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熱中症の指数計算(WBGT)とは?計算式の仕組みをわかりやすく解説
シモジマオンラインスタッフ
公開日:2026/07/17 00:00
更新日:2026/07/17 16:16

熱中症の指数計算(WBGT)とは?計算式の仕組みをわかりやすく解説

熱中症の指数計算(WBGT)とは?計算式の仕組みをわかりやすく解説 熱中症の危険度を客観的に判断する指標として、環境省なども活用を推奨しているのが暑さ指数(WBGT)です。 毎年のように記録的な猛暑が続く中、単純な気温を見るだけでは、熱中症の本当のリスクを正確に把握できないと不安に感じている方も多いのではないでしょうか。 今回は熱中症対策の根拠となる指数計算の仕組みと、算出された数値をどのように捉えるべきかについて、環境別の基準や具体的な予防策を交えて解説します。

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熱中症の指数計算に用いる「暑さ指数(WBGT)」とは

熱中症の指数計算に用いる「暑さ指数(WBGT)」とは 毎年のように猛暑が続く中、単なる気温だけでは熱中症の危険度を正確に測れなくなってきました。 そこで現在、予防の基準として広く使われているのが「暑さ指数(WBGT)」です。これは、人体への影響が大きい環境要因を組み合わせて導き出される指標を指します。 具体的にどのような要素から計算されるのか、中身を紐解いていきましょう。

気温・湿度・輻射熱からリスクを数値化した指標

気温湿度輻射熱の3つの要素を取り入れて、熱中症への危険度を数値化した指標が「暑さ指数(WBGT)」です。単位は気温と同じ「℃」で示されるため、天気予報を見るのと同じ感覚で危険度を把握できます。 日々の対策では、どうしても気温の高さばかりに気を取られがちです。しかし気温だけで判断すると、湿度が高い日に想定以上の負担を体に強いることになりかねません。温度計の数字だけでなく、この指標を基準にして外出や運動の予定を調整してみてください。

指数計算において「湿度」が重視される理由

指数を構成する3要素の中でも、特に影響度が高いのは湿度です。気温ばかりに目が行きがちですが、ここを見落とすと実際の危険度を低く見積もってしまう恐れがあります。 計算式において、湿度は全体の7割という大きな割合を占めます。湿度が高い環境では汗が蒸発しにくく、気化熱で体温を下げる機能がうまく働きません。体に熱がこもりやすくなるため、気温がそれほど高くない日でも熱中症のリスクが急増する仕組みです。 熱中症計カテゴリはこちら

環境別暑さ指数(WBGT)を求める計算式の仕組み

環境別暑さ指数(WBGT)を求める計算式の仕組み 指数の基本要素が分かれば、次は実際の計算方法を見ていきます。 暑さ指数(WBGT)は、直射日光の影響を受けるかどうかで、屋外と屋内で異なる計算式が用いられます。ここを把握しておくと、なぜ日陰に入ることが効果的なのかがより明確になるはずです。 具体的にどのような割合で温度が組み合わされているのか、環境別の違いを順番に確認しましょう。

計算式を構成する3つの温度(湿球・黒球・乾球)

日々の暑さ対策を万全にするには、気温だけでは分からない体への負担を正しく捉える必要があります。ここで初めて、熱中症リスクの全体像が見えてきます。 指標の計算式を構成するのは、「湿球温度(湿度による汗の蒸発のしにくさ)」「黒球温度(日差しや照り返しなどの輻射熱)」「乾球温度(一般的な気温)」の3つです。これらを総合することで、今の環境がどれだけ危険かを具体的に把握できます。

屋外における指数計算の割合

日差しや照り返しなど、直射日光の影響を受けやすい屋外の計算式は、「0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度」です。 気温の占める割合がわずか1割にとどまると聞くと、少し意外に思われるかもしれません。 指数全体で見ると、単純な気温よりも汗の蒸発しにくさや日射が重視されています。屋外で活動する際は、気温の数値だけで判断せず、風通しの悪さや日差しの強さも加味して予防策を整えておくことが大切です。

屋内における指数計算の割合

屋内や日射のない場所では、直射日光の影響が少ないため計算式が変わります。 具体的な割合は「湿度が7割、輻射熱が3割」です(0.7×湿球温度+0.3×黒球温度)。屋内では湿度の影響が大きく反映されます。気温が低くても湿度が高ければ指数は跳ね上がるため、室温とあわせて必ず湿度計も確認しておきましょう。 熱中症計カテゴリはこちら

環境省が定める熱中症指数の危険度基準

環境省が定める熱中症指数の危険度基準 算出された数値が、実際の生活でどう役立つのかを知ることが次のステップです。環境省では、暑さ指数の数値に応じて4段階の危険度基準を設けています。 日々の行動を判断するうえで、この基準は心強い目安になります。各レベルの対策や生活シーンによる違いを把握すれば、安全に過ごすための具体的な行動が見えてくるはずです。

危険度レベルごとの目安と行動指針

環境省が示す日常生活における暑さ指数は、数値に応じて4つのレベルに分かれています。28以上は「厳重警戒」となり、炎天下の外出を避けるべきタイミングです。 さらに指数が31以上になると「危険」レベルに達し、原則として運動は中止が推奨されます。数値が高くなるほど、体への負担は私たちが感じる以上に大きくなっているものです。まずは現在地の指数がどのレベルにあるかを把握し、無理のない行動を選択する基準として活用してみてください。

日常生活と運動時における基準値の違い

危険度を示す基準値は、シーンによって目安が変わってきます。 日常生活では、先ほど説明したように日本生気象学会の指針により指数28以上で「厳重警戒」、31以上で「危険」とされています。一方、日本スポーツ協会が定める運動時の指針では、指数31以上で「運動は原則中止」という強い制限がかかります。活動量に合わせて、より慎重な判断を取り入れていきましょう。 熱中症計カテゴリはこちら

現在の熱中症指数(WBGT)を確認・測定する方法

現在の熱中症指数(WBGT)を確認・測定する方法 指数の基準が分かっても、今いる場所の数値が分からなければ具体的な対策には踏み出せません。 現在の暑さ指数を把握するには、大きく分けて2つのアプローチがあります。1つは環境省が提供するウェブサイトでの確認、もう1つは専用の測定器による実測です。用途に合わせて使い分けることで、より精度の高い健康管理が可能になります。

環境省の熱中症予防情報サイトで現在地を確認する

最も手軽に暑さ指数を把握するには、環境省が運営する「熱中症予防情報サイト」を活用するのが便利です。特別な機器を用意しなくても、スマートフォンやパソコンからすぐに今の状況を知ることができます。 このサイトでは、全国約840地点のWBGTの実況値と数日先までの予測値が公開されています。まずは外出や屋外での作業を予定している場合は、危険度レベルがどう変化するかを事前に確かめておきましょう。

市販のWBGT測定器(黒球付き)を設置する

より正確に現場の危険度を把握するなら、JIS規格(JIS B 7922)に準拠した黒球付きWBGT測定器の設置が有効です。ここを妥協して簡易的な温湿度計で済ませると、直射日光による輻射熱が反映されず、実際のリスクを見誤る恐れがあります。 黒球が付いていることで、屋外や熱源のある屋内でも環境省の基準に近い正確な暑さ指数を測定できます。直射日光の当たる場所や作業現場の近くなど、人が実際に活動する環境と同じ条件の場所に設置して活用しましょう。 熱中症計カテゴリはこちら

指数計算の仕組みに基づいた具体的な熱中症対策5選

指数計算の仕組みに基づいた具体的な熱中症対策5選 指数の測定や確認方法を把握できたら、次はその数値に応じた具体的な行動へ移していきます。 数値をただ眺めるだけでなく、実際の予防策に結びつけてこそ確かな安心につながります。ここからが実践の山場です。 暑さ指数(WBGT)を構成する「気温・湿度・輻射熱」の3つの要素に対し、直接アプローチする5つの対策を見ていきましょう。

エアコンや除湿機で室内の湿度と温度を下げる

室内における熱中症対策の基本は、空間の温度だけでなく湿度も同時に下げることです。温度計の数字が低くても、空気がジメジメしていると汗が蒸発せず、体内に熱がこもりやすくなってしまいます。 そこで活躍するのが、エアコンの冷房除湿機能です。設定温度を下げるだけでなく、除湿機を併用して湿度を50から60%の範囲に保つよう心がけてみてください。体感温度が下がり、効率よくリスクを軽減できます。

日傘や帽子を活用して屋外の輻射熱を防ぐ

室内の温度管理だけでなく、外出時の工夫も欠かせません。屋外の暑さ指数計算において、直射日光や地面からの照り返しを含む「輻射熱」は全体の2割を占めています。 日傘帽子を活用すれば、この輻射熱の影響を物理的に和らげることが可能です。少しの手間をかけるだけで、体感温度や体力の消耗度合いは大きく変わるものです。遮熱性やUVカット効果の高いアイテムを選び、体への熱の侵入を防ぎましょう。

通気性と吸湿性に優れた衣服を着用する

外出する際、つい見落とされがちなのが着ていく服の素材です。衣服内に熱がこもったままでは、どれだけ水分を摂っても体調を崩しかねません。 暑さ指数でも湿度が重視されるように、体からの汗をスムーズに逃がす工夫が求められます。綿や麻といった通気性・吸湿性に優れた素材や、速乾性の高い衣服を選ぶのが基本です。襟元を少し緩めて風通しを良くするだけでも、体感温度は変わってきます。

のどの渇きを感じる前に水分と塩分を補給する

衣服の工夫と合わせて、体内からのケアも重要なポイントです。 人間の体は、のどの渇きを感じた時点ですでに軽い脱水状態に陥っています。「まだ渇いていない」と安心せず、時間を決めてこまめに水分をとる習慣が身を守ります。 あわせて、大量の汗をかいたときは塩分の摂取も必要です。水だけを飲みすぎると体液のバランスが崩れるため、スポーツドリンクや経口補水液を上手に活用して対策を進めてください。

保冷剤や冷却グッズで首や脇の下の体温を下げる

体に熱がこもってしまったときは、太い血管が通っている場所をピンポイントで冷やすのが効果的です。どこを冷やせばよいか迷ったら、首の付け根脇の下太ももの付け根の3か所を意識してみてください。 外出時なら、市販のネッククーラーや冷却スプレーを活用するのも一つの手です。自宅であれば、タオルで巻いた保冷剤を当てるだけでも体温を効率よく下げられます。状況に合わせて、使いやすいアイテムを準備しておくと安心です。 熱中症計カテゴリはこちら

FAQ(よくある質問)

WBGTの簡易計算式は?

暑さ指数(WBGT)の簡易計算式は、基本的に屋外では「0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度」という式を使います。 これにより、湿度と輻射熱がどれほど熱中症のリスクに関与するかを数値で明確に示すことができます。 これに対し、屋内では「0.7×湿球温度+0.3×黒球温度」で計算されます。この違いを知っておくと、より的確にリスクを把握し対策をとることができますので、ぜひ覚えておきましょう。

WBGTの正しい測り方は?

正確な測定には「黒球付きのWBGT測定器」が必要です。屋外では直射日光の影響を受けにくい場所に測定器を設置し、湿球温度、黒球温度、乾球温度を正確に計測します。特に、湿球温度は汗の蒸発のしにくさを反映するため重要です。 測定器に直接日光が当たると正確な数値が出にくくなるため、影になる場所に置くのが理想です。屋内での計測時には、湿度の反映が大きくなるため湿球温度と黒球温度を用い、乾球温度は考慮しません。これにより、実際の環境条件に近い指数を把握できます。精度を高めるためには、環境に適した使い方を心がけましょう。

熱中症のWBGT基準は?

熱中症の危険度を示す「暑さ指数(WBGT)」は、環境省により4段階の基準に分けられています。28以上で「厳重警戒」31以上では「危険」とされ、これらの数値に応じて日常生活や運動の制限が求められます。特に31以上の指数では運動を控えることが推奨されており、炎天下での活動は避けるべきとされています。 熱中症計カテゴリはこちら

熱中症の指数計算(WBGT)を理解して適切な予防管理を

熱中症の指数計算(WBGT)を理解して適切な予防管理を 暑さ指数の仕組みを知ることで、気温だけでは測れない本当のリスクが見えてきます。湿度や輻射熱も考慮した基準を持てば、現場の安全管理にも迷いがなくなるはずです。 まずは環境省のサイトや市販の測定器を活用し、数値をチェックする習慣をつけてみてください。危険度に応じた行動を重ねることが、深刻な事態を防ぐ確実な一手となります。 熱中症計カテゴリはこちら

この記事は、包装用品・店舗用品の通販 「シモジマオンラインショップ 」が監修しています。

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