熱中症対策におすすめの食べ物7選|栄養素と取り入れ方を解説
厳しい暑さが続く夏を乗り切るためには、こまめな水分補給だけでなく、毎日の食事から水分や栄養をバランスよく摂ることも大切です。暑さで食欲が落ちると、そうめんやおにぎりなどの主食だけで済ませてしまい、栄養が偏ることもあります。今回は、熱中症対策におすすめの食べ物7選をはじめ、暑い時期に意識したい栄養素や食欲がないときのメニュー、子ども・高齢者向けの工夫を解説します。1日の献立例や屋外作業・スポーツをする日の食事も紹介するので、毎日のメニュー選びに役立ててください。
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熱中症が起こる原因と食事の役割
熱中症対策では、暑さを避け、こまめに水分を補給することが基本です。そのうえで、食事から水分や栄養をバランスよく摂ることも、暑い時期の体調管理に役立ちます。
熱中症は、暑さや湿度、体調、活動状況など、複数の要因が重なって起こります。まずは発症の仕組みと、水分補給や食事が果たす役割を確認していきましょう。
熱中症が起こる仕組みと主な原因
まずは、なぜ熱中症になってしまうのか、そのメカニズムを押さえておきましょう。ここを把握しておけば、後で紹介する食べ物の役割をより深く理解できます。 人間の体は、汗をかいたり皮膚から熱を逃がしたりして、体温を一定に保つ機能を持っています。しかし、高温多湿の環境下ではその調整が追いつかなくなり、体内に熱がこもってしまいます。大量の汗によって水分や塩分のバランスが崩れることも、発症の大きな要因です。また、熱中症は屋外だけでなく、室温や湿度が高い室内でも起こる可能性があります。毎日の食事と水分・塩分補給の役割
毎日の食事から水分や栄養素を摂ることは、熱中症対策を意識した体調管理にも役立ちます。ただし、食事だけで熱中症を防げるわけではありません。暑さを避け、こまめに水分を補給することを基本に、食事を抜かず、主食・主菜・副菜を組み合わせることが大切です。通常の食事には調味料などから摂る塩分も含まれています。普段から必要以上に塩分を追加するのではなく、大量に汗をかいた場合に、状況に応じて水分と塩分を補いましょう。 熱中症対策グッズはこちら熱中症対策で意識したい水分・塩分・栄養素
熱中症対策では、こまめな水分補給を基本に、発汗時に失われるナトリウムや、体内の水分バランスに関わるカリウム、エネルギー代謝に関わるビタミンB1なども意識しましょう。水や麦茶などを活用し、炎天下での作業やスポーツで大量に汗をかいた場合は、発汗量や活動状況に応じて塩分も補います。ここからは、暑い時期の食事で意識したい主な栄養素や成分について見ていきましょう。
体内の水分バランスに関わるカリウム
暑い時期の熱中症対策では、汗とともに失われるカリウムを含む食品を、日々の食事にバランスよく取り入れましょう。カリウムは細胞の浸透圧や体内の水分バランスに関わり、バナナやトマト、大豆製品などに含まれています。エネルギー代謝に関わるビタミンB1
暑い時期は、そうめんやおにぎりなど、糖質中心の食事に偏りやすくなります。そこで意識したいのが、糖質からエネルギーをつくる働きに関わるビタミンB1です。豚肉や大豆製品などを主食と組み合わせることで、食事の栄養バランスを整えやすくなります。暑い時期の料理に活用しやすいクエン酸
クエン酸は、梅干しやレモンなどに含まれる酸味成分です。冷しゃぶのたれや和え物、ドレッシングなどの味付けに活用すると、さっぱりとした味わいになり、暑い時期にも取り入れやすくなります。大量の汗で失われるナトリウム
熱中症対策では、屋外作業やスポーツ、暑い室内での活動などによって大量に汗をかいた場合、水分とともに塩分を補うことも大切です。通常の食事を摂れている場合は、塩分が極端に不足することは多くありません。そのため、普段から塩分の多い食品を追加するのではなく、発汗量や活動状況に応じて補い、摂りすぎにも注意しましょう。野菜や果物から摂りたいビタミンC
ビタミンCは、体内で抗酸化物質として働く水溶性ビタミンです。キウイフルーツやパプリカ、トマトなどの野菜や果物に含まれています。調理や保存によって減少する場合もあるため、生で食べられる果物や野菜も活用しましょう。 熱中症対策グッズはこちら熱中症対策におすすめの食べ物7選
熱中症対策として栄養バランスを意識したくても、具体的に何を毎日の献立へ取り入れればよいか悩む方は少なくありません。暑さで食欲が落ちているときは、無理なく食べられるものを選ぶことも大切です。スーパーなどで購入しやすく、日々の食事に取り入れやすい食品を選ぶことが、無理なく続けるポイントです。それぞれに含まれる栄養素や食べ方を確認し、体調や普段の献立に合わせて選びましょう。
水分とカリウムを含む「トマト・きゅうりなどの夏野菜」
トマトやきゅうりなどの夏野菜は水分やカリウムを含み、熱中症対策を意識した食事にも取り入れやすい食品です。火を使わず手軽に一品追加できる点も魅力です。トマトはサラダに、きゅうりは浅漬けや和え物にするなど、調理の手間を抑えて取り入れられます。普段の献立に一品加えてみましょう。 ミニトマトは洗ってすぐに食べやすく、朝食や弁当の一品にも活用できます。きゅうりは酢の物や冷や汁に加えると、さっぱりとした味わいになります。夏野菜だけで食事を済ませるのではなく、豚肉、卵、豆腐など、たんぱく質を含む食べ物と組み合わせると、食事全体の栄養バランスを整えやすくなります。浅漬けやドレッシングを使用する場合は、塩分を摂りすぎないよう、味付けを濃くしすぎないことも大切です。水分やカリウムを含む「果物」
果物は水分や糖質を含み、みずみずしく自然な甘さがあるため、暑い時期の間食やデザートにも向いています。スイカやメロン、桃などは水分を多く含み、バナナやキウイフルーツなどはカリウムも含みます。そのまま食べられるものが多く、調理を負担に感じる日にも取り入れやすい点がメリットです。ヨーグルトと組み合わせたり、朝食に一品加えたりすると、ほかの食品も一緒に摂りやすくなります。ただし、果物だけで必要な水分や栄養をすべて補えるわけではありません。糖質も含まれるため、一度に多く食べるのではなく、食事の一品や間食として活用し、飲み物による水分補給もあわせて行いましょう。ビタミンB1を含む「豚肉」
豚肉は、暑い時期の栄養バランスを整えるうえで取り入れやすい、ビタミンB1を含む食べ物です。暑さで食欲が落ちると、そうめんやおにぎりなど主食だけで食事を済ませがちですが、豚肉を組み合わせることで栄養の偏りを抑えやすくなります。冷しゃぶにしてトマトやきゅうりを添えれば、暑い日にも食べやすい一皿になります。冷やしうどんやそうめんの具材にしたり、野菜と一緒に炒めたりする方法もあります。梅干し、レモン、ポン酢などの酸味を取り入れると、さっぱりとした味付けに仕上げられます。脂身の多い部位が重く感じる場合は、比較的脂身の少ない部位を選ぶなど、食欲や体調に合わせて調理方法を変えましょう。たんぱく質を含む「豆腐・納豆」
豆腐や納豆などの大豆製品は、たんぱく質やカリウム、ビタミンB1などを含む食べ物です。冷奴や納豆は火を使わずに準備できるため、調理の負担を減らしたい暑い日にも取り入れやすいでしょう。ごはんや麺類だけで済ませず、主菜や副菜として加えるのがおすすめです。豆腐は、ねぎやしょうが、オクラ、トマトなどを添えると、味や食感に変化を付けられます。冷や汁やサラダに加えるほか、味噌汁やスープの具材としても活用できます。納豆はごはんだけでなく、そばや冷やしうどんに加える方法もあります。 豆腐や納豆は手軽ですが、それだけで1回の食事を済ませるのではなく、主食や野菜などと組み合わせましょう。たれやしょうゆを使用する場合は、かけすぎによる塩分の摂りすぎにも注意してください。ナトリウムと酸味を取り入れられる「梅干し」
ナトリウムを含み、酸味がある梅干しは、おにぎりや和え物、料理の味付けに取り入れやすい食品です。ごはんに添えるだけでなく、刻んで冷しゃぶのたれに加えたり、きゅうりや大根と和えたりすると、暑い時期にも食べやすい一品になります。外出時のおにぎりや朝食にも取り入れやすい一方で、梅干しを食べれば必ず熱中症を防げるわけではありません。梅干しは水分を補給する食品ではないため、飲み物と組み合わせる必要があります。また、製品によって塩分量が異なります。熱中症対策を意識するあまり、普段から必要以上に食べるのではなく、ほかの料理や食品に含まれる塩分も考えながら取り入れましょう。水分と複数の食品を取り入れやすい「味噌汁・スープ」
暑い時期には、味噌汁やスープなどの汁物も食事に取り入れやすいメニューです。水分を含み、豆腐や野菜などを具材にすれば、複数の食品を組み合わせられます。朝食に一杯加えるなど、普段の献立に合わせて取り入れましょう。豆腐、わかめ、きのこ、卵、野菜などを加えると、汁物だけでもさまざまな食品を組み合わせられます。温かい汁物が食べにくい場合は、冷や汁や冷製スープにする方法もあります。食欲がないときは、具材を小さく切ると食べやすくなるでしょう。市販のスープやインスタント味噌汁は手軽ですが、商品によって塩分量が異なります。味付けを濃くしすぎず、漬物や梅干しなど、ほかの塩分を含む食品との組み合わせにも注意してください。朝食や間食に取り入れやすい「牛乳・ヨーグルト」
牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、たんぱく質やカルシウムを手軽に摂れる食べ物です。調理せずに取り入れやすく、朝食や間食にも向いています。ヨーグルトにバナナやキウイフルーツを組み合わせれば、果物も一緒に摂れます。シリアルやパンと組み合わせれば、時間がない朝でも複数の食品を取り入れやすくなります。小分けのヨーグルトは、一度に多く食べられない場合や、間食として少量取り入れたい場合にも便利です。加糖タイプのヨーグルトや乳飲料には糖分を含むものがあります。商品表示を確認し、ほかの食事や間食とのバランスを考えて選びましょう。牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなりやすい場合は、無理に飲む必要はありません。ヨーグルトなど、自分の体調に合う食品を選んでください。 熱中症対策グッズはこちら暑い時期の食品保存・作り置き・持ち歩きの注意点
夏場は気温や湿度が高く、食品が傷みやすくなります。熱中症対策として用意したおにぎりや果物、弁当なども、保存や持ち歩きの方法が適切でなければ、安全に食べられない可能性があります。自宅で作り置きをする場合、スーパーやコンビニで食品を購入する場合、外出先へ持っていく場合のそれぞれで、温度管理と衛生管理を意識しましょう。
購入した食品は早めに冷蔵・冷凍する
肉、魚、乳製品、豆腐、惣菜など、冷蔵や冷凍が必要な食品は、購入後できるだけ早めに冷蔵庫や冷凍庫へ入れましょう。買い物から帰宅するまでに時間がかかる場合は、保冷バッグや保冷剤を活用します。車内は短時間でも高温になりやすいため、買い物後の食品を置いたままにしないよう注意してください。買い物の順番を工夫し、冷蔵・冷凍食品は最後に購入する方法もあります。作り置きは清潔な容器で保存する
作り置きを保存する場合は、清潔な調理器具や保存容器を使用しましょう。調理前に手を洗い、食材に触れる箸や包丁、まな板も清潔な状態にしておきます。完成した料理は保存容器へ入れ、作った日が分かるように管理すると、使用する順番を判断しやすくなります。大きな容器にまとめて入れるだけでなく、一食分ずつ小分けにすると、必要な量だけ取り出せます。食べる分だけ清潔な器具で取り分ける
保存容器から料理を取り出すときは、清潔な箸やスプーンを使いましょう。一度口を付けた箸や使用済みの器具を保存容器へ入れると、食品に菌が付着する可能性があります。食卓に長時間出していた料理を、残ったからといって元の保存容器へ戻すことも避けた方が安心です。食べる量をあらかじめ取り分け、残りは冷蔵庫で保管しましょう。再加熱する料理は全体を十分に温める
作り置きした料理や冷蔵した惣菜を温め直す場合は、全体が十分に熱くなるまで加熱しましょう。電子レンジでは加熱むらが起こることがあるため、途中で混ぜたり、容器の向きを変えたりする方法があります。汁物や煮物などは、全体を混ぜながら温めます。ただし、再加熱したからといって、保存状態の悪い食品を安全な状態に戻せるわけではありません。保冷バッグや保冷剤を活用する
おにぎり、弁当、サンドイッチ、ヨーグルト、カットフルーツなどを持ち歩く場合は、保冷バッグや保冷剤を活用しましょう。冷蔵が必要な食品は、食べるまでできるだけ低い温度を保つことが大切です。保冷剤は食品の上部に置くと、冷気が下へ移動しやすくなります。食品の上下を挟むように保冷剤を配置する方法もあります。持ち歩く時間や食品の量、外気温に合わせて、保冷剤の数や大きさを調整しましょう。保冷バッグを使用していても、炎天下や高温の車内へ長時間置くことは避けてください。冷凍食品や冷凍食材も正しく扱う
冷凍食品や冷凍した作り置きは、商品の表示や保存方法に従い、必要な分だけ取り出して使用しましょう。解凍した食品を長時間常温に置いたり、解凍と再冷凍を繰り返したりすることは避けます。弁当に使用する場合も、食品の種類や商品の注意事項を確認してください。保存状態に不安がある食品は食べない
食品の見た目、におい、味に違和感がある場合は、無理に食べないようにしましょう。ただし、見た目やにおいに変化がなくても傷んでいる場合があります。長時間高温の場所に置かれていた食品や、いつ作ったか分からない作り置きなど、保存状態に不安があるものは食べるのを避けてください。 熱中症対策グッズはこちら暑い時期に備える食品のストック方法
暑い日が続くと、買い物へ出かけたり、長時間調理したりすることを負担に感じる場合があります。食欲や体調が変化することも考え、短時間で食事を用意できる食品をあらかじめ備えておくと便利です。食品をストックする際は、同じ種類の商品だけを買い置きするのではなく、主食、たんぱく質を含むもの、野菜を補いやすいものなど、役割を分けて準備しましょう。冷蔵・冷凍・常温保存の食品を組み合わせておくと、その日の体調や生活状況に合わせて使い分けられます。
主食になる食品を用意する
パックごはん、乾麺、冷凍うどん、冷凍したごはんなど、短時間で準備できる主食を用意しておくと便利です。朝食を作る時間がない日や、暑さで調理を負担に感じる日にも活用できます。 一食分ずつ保存されたごはんや麺類を用意しておくと、食欲や家族の人数に合わせて量を調整しやすくなります。たんぱく質を補える食品を備える
魚や肉の缶詰、卵、豆腐、納豆、冷凍した肉や魚などを備えておくと、主食だけの食事を避けやすくなります。常温保存できる缶詰やレトルト食品と、冷蔵・冷凍食品を組み合わせておくと、買い物へ行けない日にも対応しやすくなります。開封後は保存方法が変わる商品もあるため、表示を確認して適切に保管しましょう。塩分を含む商品は、ほかの料理とのバランスにも注意してください。野菜を加えやすい食品を用意する
冷凍野菜や乾燥野菜などを用意しておくと、買い物へ行けない日にも野菜を食事へ加えやすくなります。冷凍野菜は、スープ、味噌汁、麺類、炒め物などに加えられます。トマトやきゅうりなど、そのまま食べやすい野菜を冷蔵庫に用意しておく方法もあります。ただし、生鮮食品は保存できる期間が限られるため、食べられる量を考えて購入しましょう。冷蔵・冷凍・常温保存の食品を組み合わせる
冷蔵食品だけを用意していると、消費期限の近い食品が増えたり、冷蔵庫内の食品を使い切れなかったりする場合があります。冷蔵、冷凍、常温保存の食品をバランスよく組み合わせると、食品を管理しやすくなります。例えば、パックごはんと魚の缶詰、冷凍野菜を用意しておけば、短時間で主食・主菜・副菜を組み合わせやすくなります。冷凍うどん、卵、乾燥わかめなどを使って、具材を加えたうどんを作る方法もあります。どの食品を組み合わせれば一食になるかをあらかじめ考えておくと、食欲がない日や調理の負担を減らしたい日にも、食事を準備しやすくなります。食欲がない日に備えて少量の商品も用意する
暑さで食欲が落ちたときに備え、小分けの豆腐やヨーグルト、少量のごはん、小さな缶詰など、一度で食べ切りやすい商品も用意しておくと便利です。大容量の商品は割安な場合がありますが、開封後に食べ切れず、保存状態が悪くなる可能性もあります。家族の人数や普段の食事量に合わせ、無理なく使い切れる量を選びましょう。賞味期限や在庫を定期的に確認する
食品を備えたまま長期間保管すると、賞味期限が切れたり、同じ商品を重複して購入したりすることがあります。普段の食事で使用し、使った分を買い足す方法で管理すると、食品を無駄にしにくくなります。賞味期限の近い食品を手前に置き、新しく購入したものを奥に収納すると、古いものから使いやすくなります。収納場所を決め、何がどの程度残っているか定期的に確認しましょう。ストックする食品は、普段から食べ慣れているものを中心に選ぶことも大切です。暑い時期だけ特別な食品を大量に購入するのではなく、日常の食事に取り入れながら無理なく備えましょう。 熱中症対策グッズはこちらシーン別に取り入れたい熱中症対策の食べ物とメニュー
熱中症対策に役立つ食べ物がわかったら、次は日々の献立への取り入れ方を考えてみましょう。食欲が落ちやすい夏場は、栄養バランスだけでなく、調理の手間や食べやすさも意識することが大切です。ここでは、食欲がないときや、子ども・高齢者に配慮した食事の工夫を紹介します。
食欲がないときのさっぱりメニュー
暑さで胃腸が疲れていると、栄養が必要だと分かっていても箸が進まない日があるはずです。ここは無理に重いものを食べようとせず、食べやすさを重視した工夫を取り入れてみてください。 食欲が落ちているときは、梅干しやレモンなどの酸味を活用すると、料理をさっぱりとした味わいにできます。冷しゃぶにポン酢をかけたり、オクラや豆腐を冷や汁に加えたりするのもよいでしょう。無理に量を増やさず、体調に合わせて食べやすいものを少量ずつ取り入れてください。子どもが食べやすいメニューの工夫
子どもは体温調節機能が十分に発達しておらず、熱中症になりやすいため注意が必要です。また、自分で体調の変化をうまく伝えられないことがあります。大人が様子を確認し、こまめな水分補給と休憩を促しましょう。食事では、果物、豆腐、ヨーグルトなど、少量でも食べやすいものを取り入れましょう。一度に多く食べられない場合は、小さなおにぎりや果物などを間食として用意する方法もあります。食べ物だけに頼らず、大人が水分補給や休憩のタイミングを確認することも大切です。高齢者が取り入れやすい食事の工夫
高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくく、熱中症に気づくのが遅れる場合があります。一度に多く食べられない場合は、食事と間食に分け、果物やヨーグルト、スープなどを取り入れましょう。食事や飲み物を目につきやすい場所に用意し、周囲の人が摂取状況を確認することも大切です。塩分やカリウムの制限を受けている場合は、医師などの指示に従ってください。 熱中症対策グッズはこちら熱中症対策を意識した1日の献立例
熱中症対策を意識した食事では、特定の食べ物だけを摂るのではなく、主食・主菜・副菜を組み合わせることが大切です。ごはんやパン、麺類などの主食に、肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を含む食品と、野菜や果物を組み合わせましょう。ここでは、暑い時期にも取り入れやすい1日の献立例を紹介します。すべてをそのまま用意する必要はないため、食欲や生活スタイルに合わせて、取り入れやすい食品を選んでください。
朝食は準備しやすい食品を組み合わせる
朝食には、おにぎりやパンなどの主食に、納豆、卵、ヨーグルト、果物などを組み合わせるのがおすすめです。和食であれば、梅干しおにぎり、豆腐や野菜を加えた味噌汁、納豆などを組み合わせると、主食・主菜・副菜をそろえやすくなります。洋食の場合は、パンにゆで卵やヨーグルト、バナナやキウイフルーツなどを添えると、調理の手間を抑えながら複数の食品を取り入れられます。食欲がない朝は、すべてを用意しようとせず、バナナとヨーグルト、パンと牛乳など、食べやすい組み合わせから始めてもよいでしょう。起床後は、睡眠中に失われた水分を補うため、朝食とあわせて水や麦茶などを飲むことも大切です。昼食は主食だけに偏らないようにする
暑い日の昼食は、そうめん、そば、冷やしうどんなど、冷たい麺類を選ぶ機会が増えます。ただし、麺だけでは糖質中心の食事になりやすいため、豚肉、卵、豆腐、納豆などを加えましょう。例えば、そうめんに冷しゃぶ、トマト、きゅうり、オクラなどを添えれば、主食だけでなく、たんぱく質や野菜も一緒に摂れます。そばに温泉卵や納豆を加えたり、冷やしうどんに蒸し鶏や野菜をのせたりするのもよいでしょう。外出先で昼食を選ぶ場合も、主食だけで済ませず、たんぱく質を含む食品や野菜、果物を一品加えると、栄養の偏りを抑えやすくなります。夕食は肉・魚・大豆製品と野菜を組み合わせる
夕食では、肉、魚、大豆製品などを使った主菜に、野菜を使った副菜を組み合わせましょう。豚肉と野菜の冷しゃぶ、魚の南蛮漬け、豆腐を使ったサラダなどは、暑い時期にも取り入れやすいメニューです。冷たい料理だけに偏る場合は、味噌汁やスープを加える方法もあります。豆腐、わかめ、きのこ、野菜などを具材にすると、複数の食品を一度に組み合わせられます。ただし、汁物を取り入れる場合も味付けを濃くしすぎず、ほかの料理との塩分バランスを確認しましょう。食欲が落ちているときは、一度に多く食べる必要はありません。主食、主菜、副菜を少量ずつ用意し、食べられるものから取り入れることが大切です。間食には果物や乳製品を取り入れる
暑い時期の間食には、バナナ、スイカ、キウイフルーツ、桃などの果物や、ヨーグルトなどが取り入れやすいでしょう。果物は水分や糖質を含み、乳製品はたんぱく質やカルシウムを含みます。ヨーグルトにバナナやキウイフルーツを加えると、複数の食品を手軽に組み合わせられます。ただし、果物やヨーグルトだけで1回の食事を済ませるのではなく、間食や食事の一品として活用しましょう。また、間食を摂っていても、飲み物による水分補給は別に必要です。のどが渇く前から、水や麦茶などをこまめに飲むようにしてください。 熱中症対策グッズはこちら屋外作業やスポーツをする日の食事
屋外作業やスポーツなどで長時間体を動かす日は、日常生活よりも多くの汗をかくことがあります。熱中症対策では、活動中の水分補給だけでなく、活動前後の食事を抜かないことも大切です。ただし、必要な水分量や塩分量は、気温、湿度、活動時間、運動量、発汗量、体調などによって異なります。体調に合わせ、無理のない範囲で食事と水分補給を行いましょう。
活動前は時間に余裕を持って食事と水分を摂る
屋外作業やスポーツの前は、空腹のまま活動を始めないようにしましょう。活動前の食事では、おにぎり、パン、麺類などの主食に、卵、豚肉、大豆製品などを組み合わせます。 例えば、おにぎりとゆで卵、パンとヨーグルト、そばと納豆など、準備しやすい組み合わせでも構いません。食事の時間が取れない場合は、バナナや小さなおにぎりなど、食べやすいものを選びましょう。活動の直前に一度に多くの食べ物や飲み物を摂ると、体を動かしにくくなることがあります。食事や水分は直前にまとめて摂らず、活動開始までの時間を考えて早めに取り入れましょう。活動後は主食とたんぱく質を組み合わせる
活動後は、水分を補給するとともに、食事からエネルギーやたんぱく質を摂りましょう。食欲がある場合は、ごはんや麺類などの主食に、豚肉、魚、卵、豆腐などを組み合わせます。例えば、豚しゃぶそうめん、卵と野菜を加えたうどん、おにぎりと豆腐入りの味噌汁などは、複数の食品を組み合わせやすいメニューです。食欲が落ちているときは、冷奴、ヨーグルト、果物、スープなど、比較的食べやすいものを少量ずつ取り入れましょう。熱中症が疑われるときは食事より冷却を優先する
活動後に強いだるさ、頭痛、吐き気、めまいなどがある場合は、食事を無理に摂ることよりも、まず涼しい場所へ移動して体を冷やすことを優先します。自力で飲める場合は水分を補給しますが、自力で飲めない場合や意識がもうろうとしている場合は、無理に飲食させず、速やかに救急要請を行いましょう。 熱中症対策グッズはこちら熱中症対策の食べ物を選ぶ際の注意点
熱中症対策を意識するあまり、塩分や糖分を必要以上に摂ったり、特定の飲み物だけに頼ったりしないよう注意が必要です。食べ物や飲み物の選び方とあわせて、暑さを避けることや休憩も意識しましょう。
塩分や糖分を摂りすぎない
スポーツドリンクや塩飴、塩分タブレットには、糖分や塩分を含むものがあります。成分表示を確認し、発汗量や活動状況に合わせて利用しましょう。通常の食事を摂れている場合は、塩分の多い食品を日常的に追加する必要はありません。食べ物だけに頼らず暑さ対策を行う
熱中症対策では、食べ物や飲み物だけでなく、エアコンを適切に使用する、暑い時間帯の外出を避ける、こまめに休憩するといった工夫も大切です。食事や水分補給とあわせて、暑さを避けるための対策を行いましょう。 熱中症対策グッズはこちら熱中症対策の食べ物に関するよくある質問
毎日の食事に熱中症対策を取り入れようとすると、食べ物の選び方や摂取のタイミングに迷うこともあるでしょう。ここでは、コンビニでの商品選びや、スポーツドリンクと麦茶の使い分け、塩分補給のタイミングなど、実生活で迷いやすいポイントについて解説します。
コンビニで手軽に買えるおすすめの食べ物は?
熱中症対策を意識してコンビニで食べ物を選ぶ場合は、おにぎりやそばなどの主食に、豚しゃぶサラダ、ゆで卵、豆腐、ヨーグルト、カットフルーツなどを組み合わせるのがおすすめです。主食だけで済ませず、たんぱく質を含む食べ物や野菜、果物を加えると、栄養の偏りを防ぎやすくなります。塩飴や塩分タブレットはいつ利用すればよい?
塩飴や塩分タブレットは、大量に汗をかく場面で、塩分補給の補助として利用できます。ただし、これらだけでは水分を補給できないため、必ず飲み物と組み合わせましょう。通常の食事を摂れている場合は塩分を摂りすぎる可能性もあるため、日常的に必要以上に摂るのは避けます。熱中症対策におすすめの朝ごはんは?
熱中症対策を意識した朝ごはんでは、おにぎりやパンなどの主食に、卵、納豆、ヨーグルト、果物などを組み合わせるのがおすすめです。すべてを用意する必要はなく、主食だけで済ませず、たんぱく質を含む食べ物や果物を1品加えることから始めましょう。朝食とあわせて水分も補給してください。 熱中症対策グッズはこちら食べ物と水分補給を組み合わせて熱中症対策をしよう
熱中症対策では、暑さを避け、こまめに水分を補給することが基本です。そのうえで、野菜や果物、豚肉、大豆製品など、日々の食事からさまざまな栄養をバランスよく摂りましょう。すべての食べ物を毎日そろえる必要はありません。まずは朝食に果物やヨーグルトを加える、そうめんに豚肉や卵を添えるなど、取り入れやすい工夫から始めてみてください。
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