これだけでいいの?観光地のお土産屋さんでお客様がお店のファンになる方法
はじめに
観光地のお土産の売上は、どのようにして上げればいいのでしょうか?
年間何万人もの人が訪れる人気の観光地。観光スポット近くにはお土産屋さんが何軒も軒を連ねています。その土地のお土産屋さんなので、隣近所のお土産屋さんと同じような商品ラインナップというのはよくあることです。ところが、似た商品を扱うお土産屋さんがどこも同じように売り上げを上げるというわけではありません。隣り合わせに並ぶA店とB店、A店には大変活気があり、お客さんは買い物をして嬉しそうに店を後にするのに対して、B店は入店してくれたお客さんが何も買わずに出てきてしまう。お店の外から見た感じでは、両店に大した差があるようには見えないのになぜなのでしょうか?
実はA店は、店内のお土産に、丁寧なPOPをつけた陳列をしていました。それだけではなく、商品にも「地元の人が週に7日食べる」とか、「うちのおばあちゃんのイチオシ」といった、その土地やそのお店ならではのうたい文句を書いたシールを貼って商品をアピールしていました。B店は既製品のお土産を、ただ並べていただけ。
今回はちょっとした工夫でお店に活気を持たせ、お客様にも喜んでいただけるアイデアをご紹介します。
お土産屋さんの悩み事
観光地には何軒ものお土産屋さんが立ち並んでいます。集客のために大きな看板を出したり、のぼりを飾りたいけど、その土地の景観を守るためお店の外にあまり派手な看板などを出せないなどのお悩みを持つお店は大変多いものです。お店の外に宣伝ができないということは、お店の中に入ってもらわないと自慢の商品を見てもらえないことになります。
集客のためにイベントをしたり、Webを活用して情報を発信したり、SNSで発信したり、ふるさと納税を活用したり、そうした施策を打つことはとても重要です。ですが、それらの方法はどのお店でもできることではありませんよね。「うちにはちょっと難しいな」と思われた方もいると思います。
観光地にお店を構えるオーナーさんは、そのような悩みを常に抱えています。
お客様の購入意欲を掻き立てるアイデアをご紹介。
スタッフがお店の外に立って、呼び込みをするのも一つの方法ですが、それにはマンパワーが必要です。観光情報誌に広告を出すのもいいですが、コストが発生してしまいます。改めて考えるとお客様にお店に入っていただくことは、それだけで大変ありがたいことですよね。
ですから、いざお店に入ってきてくださったお客様には、購買意欲をモリモリ掻き立てるような工夫を用意しておきたいもの。
観光地のお土産屋さんはとなり近所のお店と同じ商品を陳列しているという例はどの観光地でも見られることです。よそのお店と同じように、商品と価格が書かれたPOPを配置し、試食を提供するだけではお店のオリジナリティが表現できません。観光地のお土産屋さんを見ているお客様は、「隣にも同じような商品があるだろうから、ほかも見てから決めようかな」と考えがちです。そのお客様に購入を決めていただくにはほかのお店とはちょっとだけ違う見せ方が効果的。
例えば、おせんべいを販売しているとしましょう。店頭でのPOPが、「おせんべい 500円」。それだけだとどうでしょう?どんなお煎餅なのか、初めて見るお客様には魅力が伝わりません。
そのおせんべいを自分のお店で買ったほうが良い理由はなんでしょう?友人にその商品をすすめるとしたら、何をアピールしますか?店員さんが思うことをPOPに書くだけで、もしかしたらお客さまは自分に当てはめて「ええ、そうなの??それなら買おうかな」と考えます。
格好良く、おしゃれにと思わなくても大丈夫。お店の雰囲気にあうということを意識してぜひPOPを書いてみてください。
お店のバックヤードにパソコンとプリンターがあるなら、更にチャレンジしたいのがラベル印刷。POPに書いたことを要約して、そのお土産をお勧めするごく短いキャッチフレーズを考えてみます。できれば観光地名やお店の名前も入れましょう。「○○山、○○店名物 トメさんが毎日食べてるおせんべい」のように、ごく簡単でいいのでシールを商品パッケージの隅に貼ってみます。こうすることで、お土産をお店で購入してくれるお客さんだけではなく、そのお土産を受け取る方にとってもそのおせんべいが少しだけ特別なものになりますよ。
お土産屋さんで購入するのは、お土産です。自分用に購入する商品もあれば、職場であったり、家族であったり、ちょっと特別な人であったり、いろいろなケースがあります。
お土産をもらった人が喜んでくれると、お客様の「あのお店でお土産を買ってよかったな」という気持ちはさらに満たされていくものです。お客様が喜んでくれる、ちょっとした工夫、考えてみてくださいね。
大切なのは購入していただいた後に感動があるかどうか。
隣近所のお店とちょっと差をつけるために用意したいのが、となり近所のお店とは違う包装です。ラッピングをしっかりやりましょう!というほど力まなくてもいい。そのお店ならではのアイデアを、今の包装用の袋に活かすだけでいいんです。
袋の口にお店のハンコをついた小さな紙をつけたり、ちょっとしたオマケを付けたり、自分たちにお店ならではのオリジナリティを演出したら、同じおせんべいでも、もらった方が喜ぶような仕掛けをしてみる。これなら大々的に包装用品を買い替えなくてもできますよね。 もしも両隣のお店が、買い物袋に真っ白なレジ袋を使っているなら、レジ袋を柄つきのものに変えるだけでも印象が変わります。ほんのちょっと、できることを一つだけという気持ちでアイデアを出してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?お客様にご満足いただくための工夫は、ほんのちょっとっしたことから始めることができます。
始めるために必要なものは、POPを書く紙とペン、それにシールがあれば十分です。まずは、お金のかからないPOPとラッピング、考えてみてくださいね。
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