乾燥剤の使い方と効果の選び方
煎餅やクッキーなど、湿気を避けたいお菓子などには必ず乾燥剤が入っています。乾燥剤はその名の通り、パッケージの中の湿気を防いで乾燥させる機能があり、これがあるだけでも食品を長持ちさせることができます。また、電子部品、精密機器、楽器、医薬品などを長期間保管しておく際にも便利です。そんな乾燥剤の使い方と、効果の選び方についてご紹介いたします。
乾燥剤とは?
乾燥剤は、空気中の水分を吸収する効果を持った資材です。食品や精密機器は湿気によって品質が劣化してしまうことがあるため、これを防ぐために用いられます。「シリカゲル」などは乾燥剤として広く知られていますが、今回は様々な乾燥剤の種類を比較していきます。
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種類から選ぶ
一口に乾燥剤と言っても、使われている原料によっていくつかの種類に分かれています。いずれも湿気を防ぐという目的そのものは同じですが、ご使用に向いているシチュエーションやそれぞれの扱いやすさなど、それぞれの原料の性質で、細かな機能にある程度差異が存在しています。それぞれの種類の効果を最大限に活かすために、なるべくお客様のご用途に合ったものを的確にお選びください。具体的な乾燥剤の原料としては、例えば「シリカゲル」「塩化カルシウム」「合成ゼオライト」などがございます。下の表で詳しくご紹介しておりますので、商品をご検討いただく際にぜひご一読ください。
シリカゲル |
固形で扱いやすく安価なため、一般的にも最も広く知られる原料のひとつです。仮に放置しても膨張しないため、破裂などの危険性もありません。使用経過に伴って色合いが変化するようにあらかじめ加工された製品も存在します。 |
塩化カルシウム |
薄く加工できるため狭い場所や細長い場所などにも入れやすくなっています。洋服などの収納スペースなどで用いられることが多い原料です。食品の特性上、水が溜まる構造となっています。使い終わった後の水は忘れずに捨てましょう。 |
合成ゼオライト |
ゼオライトを使った乾燥剤は、他の乾燥剤と比べて高い水分の吸着能力を持つことが特徴です。湿度が低い環境でも高い吸収能力を発揮するため、医療品や精密部品の保管におすすめ。化学的に安定しており、吸着後も外観形状に変化はありません。腐食性もなく、人体に有害な添加物も未使用です。 |
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内容量から選ぶ
シモジマオンラインショップでは、主に100個入りと500枚入りの2種類の乾燥剤をご用意しております。シリカゲルでは1g入りと5g入りまで、お客様のご要望に合わせてお選びいただけるよう、複数のグラム数で100個入りのパッケージをご用意。シートドライヤーでは大きさ別に合わせて500枚入りのパッケージを取りそろえております。シリカゲルは食品から医薬品までの幅広いご用途に、シートドライヤーはパッケージの台紙としての役割を持たせたい時や割れを防ぎたい商品にお使いいただく際におすすめです。
100個
シリカゲルは1g、2g、3g、5gの100個入りパッケージをご用意しております。食品から電子部品、光学機器から医薬品まで、お使いいただくご用途に合わせて最適なものをお選びください。商品の内容量に対して、1/20~1/25量のシリカゲルのご利用がおすすめです。
500枚
シートドライヤーは30mm×30mm、40mm×40mm、50mm×50mm、60mm×60mmのサイズをご用意しております。パッケージはすべて500枚入りです。形状がシートのため、デリケートなお菓子などへのご利用がおすすめ。そのほか、各種食品類や薬品類など、お客様のご要望に合わせてお使いいただけます。
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まとめ
お菓子のパッケージングや、薬品や医薬品の保存、光学機器や電子部品、精密部品の保管に欠かせない乾燥剤。シモジマオンラインショップでは、お客様のご用途に合わせてお選びいただけるよう、シリカゲルパックやシート状の乾燥剤の2種類をご用意。また、内容量も大量に必要とされる場合が多い業務用途にも便利にお使いいただけるよう、100個、500枚入りをそれぞれ取りそろえております。お客様のご用途、ご使用目的に合う商品をお選びください。
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