のれんの種類と取り付け方
店の入り口を彩り、通行人やお客様に店が営業中であることを知らせるのれん。お店の雰囲気や営業状態が一目でわかるため、宣伝効果があり、飲食店でよく使用されています。長いものや短いもの、イラストのプリントされたもの、様々なタイプののれんがございます。この投稿では、のれんの種類と取り付け方についてご紹介いたします。
のれんとは?
のれん(暖簾)とは、日本の伝統的な商店や店舗の入り口に掛けられているカーテンや幕のことです。通常、のれんは綿や麻などの布製で、店の名前やロゴ、商品やサービスに関連するデザインや文字が印刷されています。“暖簾”という漢字から想像されると思いますが、古くは風やほこりを遮り、暖気を逃さないようにするための冬用簾(すだれ)として使用されていましたが、現在では、店先装飾や部屋の仕切りとして用いられています。
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のれんを種類から選ぶ
ロングタイプのれん
日除け、目隠し効果に優れており、高級感を出したいお店や日焼けに弱い商品を取り扱うお店におすすめです。室内の保温効果も期待できるため、店内の間仕切りにもおすすめです。
ショートタイプのれん
丈が短いため、店内の様子が見えやすく、にぎやかな様子を外にアピールしたいお店におすすめです。店先だけではなく、カウンターのれんとして、厨房とのちょっとした間仕切りにもご使用いただけます。
ロゴ・文字入りのれん
飲食店でよく使用されている、ラーメンや寿司など、お店の商品やサービスがプリントされたのれんです。一目でどのような商品が取り扱われているのか分かるため看板のような宣伝効果があります。
ロールスクリーン
麻や竹で作られた室内用のれんです。窓辺に設置すると直射日光を防ぎ、店内をお洒落に演出します。適度な透け感があるので圧迫感が少なく、店舗の室内や個室の間仕切りとして使用されています。
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のれんの取り付け方
のれん棒、のれん棒受けを使用する場合
両側に滑り止めの施されていないのれん棒を使用してのれんを吊るす際には、のれん棒受けが必要となります。のれん棒は竹や木でできたものや、金属製のものに木目プリントが施されているものがあります。木目柄が必要ない場合は、ポールなどの長い棒を代用されることもあります。のれん棒を支える受けにも、両面シールで固定できるものやねじで固定するものがあり、店舗の壁の質感に応じて選んでみてください。のれん棒の使用は、取り外しが容易であるため店の開閉時に取り外しが可能になる一方で、風が強い日はのれん棒受けから落下してしまう可能性もあるため対策が必要です。
突っ張り棒を使用する場合
両端に滑り止めが施されている突っ張り棒は、取り付けが容易であるため良く用いられている手段です。店先に常駐させたいのれんや住居での間仕切りの設置に。取り付けが容易な反面、取り付け方を間違えると、突っ張る力が弱くなり何度も落ちてきてしまう原因となってしまいます。耐荷重や突っ張り棒の長さ、壁の強度などを確認して、落下防止に努めましょう。
画鋲で天井または柱に固定する場合
カウンターやキッチンの間仕切りに使用されるショートタイプののれんの設置に良く使用される手段です。突っ張り棒やのれん棒よりもコストをかけずに設置したい方におすすめです。しかし、賃貸や壁穴開け禁止の店舗では、画鋲の使用が難しい為、事前に確認を取る必要がございます。また、重さに耐えかねて画鋲が落下してしまう可能性もございますので、ご使用の際はしっかりと固定しましょう。
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まとめ
のれんは、店の中と外を区切るだけではなく、お店の看板としての役割を持つため、飲食店や小売店でよく使用されています。また、日本の商業や文化の一部として広く認識されており、観光地や街の風景に欠かせないアイテムです。もちろん昔ながらの“暖簾”として、これからの寒い季節に暖気を逃がさないという役割で用いても良いですね。
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