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会社や職場の熱中症対策は?義務化法令の基礎知識を解説
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公開日:2026/07/21 00:00
更新日:2026/07/21 16:58

会社や職場の熱中症対策は?義務化法令の基礎知識を解説

会社や職場の熱中症対策は?義務化法令の基礎知識を解説 近年の猛暑により、職場での熱中症対策は企業にとって重要な安全衛生管理の一つとなっています。2025年6月には労働安全衛生規則が改正され、一定の条件下で事業者に熱中症対策が義務付けられました。適切な対策を講じない場合は、労働災害や企業の法的責任につながる可能性もあります。本記事では、会社や職場で熱中症対策が求められる背景や義務化法令のポイントをはじめ、工場・オフィス・現場で実践できる具体的な対策、導入を検討したい設備やグッズについてわかりやすく解説します。

この記事は、包装用品・店舗用品の通販 「シモジマオンラインショップ 」が監修しています。

会社・職場で熱中症対策が求められる背景

会社・職場で熱中症対策が求められる背景 近年は記録的な猛暑が常態化し、職場における熱中症リスクが急増しています。厚生労働省の統計でも、毎年一定数の熱中症による労働災害が報告されており、初期対応の遅れから重篤化するケースが問題視されてきました。 この初期の遅れこそ、現場で警戒すべきポイントです。万が一の事態が起きれば、企業の根幹を揺るがす事態に発展しかねません。 こうした背景から、2025年6月施行の労働安全衛生規則の改正により、企業による熱中症対策が義務化されました。

従業員の命と健康を守る企業の安全配慮義務

職場における熱中症対策の根底にあるのは、労働契約法第5条に基づく企業の「安全配慮義務」です。これは、従業員が生命や身体の安全を確保しつつ働けるよう、会社側が必要な配慮をする責任を指します。 この義務を果たすには、単に個人の自己管理に任せるのではなく、組織として環境を整える行動が問われます。対策が不十分なまま万一の事態が起これば、企業側の過失として厳しく追及される要因となります。まずは法的な立ち位置を正しく把握しておく段階です。

労働災害発生時の法的責任と経営リスク

業務中の熱中症に対し、会社は「本人の体調管理不足」と言い訳できません。ここを軽視すると、経営基盤を揺るがす事態に発展するリスクを抱えます。 2025年6月の法令改正以降、対策不備は明白な安全配慮義務違反に問われます。労働安全衛生法違反による50万円以下の罰金や、悪質な場合は刑事責任も生じます。 重症化すれば、5,000万円から1億円超の損害賠償が発生するケースもあります。企業名公表などのリスクもあるため、法的要件を満たす対策へ早急に切り替える判断が求められます。 熱中症対策グッズ特集はこちら

職場の熱中症対策義務化の概要

職場の熱中症対策義務化の概要 企業に熱中症への対応が求められる背景を押さえたところで、実際のルールを確認していきます。全体像を早めに把握しておけば、現場への導入もスムーズに進めやすくなります。 2025年6月に施行された改正労働安全衛生規則により、職場での熱中症対策が義務化されました。対象となるのは、WBGT(暑さ指数)28度以上や気温31度以上の環境下で一定時間行われる作業です。 この法令では、異常時の報告体制づくりや、身体の冷却といった応急処置の手順化が求められます。

2025年6月施行の義務化法令のポイント

職場の安全管理において、2025年6月1日施行の改正労働安全衛生規則への対応は避けて通れません。これまで努力義務だった熱中症対策が明確に義務化され、違反時には6か月以下の拘禁刑や50万円以下の罰金が科される可能性があります。 「現場の慣れに任せていれば大丈夫」という認識のままでは、会社として思わぬリスクを抱えることになります。具体的なポイントは、体調不良者の報告体制の整備と、症状悪化を防ぐ対応手順を定めて従業員へ周知することの2点です。

暑さ指数(WBGT)基準値の正しい理解と測定方法

職場の熱中症予防では、単なる気温ではなくWBGT(湿球黒球温度)の把握が求められます。現場の体感だけに頼っていると、気づかないうちに危険域へ達して慌てることになります。 測定には、黒球の付いた専用のWBGT計を用います。作業者のすぐそばに設置し、実際の環境を直接計測してください。作業の激しさによって基準は変動しますが、概ねWBGT値が28を超えるとリスクが急増します。まずは現場の数値を正確に捉える体制を整えるのが肝心です。

報告体制の整備義務と違反時の罰則

2025年6月の法令改正により、体調不良者を早期発見し報告できる体制づくりが企業の法的義務となりました。現場の小さなサインを見落とすと、重篤な事故につながりかねません。 具体的には、緊急連絡網や搬送先を定め、全作業者へ周知する手順の整備が求められます。この対策を怠ると、6ヶ月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される規定です。まずは既存のルールで対応できるか、不足分を洗い出す作業を進めてみてください。 熱中症の指数計算(WBGT)とは?計算式の仕組みをわかりやすく解説

会社として取り組む熱中症対策|工場フロアの環境改善

会社として取り組む熱中症対策工場フロアの環境改善 法令の基準を確認した後は、実際の現場に合わせた環境整備へと踏み出します。特に熱がこもりやすい工場フロアへの対策は、従業員の安全確保において優先順位が高くなる部分です。 とはいえ、広大な空間を丸ごと空調で冷やすのはコスト面でも現実的ではありません。大がかりな改修を行わずとも、局所的な冷却や日射を遮る工夫を組み合わせるのが基本路線となります。まずは取り入れやすいアプローチから順番に見ていきましょう。

温湿度計の設置による作業環境の常時把握

見えない暑さを数値化することは、対策の確実な一歩です。感覚に頼って対応が遅れれば、手遅れになる事態も想定されます。2025年6月施行の改正労働安全衛生規則でも、気温や湿度を加味したWBGT(暑さ指数)の把握が重視されています。 工場内には、輻射熱も測定できる黒球式の温湿度計を設置してください。機械の熱源近くなど、場所ごとの実態を常時チェックできる状態を作ります。まずは現場で熱がこもりやすいエリアから、機器を置いてみましょう。

スポットクーラーによる局所的な冷却作業

工場のような広大な空間すべてを空調で冷やそうとすると、膨大な設備投資や電気代がかさみます。そこで現実的な選択肢となるのが、作業員がとどまる場所だけを狙う局所冷却です。 スポットクーラーなら、熱源の近くや風通しの悪いエリアへピンポイントに冷風を送れます。キャスター付きを選べば、作業工程の変更に合わせて柔軟に配置を見直せる点も魅力です。まずは熱中症リスクの高い工程から、優先して導入を検討する段階です。

遮熱フィルムや断熱材による工場内の室温抑制

工場全体の根本的な環境改善には、屋根や窓からの熱の侵入を防ぐアプローチが必要です。局所的な冷却設備だけでは、広いフロア空間の室温上昇をどうしても抑えきれないケースが少なくありません。 そこで有効なのが、窓ガラスへの遮熱フィルム貼付や屋根への断熱材施工です。外部からの日射熱を物理的に遮断することで、建屋内の急激な温度上昇を和らげます。大規模な改修予算の確保が難しい場合は、日差しの強い南側や西側の窓など、効果が出やすい箇所から優先して手をつけてみるのが得策です。 熱中症対策グッズ特集はこちら

会社として取り組む熱中症対策|オフィス・現場の管理体制

会社として取り組む熱中症対策オフィス・現場の管理体制 工場の設備改善といったハード面の対策に加えて、組織としての管理体制づくりも欠かせません。ここをおろそかにすると、せっかくの設備も十分に活かしきれなくなってしまいます。 現場の従業員が無理なく対策を実行できるよう、ルールや仕組みを整えていくステップです。具体的には、水分補給のルール化から啓発活動、休憩時間の確保、そして緊急時の対応フローまで、日々の業務に組み込む形で体制を構築していきます。

無料サーバー等の設置による水分補給の仕組み化

オフィスや現場の管理体制で、最初に取り掛かりたいのが飲み物の確保です。「各自で用意するように」と従業員任せにするのは、義務化された法令の基準を満たさない要因となります。 ウォーターサーバーや給茶機など、無料でいつでも冷水を飲める設備を職場に設置します。費用はかかりますが、買い出しの手間が省け、小まめな水分補給が自然と習慣化されます。まずは休憩室や作業動線上の1か所に導入し、利用状況を確かめてみるのがよいでしょう。

ポスター掲示や朝礼を通じた従業員への啓発活動

設備の導入と並行して進めたいのが、従業員自身の意識を高める啓発活動です。環境を整えても、本人が無理をしては元も子もありません。厚生労働省が提供する予防ポスターを休憩室に掲示し、視覚的に注意を促す仕組みを作ります。 また日々の朝礼では、水分補給の目安や初期症状を繰り返し伝えます。ここで「いつもと顔色が違う」という小さな変化に気づけるかが、早期発見の鍵です。管理者が率先して声かけを行い、不調を言い出しやすい雰囲気を作ります。

計画的な休憩時間の確保と作業着の通気性向上

現場の設備改善に加えて、働き方や身の回りの調整を行うことも法令対応の柱となります。ここは各部門の協力が不可欠になるため、早めにすり合わせを行っておきたい部分です。 具体的には、暑さ指数(WBGT)に応じた休憩時間の確保や、余裕を持った人員配置が求められます。あわせて、透湿性や通気性に優れた作業着への見直し、ファン付きウェアの支給も有効です。まずは現状の制服や作業シフトに無理がないか、現場の実態を洗い出す作業から着手します。

体調不良者の早期発見と緊急連絡網の構築

現場での熱中症は本人が自覚症状に気づきにくいため、周囲の目による継続的な見守りが欠かせません。単独作業を極力減らし、お互いに顔色や発汗状態を確認し合う声かけのルールを現場に定着させます。 万が一の事態に備えた事前の準備も、被害を最小限に食い止めるための防波堤になります。体調不良者が出た場合に備え、誰に報告し、どの医療機関へ搬送するかの緊急連絡網をあらかじめ作成しておきましょう。 熱中症対策グッズ特集はこちら

職場の熱中症対策に関するよくある質問

社内の管理体制や具体的な環境改善のイメージが湧いてくると、次に出てくるのが「このケースはどうなるのだろう」という実務上の疑問です。実際に制度を当てはめようとすると、細かな条件の違いに直面して手が止まりがちになります。 ここでは、屋外と屋内での基準の違いや、派遣社員への適用範囲、気になる補助金の有無など、担当者がつまずきやすいポイントを整理しました。事前に例外的なケースや支援策を把握しておけば、ルール作りをスムーズに進められます。

屋外作業と屋内作業で対策の基準は異なるか?

屋外作業と屋内作業で一律に異なる基準が設けられているわけではありません。どちらの現場でも、数値に応じた適切な対応が求められます。 ただし、環境によって重点を置くべき具体的な対策は変わります。ここを混同すると、現場の実情に合わないルールになる要因となります。 屋外は直射日光を遮る設備の設置などが中心となり、屋内ではスポットクーラー等による室温管理が主軸です。まずは各作業場所で、現在どの程度数値が上がっているかを確認する体制から整えていきましょう。

協力会社や派遣社員にも自社のルールを適用すべきか?

自社の従業員だけでなく、同じ現場で働くすべての人を守る視点が求められます。ここで線引きをすると、万一の事故発生時に対応が遅れる原因になります。 結論として、派遣社員や協力会社の作業員にも自社の熱中症対策ルールを適用するのが基本です。労働者派遣法により、派遣先企業にも安全配慮義務が課されます。水分補給の基準や休憩所の利用条件など、雇用形態に関わらず同じルールを運用し、現場全体で足並みを揃えておくことが確実な安全管理につながります。

熱中症対策にかかる費用は補助金の対象になるか?

意外と見落とされがちですが、熱中症対策の設備導入にはまとまった費用がかかります。ここを全額自社で負担しようとすると、予算の確保だけで計画が滞る要因となります。 対策費用は、国や自治体の補助金制度の対象になります。代表的なものが、厚生労働省の「エイジフレンドリー補助金(熱中症対策コース)」です。WBGTセンサーの導入に対して、最大100万円が支給されます。まずは自社が要件を満たすか、公式サイトをチェックしてみましょう。 熱中症対策グッズ特集はこちら

会社の熱中症対策を効率化する!おすすめソリューション

会社の熱中症対策を効率化する!おすすめソリューション 法令への対応や現場の環境改善を進める際、すべてを自社のリソースだけでカバーしようとすると管理側の負担が重くなりがちです。ここが行き詰まりやすいポイントになります。 確実に対策を実行するには、外部の専門的なサービスや機器を取り入れる視点が求められます。大きく分けて、空間全体を改善する設備投資と、従業員個人の負担を減らすアイテムの2つのアプローチがあります。どちらが今の現場に不足しているか、一度整理してみましょう。

職場全体の環境を底上げする設備改善サービス

職場全体の環境改善を自前で進めるのは、時間も手間もかかり現場の負担になりやすい部分です。 そこで検討したいのが、外部の設備改善サービスの活用です。近年は事前の気流シミュレーションで熱だまりを可視化し、空調の最適配置や機器レンタルまで一貫して提案するサービスが登場しています。大規模な改修を伴わず、初期費用を抑えて全体の温度を下げる効果が見込めます。まずは自社に合うものがあるか、親ページや子ページAから比較してみてください。

現場の負担を即時軽減する個別冷却アイテム

施設全体の空調設備を整えるのが難しい場合でも、作業員が身につけるアイテムを活用すれば、確実な暑さ対策が可能です。まずは現場の負担を直接軽くすることが、安全確保へのルートとなります。 代表的なものとして、ファン付き作業服や水冷式ベスト、首元を冷やすネッククーラーなどが挙げられます。こうした個別冷却アイテムは、導入後すぐに効果を実感しやすいのが強みです。具体的な製品ラインナップや選び方は、関連ページもあわせて確認しておきましょう。 熱中症対策グッズ特集はこちら

会社や職場の熱中症対策のまとめ

2025年6月施行の改正労働安全衛生規則により、熱中症の報告体制整備や悪化防止手順の作成がすべての企業に義務付けられました。ここを後回しにすると、いざという時の対応が遅れて深刻な事態を招くリスクが残ります。 まずは自社の作業環境が暑さ指数などの基準に該当するかを確認し、必要な設備導入やルールの見直しを進める手順です。環境改善を急ぐなら、現場の負担を即時軽減する専門のソリューションも併せて比較検討してみてください。 熱中症対策グッズ特集はこちら

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