物を回転させないで包み込むことができるので、重い物や転がせない物を包むのに適しています。また、少ない包装紙で包むことができます。球体やぬいぐるみなど、不定形を包むときの基本の包み方です。
目次
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包み方
包み始めの位置
箱は包装紙の中央に置きます。
1.
手前の包装紙を箱にかぶせます。
2.
斜め包みの要領で角を処理し、左側の紙を箱にかぶせます。(斜め包み参照)
3.
包装紙の端を45°に裏側に折って処理します。(画像斜線部分)
4.
右側も3と同様に処理し、テープでとめます。(※箱に直接テープがつかないように注意)
5.
残りの角も同様に処理し、箱にかぶせます。奥側の角も左右とも°45に揃えると締りがよくなります。
6.
5の処理からさらに先端を織り込んでまとめる方法もあります。
合せ目をつくる面が正方形の場合
箱の対角線に合わせて折り込むと、全て45°の角度にそろいます。
でき上がりは全ての折り線が中央に集まります。
箱の大きさに合わせた包装紙の測り方
必要な包装紙の大きさ
A=2~3cm(包装紙は正方形になります)
1.
包装紙の角を箱にかけます。
1の真上から見た図
包装紙の角(●印部分)は箱の中央線(点線部分)を上下移動させて、左右の両角に2~3cmの余裕をつくります。
2.
1で箱の位置が決まったら、角Aから箱の厚みとさらに2~3cm加えた長さを測り、目安(●印)をつけます。
3.
2でつけた印(●)を通るラインで包装紙をカットして正方形の一辺となるaの長さをとります。
4.
4辺がaの長さの正方形になるように、他の辺の余分な部分をカットします。
Point
箱の向きを図のようにして測っても、aの長さは等しくなります。
包み方にひと工夫
1.
前後から包装紙を合わせます。
2.
左右をかぶせて、包装紙の端を折り込んで処理します。
この処理の場合─
1のあとに別の紙をはさんでから2の作業へ移ると雰囲気が変わります。
風呂敷包みの使い分け
風呂敷包みの場合は、風呂敷で包むのと同様、中身をひっくり返すことのできない物を包む場合にも使用されます。包み始めの箱の向きを間違えないように注意しましょう。
合わせ目を正面にする場合
合わせ目を裏にする場合
ラッピング計算機
- ななめ包み
- 合わせ包み
- 風呂敷包み
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C
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B
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A
B
C
初期位置
*包装紙の大きさは、あくまでも目安の数字となります。
*慶事の際の初期位置となります。20mmの折り返し部分を含んだ計算となっています。
*弔事の際は初期位置を左右対称の配置にしてご利用ください。
*折り返し部分を含んだ計算となっています。