カジュアルだけじゃない。セミフォーマルギフトにも使える袋ラッピング
目次
はじめに
ラッピングといえば、無料で承るのは袋、有料なら箱と包装紙。そんなお店が多いのではないでしょうか。 ギフトラッピングはお客様にとってうれしいサービスである反面、お店側にとってはラッピングのテクニックに不安があったり、ラッピング用に用意しておく資材のコストなど、課題が多いもの。 ですが、ギフト需要は年々高まりつつありますし、ラッピングをしてくれるお店かどうか、はお客様にとってもお店選びのポイントにもなりえますので、ぜひ積極的に取り入れていきましょう。
ラッピング用にお店に常備しておきたい資材とは?
実際にお店を出している方なら、ラッピング対応用に必要な資材は、箱や包装紙、リボンにシール、そして袋といったところでしょうか。宅配を行うお店なら、そこに梱包用の箱や緩衝材、粘着テープも必要です。ネットショップを開いている方なら、それらが常に必要ということになります。 ラッピングが得意なスタッフがいれば安心ですが、箱もののラッピングはテクニックの必要な専門性の高い作業です。すべてのスタッフが同じレベルで対応するのは難しいというお店がほとんど。 そこで便利なのが袋ラッピング。特別な技術がなくても、かわいくておしゃれなラッピングが実現しますよ。
こんなに使える!袋ラッピングがおすすめなシーン
カジュアルシーンでの使用
袋物のラッピングは近年特に需要が高まってきた、カジュアルギフトに大変便利です。お友達のおうちに訪問する際のちょっとした手土産に、とか、お土産をいただいたから次に会う時に心ばかりの贈り物を、とか、日常の中のふとしたシーンに気軽に贈れるギフトです。ビニール素材や不織布素材の袋なら、ギフトを入れたら口をリボンなどで結ぶだけでラッピングが完成し、見た目にもかわいく華やか。 元々袋にリボンが一体化している便利なタイプのギフトバッグも販売されていますので、用意する資材も数を減らすことができます。
オリジナルギフトを作成したいときの使用
贈り物を送る人は、受け取る方のことを考えて選んでいます。時にはギフトが一つの商品ではないことも。例えば、出産した友人の家にお祝いに行く、というようなシーン、赤ちゃん用のお洋服も買いたいし、出産を頑張った友人用にも気持ちのこもった品を準備したい・・・と、あれこれ選びたくなる方は多いもの。形の違う複数の贈り物を、かわいく一つにパッケージするためには形にとらわれない袋がとても便利なんですよ。
こんなシーンにもおすすめ!セミフォーマル
結婚式のようなフォーマルシーンとまではいかないけれど、きちっとしておきたいということ、大人になると増えますね。PTAの集まりなど、印象を良く見せたい場面でのギフトは、かっちりしすぎず、さらりとおしゃれな袋ラッピングが意外としっくりくるものです。
袋の素材を高級感のあるものにするなど、ちょっとした工夫で様々なセミフォーマルシーンに使用できるようになりますよ。
要注意!袋ラッピングをお勧めしないシーンとは?
便利な袋素材のラッピングですが、使わないほうがベターなケースも。
目上の方に初めてご挨拶に伺う時に持参するギフト。そのようなときは持参するものも相応なものになるでしょうから、ラッピングもやはり箱や包装紙を選んだほうがベターです。日本の伝統的な文化である、手土産などのギフトは、袋よりもフォーマルなラッピングを心がけましょう。
お悔みやお供え用に贈り物を用意する際も、袋は避けたほうが無難。この場合はかっちりとした箱や包装紙を用いての包装の方が安心です。
シーン別、素材選びのコツと包み方で変わる印象
様々なシーンで便利に使える袋ラッピングを実現するのは、使用シーンに応じた素材のチョイスです。似つかわしくない素材を使ってしまうと魅力が半減。お店での取り扱う商品から、合う素材をしっかり見極めて揃えるようにしましょう。
素材選びはシーンによって考えましょう
日常の中に溶け込むような、カジュアルシーンでのギフトには、ポリエチレン素材やPP素材のやわらかな質感の袋が大活躍。
通販や宅配で配送する場合も、ラッピングした状態の商品をさらに箱詰めすると、どうしてもラッピングをした直後の形を保つことが難しいですが、ポリ素材、PP素材はしわになりにくく柔軟ですので、箱を開けた時に袋がグシャグシャでがっかり・・・などということにならずに済むのがうれしいところ。
同じカジュアルでも紙素材の袋ならクラフト素材などもおすすめ。底にマチのある角底袋やマチのない平袋など、中に入れるものによって袋を工夫しましょう。クラフトにはリボンだけでなく、麻や紙の素材の紐もかわいく映えます。シンプルで味わいのあるクラフト素材は、合わせる小物の幅が広くて楽しいですよ。
ちょっときちっとした印象で使用するなら、紙袋の中でもコート紙で作られたものやツヤ加工のあるものがおすすめ。合わせるリボンを厚手のサテン地のものにすると高級感が出て素敵な印象になります。
印象がガラリと変わる包み方とワンポイントアドバイス
袋のラッピングは、袋の口を絞って結ぶスタイルはカジュアルな印象に、口を折り込んで留めるスタイルはきちんとした印象にと、閉じ方によって印象が様々に変化します。 カジュアルもセミフォーマルも、合わせるシールやクリップのような小物で遊びを演出すると、コーディネートに深みが出ますのであれこれ楽しみながら工夫してみましょう。もともとリボンがついているタイプの袋も、リボンを絞るときにお花のピンなどを差し込んで絞ると、それだけで手の込んだギフトに見えますよ。
まとめ
いかがでしたか?袋のラッピングは思っていたよりもたくさんのシーンで活躍しますね。お店のラッピング用資材に、袋をいくつか加えておくと、お客様のニーズに合わせたラッピングに対応できるチャンスが広がります。 よかったらチャレンジしてみてくださいね。いくつか作ってみると、ちょっとした工夫のアイデアが出てきてスタッフさんも楽しめますよ。
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