竹皮の使い方
竹皮は、日本の食文化を象徴するおにぎりやちまきなどを包む包装資材として利用される天然素材です。おにぎりをそのまま包んだり、お弁当の外側の包装として竹皮が使われているのを見たことがあるかもしれません。この記事では竹皮をより身近に感じてもらうために、竹皮の持つ魅力や使い方などを紹介していきます。
竹皮とは?
竹皮とは、竹の外側を剥がして取り出した薄い皮のことを指します。抗菌作用や通気性、撥水性もあり、機能性に優れていることから古くから食品の包装に使われました。また、薄くしなやかであり、独特の香りと見た目を持っています。竹皮を使うと、食事の雰囲気を特別なものに変えてくれます。
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竹皮を使った包み方
この項では、竹皮を使った食品の包み方を紹介します。今回は最も一般的なおにぎりの包み方を取り上げます。
最初に注意をするのが、竹皮を使って包む際は、最後に縛るために竹紐が必要になるという点です。竹紐は別売りされている場合があるので、竹皮を購入する際は竹紐も一緒に購入しましょう。
1.竹皮に水を含ませる。
竹皮は乾燥していると割れやすいので、まずは水に30分程度浸して水を含ませます。竹皮が柔らかくなり、扱いやすくなります。食品を置く内側は水分をしっかりふき取りましょう。
2.折り目を付ける。
竹皮におにぎりを置いて、包む位置を決めます。位置が決まったら少し折り目をつけましょう。
3.包む。
折り目を付けたら、包んでいきます。左右に隙間ができないように包みましょう。
4.竹紐で結ぶ。
隙間がないように包めたら、竹紐で中央を結びます。結び方が簡単でもしっかりとまるので、片結びや蝶々結びでもOKです。
竹皮の独特の見た目を活かした包装はできたでしょうか?次の項では、包む以外の竹皮の使い方を紹介していきます。
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竹皮のほかの使い方
竹皮は、料理を包む以外にも様々な使い方ができます。以下で紹介します。
蒸す
竹皮を使った代表的な料理の一つ、ちまき。竹皮は食材を包んでそのまま蒸すことができるので、ちまきも竹皮に包んでそのまま蒸して、そして出来立ての熱いまま食卓に並べることができます。
煮る
竹皮は煮物や煮魚などの料理にも使うことができます。煮崩れ防止になり、竹皮自体が丈夫なので鍋からそのままお皿に盛りつけることもできます。
温める
竹皮は電子レンジでそのまま温めることができます。前の項でおにぎりの包み方を紹介しましたが、せっかくのおにぎりも冷めてしまえばおいしさは減ってしまいます。竹皮は電子レンジで温められるのでそのまま温めて、出来立てのおいしさを楽しみましょう。
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竹皮の使い方まとめ
竹皮の魅力について紹介してきました。竹皮は一つとして同じものがない独特な見た目、素材そのものの香りを持つ魅力的な食品包装資材です。また、竹皮は天然の抗菌性に加え、通気性や撥水性もあり、幅広い使い方ができます。おにぎりやちまきを包む定番の使い方から、あなたオリジナルの使い方まで、竹皮を活用していきましょう。
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