右4cmずつ紙を内側に折ります。
③そのまま紙の上側の紙を下に2cm、下側の紙を上に1.5cmほど折ります。
④紙を一回開き、四隅の四角形を線に沿って切り落とします。(残った紙が十字になるように)
【POINT】この時に上下の入れ口部分を、少し内側に向かってななめに切り落とすことで、完成形がきれいになります。
⑤右が上になるように左右の紙を糊付けします。
⑥下部分の紙に糊をつけ、そのまま上に折り上げるようにして貼り付けたら完成です。
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ポチ袋についてのまとめ
ここまで、ポチ袋のマナーと手作りポチ袋の作り方についてご紹介してきました。ポチ袋はちょっとしたお礼や、感謝を伝える際にあると便利なものです。最近では、デザイン性の高いポチ袋も増えてきています。少しユーモアのあるポチ袋を使うと、ちょっとした話のネタにもなるので、ぜひポチ袋を使ってみてはいかがでしょうか。
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