弁当容器の種類と選び方
弁当容器はお店のお弁当コーナーやテイクアウト、デリバリーする際などに広く使われている使い捨ての食品容器です。形やサイズの種類が非常に豊富です。低価格で提供したい、高級感を出したい、おしゃれな印象にしたいなど様々なご要望に応えるだけの種類があります。また、弁当の内容物によっては「液漏れ」「味うつり」の心配もあります。各種弁当容器のそれぞれの特徴を知り、上手く使い分けることが必要です。
弁当容器とは?
主に店舗で調理した弁当や惣菜をテイクアウトするための容器で、サイズ・形状・素材・特徴によりとても多くの商品が存在します。現在主流となる素材は、PP(低発泡ポリプロピレン)製の弁当容器です。近年は環境への配慮や脱プラスチックへの考えにより、紙製や竹製の弁当容器が見直されています。コストパフォーマンスの高いもの、シンプルで機能性の高いもの、本体と蓋が一体型のもの、高級感を演出できるもの、汁漏れしにくいもの、二段になっているもの、エコ素材を使用したもの、お子様向けの動物柄のもの、定番の幕の内弁当タイプ、小ぶり、大ぶりと形状や大きさも様々です。
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弁当容器をシリーズから選ぶ
素材、形、容量、演出面など、弁当容器はバリエーションがとても豊富です。
素材では、「紙製」「プラスチック製」「発泡性」が代表的な素材で、広く使われている「プラスチック製」に加え、環境にやさしい紙製が注目されています。形では、「折蓋タイプ」「BFタイプ」「デリカタイプ」などがあり、中身がこぼれないタイプが主流です。演出面では「饗格重/饗膳」のように、高級感を演出できるものや、子供が喜ぶ「子供用」などがあります。弁当の中身やシチュエーションに合わせて、最適な弁当容器を選んでください。
紙製 |
紙製の弁当容器は、脱プラスチックの観点からも環境に優しい容器として注目されています。クラフトでできた容器はおしゃれ感を演出してくれます。形やサイズが豊富で、仕切り付きや蓋付き、電子レンジ対応などラインナップが充実しています。 |
プラスチック製 |
一般的に広く使われている素材です。お弁当だけでなく、料理のテイクアウト、デリバリーなどにも使われ、スーパーマーケットやイベント会場など多くの場所で活躍しています。透明な蓋の容器は中身が見えるため、「幕の内弁当」などで、盛りつけや彩りなどの見た目をアピールできます。 |
発泡性 |
発泡性の容器は、軽く、丈夫でクッション性があります。約95%が空気でできており、熱を伝えにくいため、食品の保存性に優れています。なお、電子レンジには対応していないので、容器ごと過熱するのは避けてください。 |
折蓋タイプ |
本体と蓋が一体になっているタイプです。容器が散らばることがないのでテイクアウトに適しています。蓋がカチッと閉まるので中身がこぼれにくく、マイバックに入れても安心です。 |
BFタイプ |
「BF」とは PP(ポリプロピレン)入り低発泡ポリスチレンのことです。耐油性・断熱性・保温性に優れた素材で、電子レンジが使用できるタイプもあります(電子レンジ不可もあります)。ごはんとおかずを分けた二段弁当に多く使われています。 |
デリカランチ |
汁ものを入れる円形部分があり、円形部分に蓋がしっかり閉まる構造になっています。汁漏れしにくく、カレーや汁もの、汁気の多いおかずの弁当に適しています。 |
ガチ弁 |
広く使われている弁当容器で、弁当容器の定番です。価格を抑えながらも強度と見栄えを維持した、コストパフォーマンスに優れた容器です。「幕の内弁当」に最適な容器です。 |
饗格重/饗膳 |
高級感を演出できる弁当容器です。饗格重は、高質感とボリューム感で、「高級焼肉弁当」などの上質な重弁当に向いています。饗膳は本体、中皿、蓋の3点式の容器で、ちょっと贅沢なお弁当を演出できます。 |
子供用 |
小ぶりな容器で、キャラクターや動物、可愛らしい柄などが描かれていることもあります。また、パンダや猫などの動物の形を模したものや車や電車の形を模した容器もあります。子供が喜び、食べやすい量のお弁当が作れます。 |
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弁当容器を容量から選ぶ
ごはんの量やおかずの数量などで選ぶことも出来ます。一般的なおかずの数量は1~3品程度、ごはんの量は180~300g程度と多種にわたります。自分が作りたいごはんやおかずの量、食べる人が求める量に合わせて適切なサイズの容器を選ぶと良いでしょう。下記に代表的なお弁当を例に容量の特徴を記載します。
レディース弁当・子供向け弁当 など
「レディース弁当」「子供向け弁当」「お年寄り向けのお弁当」のような小ぶりなお弁当に用いられるサイズです。仕切りが適度にあり、浅い容器を選ぶと良いでしょう。
幕の内弁当・カレー など
「幕の内弁当」「松花堂弁当」「丼もの」「カレー」など、標準的な量のお弁当に用いられるサイズです。仕切りが多く、綺麗に盛り付けることができます。
デラックス弁当・丼ぶり弁当 など
「デラックス弁当」「大盛り弁当」のようなゴージャス、てんこ盛りのお弁当に用いられるサイズです。おかずの量も多くなるので、仕切りが多い容器がお勧めです。深くて仕切りのない丼ぶりタイプの容器に綺麗に盛り付けるというやり方もあります。インスタ映えを狙えるかもしれません。
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まとめ
弁当容器には非常に多くの形やサイズがあります。価格や作業性、お店の雰囲気、お料理の内容や食べやすさ、環境への配慮などの観点から、適切な弁当容器を選びます。お店のお弁当コーナーやランチメニューのテイクアウト、地域の行事やイベントなどでお弁当を提供する際だけでなく、出前やフードデリバリーにも、弁当容器は活躍します。
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