第一種郵便物(定形郵便・定形外郵便)の
料金と送り方、違いを解説
郵便物を送る際や、フリマアプリで売れた商品を発送する際に送料を抑えるためによく利用される普通郵便。日本郵政の提供する普通郵便の中には、「定形郵便」と「定形外郵便」の2種類の郵送サービスがあります。この投稿では、定形郵便・定形外郵便のサイズ規定や料金、送り方についてご紹介いたします。
定形郵便物・定形外郵便物の料金表
定形郵便物の料金
重量 | 料金 |
---|---|
25g以内 | 84円 |
50g以内 | 94円 |
- ※定形郵便物は、横9cm~12cm、縦14cm~23.5cm、厚み1cm、重さ50g以内
定形外郵便物の料金
重量 | 規格内 | 規格外 |
---|---|---|
50g以内 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取り扱いなし | 1,040円 |
4kg以内 | 取り扱いなし | 1350円 |
- ※規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内
ミニレター(郵便書簡)の料金
重量 | 料金 |
---|---|
25g以内 | 63円 |
はがきの3倍のスペースを持った、封筒兼用の便せんです。表面には、はがきと同じように料額印面が印刷してあります。25gを超えない範囲で、写真やメモなどの薄いものは同封いただけます。料金は全国一律63円です。
レターパックライトの料金
(交付記録郵便としない特定封筒郵便物)
重量 | 料金 |
---|---|
4kg以内 | 370円 |
- ※A4サイズ、厚さは3cm以内
- ※追跡サービスあり
レターパックプラスの料金
(交付記録郵便とする特定封筒郵便物)
交付記録郵便とは、レターパックプラスの専用封筒(交付記録郵便用特定封筒)を利用した特定封筒郵便物の配達を記録する(受取人さまの受領の証印または署名をいただきます。)サービスのことです。レターパックライトの専用封筒(交付記録郵便用特定封筒以外の特定封筒)に付加することはできません。
重量 | 料金 |
---|---|
4kg以内 | 520円 |
- ※交付記録郵便のオプションサービス料金はレターパックプラスの料金に含まれています。
- ※A4サイズ、4kg以内なら3cmの厚さを超えても利用できます。
- ※追跡サービスあり
スマートレターの料金
(小型特定封筒を使用する郵便物)
重量 | 料金 |
---|---|
1kg以内 | 180円 |
- ※A5サイズ、厚さは2cm以内
そもそも定形郵便と定形外郵便の違いとは?
普通郵便には、定形郵便と定形外郵便があります。違いを理解して最適な郵送方法を選びましょう。
定形郵便とは
定形郵便とは、日本郵便が提供するサービスで、最大:横12cm x 縦23.5cm x 厚み1cm、最小:横9cm x 縦14cm、重さ50g以内の郵便物を送ることができます。定形郵便物のサイズの基準を満たさなければならないので、最小サイズより小さくなると、定形外郵便になってしまいます。主な用途としては、手紙や写真、招待状の送付に用いられます。また、重量によって送料が異なり、50g以内という制限があるため、軽くて薄いものの送付に最適です。
定形外郵便とは
定形外郵便とは、日本郵便が提供する、定形郵便の規定サイズより大きな郵便物を送ることができるサービスのことです。定形外郵便の中にも、「規格内」と「規格外」があり、それぞれでサイズと重さの規定があります。送料は重量によって異なり、規格内は1kgまで、規格外は4㎏まで対応しています。規格内は最大、長辺34cm x 短辺25cm x 厚さ3cm以内、規格外は最大、縦・横・厚さの3辺合計が90cm以内(もっとも長い辺が60cm以内)というサイズ規定がございます。また、最小サイズは、定形郵便と同じく、横9cm x 縦14cm、円筒状もしくはこれに似たものの場合、長さ14cm x 厚さ3cm です。前記の最小サイズより小さなものでも 6cm×12cm以上の耐久力のある厚紙または布製のあて名札を付ければ送ることができます。対応できるサイズと重量が幅広いため、手紙からカタログ、ぬいぐるみまで様々な商品の送付に適しています。
定形郵便・定形外郵便の送り方
続いて、定形郵便・定形外郵便の送り方についてご紹介いたします。
郵便ポストから送る
自分で発送する封筒や箱の重さやサイズを測り、料金分の切手を貼れば、郵便ポストに投函して発送することができます。郵便ポストは365日24時間いつでも投函することができます。ポストに複数の投函口がある場合、定形外郵便は「大型郵便」と書かれている方に投函しましょう。投函口に入るサイズはポストの新旧によって異なりますが、定形外郵便(規格内)が入るものが多いです。入らない荷物は郵便窓口から発送しましょう。
郵便窓口から送る
ポストの投函口より大きな荷物を送る場合や、送料がわからない場合は、郵便局の窓口から発送しましょう。郵便窓口では重さやサイズを測ってもらえるため、正確な料金、最適な郵送サービスで発送することができます。また、窓口で手続きをすると、すぐに郵便発送への準備へ進むためポスト投函よりも早く配達されます。しかし、発送は郵便局の営業時間内に限られるため、営業時間の確認が必要です。
封筒の選び方
定形郵便も定形外郵便も特に決められた梱包材はなく、サイズの規定内に収まっていればどんな梱包材でも発送可能が、市販の「定形内封筒」「定形外封筒」と表記されている封筒を利用すると、サイズの判断が付きやすいのでとても便利です。一口に封筒と言ってもサイズや形は様々です。郵送したいものや利用したいサービスによって、適した封筒を選んでみましょう。
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宛名の書き方
郵送したい物品が梱包できるサイズの封筒または紙袋、箱などを用意したら次に宛名を書いていきます。直接宛名が書きにくい場合は、宛名ラベルなどに住所と氏名を書いて貼り付けましょう。表側に送る相手の郵便番号、住所、氏名を書いて、裏側に自分の郵便番号、住所、氏名を書きます。詳しい書き方や、ビジネスシーンでの宛名の書き方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
定形郵便・定形外郵便の注意点
- ●補償・追跡サービスがついていない
- 定形郵便・定形外郵便には破損や紛失の時の補償、追跡サービスがついていません。高価なものや壊れやすいものを送る際には、ゆうパックなどのあらかじめ追跡サービスのついた配送方法の利用がおすすめです(レターパックプラスは、補償なし・追跡あり)。また、発送方法を変更しない場合は、補償や追跡のオプションをつけることも可能です。
- ●ほかの郵送方法との比較
- 郵送物の重さによっては、定形郵便・定形外郵便以外の郵送方法のほうが送料を抑えることができます。例えば、小さくて厚みもないが重量のある荷物だと、定形外郵便よりもレターパックのほうがお得です。郵送物の重さやサイズ、配送先から、どのサービスが一番適しているのか比較検討することが大切です。
- ●過度な包装はしない
- 定形郵便・定形外郵便は重さに準じて料金が変わります。商品そのものだけではなく、梱包に使用した包装資材の重さも含まれるため、料金を抑えたい際には、過度な包装はしないほうが良いでしょう。
- ●料金がわからないときは郵便窓口へ
- 自分で荷物のサイズや重さを測り、郵便ポストから発送することは可能ですが、正確な料金がわからない場合はポストからは送らないほうが良いでしょう。もしも料金が不足していた場合、差し戻される可能性があります。再度発送しなければならないため、郵便物到着まで時間もかかってしまいます。
よくある質問
- 定形郵便と定形外郵便の違いは?
- 郵送物のサイズと重さによって異なります。定形郵便とは、横9cm~12cm、縦14cm~23.5cm、厚み1cm、重さ50g以内の郵便のことであり、この規格に当てはまらないものを定形外郵便と呼びます。
- 普通郵便 封筒はなんでもいい?
- 普通郵便の封筒には特定の指定はありません。一般的な紙製封筒やビニール封筒、専用の郵便用封筒など、適切なサイズと耐久性を持つ封筒を使用してください。
- 長方形ではない郵便物は定形郵便物として発送できる?
- 送ることはできません。長方形でない郵便物は、定形郵便物のサイズ内であっても、定形郵便物として発送できないので、定形外郵便物として発送されます。
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