脱酸素剤の選び方
乾燥剤との違いやサイズの算出方法も解説！

• ●乾燥剤

袋内の水分や袋内に入ってくる水分を物理的に吸着し、食品を「パリパリ」「サクサク」の状態に保つ製品です。

• ●脱酸素剤

空気中の酸素を鉄が錆びることを利用して袋内の酸素を吸収し、食品のカビの発生、酸化を防止する製品です。しっとりとしたお菓子に欠かせない油脂成分が酸化するのを防ぐことで美味しさを持続させます。

＜例＞
図の大きさで重量が500gの食品の場合、
【縦】18cm×【横】10cm×【高さ】5cmー【重量】500g）×0.21=84cc
よって、算出された数値に一番近いやや大きめの酸素吸収量100ccを選びます。

空気に接すると、すぐに酸素の吸収を始めます。このタイプは酸素の吸収が早く、特に水分量の多い傷みやすい食品の保存に適しています。

空気に接すると、すぐに酸素の吸収を始めますが、酸素の吸収は比較的ゆるやかで、作業しやすい利点を持っています。水分量の少ない食品に適したタイプです。

QJタイプの機能に加え、酸素検知剤が付加されており、袋内の酸素状態が検知剤の色でひと目で分かります。酸素がある場合は紫色で、無酸素状態になるとピンク色に変化します。

酸素と同時に焙煎コーヒーから発生する炭酸ガスを吸収します。サイズは炭酸ガスの吸収量を指し、同時に1/10の酸素を吸収します。

高水分の食品（水分活性値0.85以上)専用タイプです。容器内の湿気を利用して酸素の吸収を始めます。湿度の高い作業場では酸素の吸収があるため、ご留意下さい。無地の白い吸収面を食品に向けて封入して下さい。

酸素吸収が早く炭酸ガスを発生しない特長を持っています。非金属性化合物でつくられていますので、金属探知機の検出感度が低くなっています。

酸素を吸収すると同時に、同じ量だけ炭酸ガスを発生させ、容器内の気圧を均等に保ち、袋の収縮を防ぎます。

青果物等で発生する炭酸ガスを、スピーディーに吸収する炭酸ガス吸収剤です。炭酸ガスを吸収することで、追熟、軟化、変色の進行を遅らせ青果物の鮮度を保ちます。