MinneやCreemaなど、ハンドメイド作品をアプリで販売したい人が年々増加を続けています。
2017年10月1日から2018年9月30日の販売実績によると、minneのダウンロード数はすでに1000万ダウンロードを超え、今現在はさらに増加しています。
盛り上がっているハンドメイド業界に新たに参入したい作家さんは今後ますます増えていくことが予想できますよね。
せっかくハンドメイド作品の販売にチャレンジするなら、多くの人に作品を見て、購入を検討してもらいたい。
もちろんどの作家さんもそう考えています。
今回は、多くの人に見てもらうための方法である写真の撮り方について、資材のシモジマの観点から考えてみました。
作品を見てもらえるかどうかは写真の撮り方にかかっている?
MinneやCreemaを見ると、時間を忘れてずっと見てしまいそうなくらい素敵な作品がたくさん掲載されています。
どれもこれも本当に素敵!
ということは、素敵な作品であっても、目立たずにほかの作品たちに埋もれてしまう可能性があるということなんです。
一般に、インターネットやアプリのユーザーが、
商品群の中で1つの商品に目を留めるときには、商品名などのテキストではなく画像が強い訴求力を持つと言われています。
ですので、商品写真の撮影はとっても大切な作業。
プロに外注している人もいるくらい、力を入れている人もいるんです。
コツを抑えて、見てもらえる写真に仕上げていきましょう。
ハンドメイド作家さんが押さえておきたい商品写真の撮り方5選
では、具体的にどんな写真を撮るのがいいのか見ていきましょう。
1 作品の全体像が収まるように写真を撮る
1枚目の画像は最も大事。
商品ページの1枚目画像がそのまま一覧ページのサムネイル画像になるケースが多いからです。
1枚目の画像は、
商品の全体像が分かるように少し引きで撮るようにしましょう。
このとき、掲載サイトのルールにもよりますが、背景には気を配りたいもの。
白背景などの指定がないならば、小道具を効果的に使って目を引くおしゃれな写真に仕上げましょう。
作品が写真の8割程度、余白や小道具が2割程度になるくらいのサイズ感で撮るとちょうどよく仕上がります。
2 作品のポイントとなるところにクローズアップした写真を撮る
作品の中で、他の作家さんの作品とは差別化を図れるようなポイントはクローズアップした写真を撮りましょう。
例えば、洋服ならかわいいボタンを使っているとか、きれいなドレープが入っているとか。
アクセサリーなら質感が伝わるようなアップ写真などです。
寄りすぎてピンボケしてしまうのはNG!
ユーザーが「この作品をじっくり見てみたいな」という欲求を満たせるように、アップできれいに撮りましょう。
3 サイズ感が分かるように写真を撮る
実際のサイズ感が分かる写真も撮っておくのがベターです。
小物雑貨なら他のものと一緒に移してサイズ感を伝えてもいいですし、アクセサリーやアパレル商品なら着用画像もいいですね。
物によってはメジャーや定規で実際のサイズが分かるような画像でもいいでしょう。
サイズは購入するかどうか判断する大きな要因の一つです。
ぜひ掲載するようにしましょう。
4 ほかのものと一緒に写真を撮って、使用イメージがつかめるようにする
アパレル商品なら着用した状態で街中にたたずんでいる写真を撮ったり、雑貨なら部屋の中で使われている風景を撮るなど実際に使用しているイメージができる画像を盛り込むようにしましょう。
ユーザーが自分の使用をイメージできるだけではなく、
きれいな写真があるとそれだけで「見てみたいな」という気持ちを刺激されるものです。
5 パッケージングした状態で写真を撮って、受取イメージができるようにする
資材のシモジマから、強めにおすすめしたいのがパッケージ画像。
実際に発送する状態にしてみて、発送の資材が箱であれば蓋を開けた状態で、袋であれば中の商品を袋から半分出した状態で写真を撮るなどして、ユーザーに「受け取るときの気持ち」を体験してもらいましょう。
特別かわいいラッピングを施していなくても、配送の状態が分かるとユーザーは安心できるものです。
この時、実際は全然違う資材を使って、「違うんかーい!」というツッコミをもらってしまうことのないように気をつけましょう。
番外編 写真撮影で気を付けること!
このように、写真の種類は5枚程度は載せるようにしていきましょう。
更に、写真撮影で気をつけたいこととして、写真の色味と明るさがあげられます。
写真を撮るとき、可能ならば午前中の明るい時間帯に自然光で撮影するといいと言われています。
蛍光灯の下で撮った写真はどうしても商品の影が濃く映り込んでしまいがち。日の光の下で撮ると淡い影がついて、自然で明るい写真になるんです。
とはいえ、忙しい作家さんだとそうも言っていられないこともありますよね。
電気の下で撮影するときには、専用の撮影機材でスタジオを作ったりして商品にライトの光が優しく当たるように工夫するなどするといいですね。
撮影後に明るさを補正して、見栄えを調整するのも忘れずに。
また、
コントラストが薄すぎる写真はほかの写真と並んだ時にくすんで見えてしまいがち。
撮影環境が暗いとどうしても撮影後に明るさ補正をして調整することになりますが、暗すぎる画像は明るく補正したときに白けて見えてしまうことがあります。
できる限り撮影環境を整えて、きれいな色の写真が撮れるようにしていきましょう。
写真でハンドメイド作品をアピール!ハンドメイドをもっと楽しもう
写真撮影は忙しいハンドメイド作家さんにとって、大変な作業の一つです。
大変な分、いい写真が撮れると多くのユーザーに作品を見てもらえるチャンスにつながる大切な作業ですので、ここはぜひ頑張っていきましょう。
素敵な写真を撮影して、どんどん作品をアピールしていきましょうね!