ゴミ袋の容量や厚さの選び方
日々、なにげなく使っている「ゴミ袋」。実際には素材の違い、形状の違い、色がついたものなどいろいろな違いがあります。
ゴミ袋について、これまでよりも少し詳しく知ることで、スーパーやコンビニで商品を手に取る際の参考にしてください。
また、最近注目を集めている「環境配慮型の製品」の特徴などについても紹介します。
ゴミ袋とは?
ゴミ袋は塩化ビニール樹脂のほかにポリエチレン、ポリプロピレンのような合成高分子の素材からできたプラスチック製のゴミ袋のことです。
家庭に限らず、飲食店、ホテルなどの宿泊所、商業施設から公園まで日本全国で使われており、現代社会に必要不可欠なものとなります。
ゴミの出し方に関するルールは住んでいる自治体ごとに決められているため、商品を選ぶ際にはゴミを出す地域や施設のルールに沿ったものを使うようにしましょう。
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ゴミ袋の容量
ゴミ袋の容量は、ひとり暮らしの家庭用程度のものから、業務用の非常に大容量のものまで幅広く用意されています。
家庭用としては30~70リットル程度のものが一般的ですが、業務用の大容量が必要な場合、大きいものでは90,120リットルサイズまで。
スーパー、コンビニ、ホームセンターなどどこでも購入することができ、袋自体に容量や地域で使えることがわかる印字がされているモノもあります。容量で選ぶ場合は、使用目的に合わせたサイズのものを選びましょう。
20リットル、30リットル
小容量のサイズです。一人暮らしの方に最適なサイズです。
45リットル
もっとも多く使われている容量です。3~4人ほどの一般家庭にピッタリ。
70リットル以上
大家族や2世帯、3世帯の家庭、商業施設など向けの容量です。軽くてかさばるもの(発泡スチロール)などを捨てる際に役に立ちます。
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ゴミ袋の材質
ビニール袋、ポリ袋は、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンで作られていることが大半です。「塩化ビニル樹脂」のモノは長期間耐久性があり、燃えにくいのが特徴。ポリエチレン、ポリプロピレンはどちらも「合成高分子」になる素材ですが、安価で湿気に強く、高耐久なのが特徴です。
近年では、SDGsなどによって環境問題が注目されており、環境に優しい「バイオマス素材」というものも普及してきました。再生可能な有機資源由来の物質を配合することで、環境負荷を低減できるのが特徴です。
塩化ビニル樹脂製 |
劣化しにくく、高耐久、優れた接着性、燃えにくい「難燃性」なのがポイント。 |
ポリエチレン、ポリプロピレン |
安価、軽い、湿気に強い、電気を通さず、寸法変化が少ないのが特徴。 |
バイオマス素材 |
再生可能な有機資源由来の物質が配合されており、環境負荷を低減できます。SDGsにも寄与。 |
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ゴミ袋の形状
一言で「ゴミ袋」といっても、多種多様な形状のものがあります。
持ち手が付いたものから、マチがついたもの、サニタリー用などはカラー(黒)がついているため捨てる方の心的負担を軽くする配慮がされています。使用量や使用頻度が多い場所では、ひとつひとつが分かれていないロールタイプのものまで。
屋外で使用する場合は、持ち手のあるタイプは適当な場所にひっかけて使うことができるため、非常に便利です。マチ付きのものは容量以上に袋の寸法にゆとりがあるため、口を縛るのが楽などの特徴があります。
通常タイプ
マチや、持ち手などがなくもっとも広く普及しているタイプのゴミ袋です。カラーは透明もしくは半透明のものが主流。
持ち手が付いたタイプ
持ち手が付いているため、ゴミ箱の形状などによっては、ひっかけて使うことができます。捨てる際に口を縛るのにも便利。
ロールタイプ
1枚ずつに分かれておらず、引っ張ってちぎるタイプです。ホテルでの部屋清掃など、毎日の使用量が多い場所で活躍します。
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まとめ
いかがでしたか?普段から身近に使っている「ゴミ袋」。今回紹介した以外にも色々な商品があります。袋自体が二重構造、三重構造になっている高耐久のものから、中身が見えないカラータイプ、会社や商業施設などの使用量が比較的多い場所に適したものなど、使用目的や、使用シーンにあったものを選びましょう。
また、これから忘れてはならないのは、「環境への配慮」。徐々に増えてきたバイオマス素材の袋についても一度検討してみてください。
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