商品に対して包装紙を斜めに置き、回転させて包むので斜め包みと呼ばれています。デパート包み、回転包みとも言います。包み方で祝儀・不祝儀の区別がつけられる為、フォーマルにも安心して使えます。
目次
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包み方
包み始めの位置(祝儀用)
I) 箱の表を正面にして「天」は左側、「底」は右側
II) 箱の右手前の角(●印)は包装紙より外へ出します
III) 包装紙の対角線(点線部分)に対して箱の横辺が90°になるように置きます
1.
手前の包装紙を箱にかぶせ、左角に2~3cmくらい包装紙がかかる位置に合わせます。
2.
▲印部分の包装紙が浮かないように押さえながら手前の側面(★)から左の側面へ包装紙を折り込みます。
3.
▲印部分を押さえたまま左側の包装紙を立ち上げ、箱の辺Aと包装紙の折り線Bとがそろうように●印あたりを前後させながら調節します。ラインがそろったら箱にかぶせテープでとめます(テープを箱に貼らないように注意)
4.
2と同じ要領で▲部分を浮かせないようにしながら左の側面から奥の側面へ折り込み、同時に箱の手前を持ち上げていきます。3の要領で箱の辺と包装紙のラインをそろえます。
5.
箱を完全に倒した状態(箱の裏が上面に来ている)。箱を手前にひいて全体のたるみをひきしめたとき、★に包装紙がはみ出た場合は4からやり直します。
6.
箱の辺は全て同じ要領で処理し、最後に向こう側の包装紙を箱にかぶせます。
7.
箱の右手前の角と、左向こう側の角を結ぶ対角線を目安に余分な部分(斜線部分)を内側へ折ります。
8.
右奥の角から、7で作った対角線に約90°で交わる線を目安に包装紙の端を7と同様に処理します。
9.
3つの角から出ている折り線の交差部分にテープを貼って仕上げます。このとき箱の向きは右側が底部正面を伏せた状態です。
最後の処理
包装紙の端が対角線より短くなってしまう場合
原因: 上図3で箱にかかる包装紙の余裕が不足しています。
足りない部分(●印)と箱の角を結ぶ線を目安に端を折って処理します。
箱の大きさに合わせた包装紙の測り方
必要な包装紙の大きさ
1.
包装紙の上に箱を置きます。
2.
包むときの動きを想定し、箱のむみ図のように箱の裏面が正面になる位置まで回転させます。
3.
この時点で右側から包装紙をかぶせ★の角がかくれているか、さらに3~4cmの余裕があるか確認をします。足りない場合は箱を少しずらし1からやり直しです。
4.
箱の位置が決まったら、向こう側の包装紙をかぶせてみて、角A、角Bから3~4cm離れた所に目印をつけます。(●印)
5.
包装紙をひらいて4でつけた印を目安に、包装紙の縦線と横線に平行にカットすると、箱に合った大きさになります。
簡単な確認の仕方
包み始めに手軽に箱の位置を決める方法として、1の状態から向こう側の包装紙をかけてみる方法があります。箱に沿わせたとき、aの長さが3~4cmあれば大丈夫です。
祝儀用・不祝儀用の違い
のしをかける場合の贈答品にも斜め包みは使われます。そのため祝儀用と不祝儀用の包み方の違いをしっかりと把握しておきましょう。(どちらも箱の表は正面にきますが、「天」と「底」の向きが逆になります。)
祝儀用
不祝儀用
ラッピング計算機
- ななめ包み
- 合わせ包み
- 風呂敷包み
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初期位置
*包装紙の大きさは、あくまでも目安の数字となります。
*慶事の際の初期位置となります。20mmの折り返し部分を含んだ計算となっています。
*弔事の際は初期位置を左右対称の配置にしてご利用ください。
*折り返し部分を含んだ計算となっています。