タグガンの使い方と選び方
タグガンとは、主にアパレルショップで衣類などの商品に効率よくタグ付けを効率よくできる機械です。お店で商品を選ぶ際、値札などが半透明なプラスチック製の小さなT字型のピンで止めつけてあるのを頻繁に目にすると思いますが、そのタグピンを付けるのに使われます。販売店や工場・倉庫などを中心に使われて来ましたが、最近ではフリマアプリなどの個人通販の普及により知名度も上がってきています。今回はそんなタグガンの機能、用途、種類などについて調べてみました。
タグガンとは?
タグガンとは、衣類や小物、ファブリック等の商品にタグピンでタグを簡単に取りつけることができる機械です。靴下や手袋のように複数で一セットのものを結束するのにも使われます。主に販売店や製造、流通会社などで利用されています。
タグガンは「ガン」という名の通りピストルのような形をしています。タグピンをセットし、専用の針をタグガンの先端に取り付けて、タグを付けたい位置の布地に針を刺して引き金を引くとタグが付けられる仕組みです。簡単・綺麗・スピーディにタグ付け作業を行うことができます。
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用途から選ぶ
タグガンの用途(使い道)は「タグピンで商品にタグ付けをすること」であり、どんなものにタグ付けするのかによって以下のような選択肢があります。なお、ループタグはファスナーの引き手の穴など、針が通る大きさの穴があれば取り付けることができ、布地に穴を開けずに済みます。手を使って付けることもできますが、大量にタグ付けしたい場合などはタグガンを使うと作業の効率化がはかれます。
一般的な素材 |
「スタンダード機」がおすすめです。衣類や小物の値札付け全般に広く使用され、入手しやすく便利です。 |
厚手素材 |
「スタンダードロング針機」がおすすめです。デニム、キャンバスなど厚みのあるしっかりした素材へのタグ付けや、強度を求められる時にも役立ちます。 |
デリケートな厚手素材 |
「ロング細針機」がおすすめです。ニット、ウールなど厚手で繊細な素材に最適です。 |
デリケートな素材 |
「細針機」がおすすめです。ハンカチや靴下など繊維が細くて傷つきやすい商品に向きます。また、さらに繊細な素材には、「極細針機」もあります。網目の細かいスカーフや下着へのタグ付けも安心してできます。 |
針を刺したくない素材 |
「ループタグ専用タグガン」があります。やや大きく高額で、作っているメーカーも少ないですが、生地に針穴を開けずに済むので、ダウンジャケットやアクセサリー、バッグ類へたくさんタグ付けしたい時に使えます。 |
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サイズから選ぶ
タグガンのサイズは、どのメーカーから出ている製品もそれほど大きな差はありません。強いて言うならば針のサイズに比例する傾向があり、針が長くなるほど若干ですが本体のサイズも大きくなっています。極細針用のものは小型かつ軽量になり、ループタグ専用タグガンは標準的なタグガンと比べると大型です。
タグガンのサイズはタグピンの長さによって異なります。タグピンの長さは使用する商品の厚さや大きさによって変えます。したがって長いタグピンを使用するときはタグガンも大型のものを使うことになります。
【小型軽量】
細針機、極細針機は比較的小型で軽いものが多くなっています。厚手の生地などには不向きなので注意が必要です。
【標準サイズ】
一般的なサイズ。汎用性に長け、最初の一台に最もおすすめです。小物などの商品にタグピンを付ける際や、靴下やスリッパを結束する際に用います。
【大型】
ループタグ専用タグガンは一回り大きく、重量もあります。服飾雑貨やバス用品などにタグピンを付ける際に用います。
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まとめ
タグガンといえば業務用のイメージが強く、その主な活躍場所は製造業・流通業の倉庫やアパレル販売店のバックヤードが中心でしたが、最近では取り扱いが簡単で価格帯も手頃なことから個人で所有する人も徐々に増えてきました。ホビー用途で色々な使い方を工夫する人もいます。しかしながらタグガンの針は布地等に刺し通せるよう鋭利にできています。針がきちんと固定されているか、針先が自分の方を向いていないかなど、必ず安全確認しながら作業するようにしましょう。ガレージセールやフリーマーケットをやっている方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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