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梱包用途などに活躍する粘着テープ。その中でもOPPテープは、誰でも一度は見たことがある透明の粘着テープです。そんなOPPテープの種類や選び方について、メリットやデメリット・他の粘着テープとの違いからご紹介します。透明のテープを使いたいけど、どんなものを選べばいいのかわからない…というとき、ぜひ参考にしてください。
OPPテープとは、二重伸縮ポリプロピレンという素材を基材に使用したテープです。クラフト・布テープ等と比べても丈夫で粘着力が強く、重ね貼りができて文字も書け、透明なので梱包物の印刷やデザインが隠れ無いのが特徴です。
テープは、基材と呼ばれるテープの素材を決める部分と、粘着剤などから構成されています。OPPテープの粘着剤には、超強力粘着剤とアクリル系粘着剤があり、用途によって使い分けるのがおすすめです。それぞれの違いについてご紹介します。
ゴム系の粘着剤のことを超強力粘着剤と呼びます。より粘着力に優れた超強力粘着剤は、比較的さまざまな素材に貼り付けやすいのが特徴です。低温でも粘着力が持続しやすいため、冷凍品や冷蔵品の配送・保管をする際にはこちらがおすすめです。一方で、高温になると剥がれやすいため、夏場や日の当たる場所など、高温になりやすい場所での使用や保管には注意が必要です。価格は、後述するアクリル系粘着剤と比較して高い場合が多いです。
OPPテープに使用される代表的な粘着剤として、アクリル系粘着剤が挙げられます。アクリル系粘着剤は強力粘着剤のように耐寒性はありませんが、高温には強いという特徴があります。そのため、夏場に梱包用途で使用する場合や、高温になりやすい場所で使用する場合にはアクリル系粘着剤のOPPテープがおすすめです。超強力粘着剤と比較し価格も安価で使いやすい一方で、プラスチック素材には貼りづらかったり、粘着力が衰えやすかったりする特徴があります。
OPPテープは丈夫で粘着力がある便利な粘着テープですが、使用状況や使用場所によってはその力を最大限に活かすことができなくなってしまいます。OPPテープのメリットとデメリットを知っておくことで、適切に粘着テープを使い分けましょう。
OPPテープを使用するメリットは、なんといっても強度があり、透明なので様々な梱包資材と一緒に使用できるところにあります。耐久性や耐水性に優れているので、重たい物や濡れる恐れがある配送用にとしても重宝します。
発送や梱包に便利なOPPテープですが、いくつかデメリットも挙げられます。たとえば、テープを本体から引き出すときの音の大きさです。独特な音なので不快に感じる人も多いようです。また、養生テープやクラフトテープのように手で簡単に切ることができないので、作業性を考慮すると別途専用のカッターを購入する必要があります。他にも、OPPテープはプラスチック素材で作られているのでリサイクルすることができません。封緘にOPPテープを使用した段ボールをリサイクルに出す際はOPPテープを剥がす分別作業が必要になります。
OPPテープを選ぶ際は、強度、使用用途、幅の3つの項目がポイントになります。どこで、どんな目的で使用するのか、必要とする強度の程度によって注視する点が変わってきます。OPPテープを選ぶ際に参考にしてみてください。
OPPテープは、厚ければ厚いほど強度が強く、反対に薄ければ薄いほど強度が弱くできています。重たいものを梱包するときにはより 厚い78μ程度のものを選ぶと良いでしょう。また、50μ程度の薄いものに関しては比較的価格が安くコストパフォーマンスに優れます。そのため、軽い物などの梱包には薄いものを使用するのがおすすめです。
OPPテープには、超強力粘着剤を使用しているものとアクリル系粘着剤を使用しているものがあります。冷蔵品や冷凍品の配送などに耐寒性の高いアクリル系粘着剤のタイプを使用しましょう。夏の暑い時期や、室内でも陽の光があたるような場所で保管、使用する場合には超強力粘着剤を使用したOPPテープがおすすめです。
OPPテープは、50mm程度の幅が最も一般的で、これ封をした段ボールを止める際などにも最適な幅です。極端に細い幅のテープは使用中に剥がれてしまう恐れがあるので、なるべく幅が広いテープのほうが安心して使用できます。OPPテープは透明なので、広い面に貼ったとしても見た目に影響が少ないのも嬉しいポイントです。
粘着テープ売り場に行くと、OPPテープの他にもセロハンテープや布テープ、クラフトテープなど、いろいろな種類があり、迷ってしまいますよね。使用する目的によって最適な粘着テープを選ぶことができるように、それぞれのテープの特徴をまとめました。
特徴 | 用途 | |
---|---|---|
|
耐水性と防湿性に優れている 透明度が高い |
大きなものや重たいものの梱包など |
|
OPPテープと同じもの | |
|
植物由来の素材でできている においや使用時の音が少ない |
事務作業や工作、食品の入った箱や袋の封かんなど |
|
剥がしたときに粘着剤が残りにくい 粘着力は高くない |
壁や窓の装飾、引っ越しの際の養生シートを留める用途など |
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手で簡単に切ることができる 重ね貼りで強度アップ |
梱包や箱の補強など多用途に使用可能 |
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ツルツルとした加工が施されていて文字が書けない 手で簡単に切ることができる |
段ボールの封緘など、梱包用途に |
PPテープは、OPPテープ同じくポリプロピレン素材を使用したテープなので、呼び名は異なりますがOPPテープと同じものになります。特徴や使い方はOPPテープについての記述を参考にしてください。
OPPテープとセロハンテープは両者とも透明なテープなので、一見似ているように思えますが、基材の素材が大きく異なります。OPPテープがプラスチック素材でできているのに対して、セロハンテープは植物由来の素材「セロハン」を使用して作られています。OPPテープと比較して独特のにおいが少ないのも特徴のひとつです。
養生テープは、剥がしたあとに粘着剤が残りづらいのが特徴のテープです。壁に一時的な装飾を施したり、引っ越し作業で壁の保護の為にパネルを貼ったりする際に最適です。また、簡単に手で切れるので作業性の高さもポイント。基本的には一時的に貼りつけたい物に対して活躍することが多いテープで、粘着力は他のテープと比較して劣ります。
OPPテープは手で切るのが難しいテープですが、布テープは簡単に手で切ることができる作業性に優れたテープです。重ねて貼ることもできるので補強にも最適。油性ペンであればテープの上に文字を書くことも可能。茶色や白が一般的です。OPPテープは透明なので貼る場所のデザインや雰囲気を損ないたくない場合にはOPPテープがおすすめです。
クラフトテープは、基材にクラフト紙を使用しているテープです。表面がつるつるとしているのが特徴で、一般的なクラフトテープは重ね貼りはできません。また、はさみやカッターを使用せずに手で簡単に切ることができるのもOPPテープとは異なる特徴です。価格も安価で作業性も高いので、一度に大量の梱包を行う必要があるときに便利です。
積水化学工業 セキスイ オリエンテープ No.830 50mm×50m巻 透明 5巻
厚さ88ミクロンの厚いOPPテープです。強度に優れているので、重梱包用としても安心してご使用いただけます。
HEIKO OPPテープ 48mm×50m オリーブガーデン
幸運をもたらすというオリーブをモチーフにした柄入りOPPテープです。柄が緑色なので、他の資材と組み合わせてラッピングやDIYにもおすすめです。
OPPテープについて、種類や使用するメリット・デメリット、また他のテープとの違いからご紹介しました。OPPテープは、箱の封緘をはじめ様々な梱包用途に使用できる便利な粘着テープです。一口にテープと言っても、基材や粘着剤にそれぞれ異なるメリット・デメリットがあります。その特性を理解することによって、粘着テープをより上手に活用することができます。使用用途や目的にあわせて、正しく使い分けましょう!